2階から極々薄いガラス越しに
東京駅は便利なので八重洲口方向に向かう場合がほとんどだが、人と待ち合わせするなら雰囲気の良い丸の内口の方が好き。八重洲口は便利だが、無味無臭。丸の内口は旧駅舎で大正時代に立てられたので見ているだけでも心が和むのだ。ヨーロッパへ行くと、その都市のメイン駅は建築当時の雰囲気を残しながら改修し、今も使われているので雰囲気がとても良い。日本の駅で、そんな雰囲気を残しているのは、おそらく東京駅丸の内口だけだろうな。航空機が発達してない頃の首都駅は、人と再会したり別れる時の大事な空間だったので、当時最高の技術とデザインを盛り込んだランドマークだったと思う。
この古い駅舎の改修時に3階から発見された、ブラケット部分が展示されていた。この月の満ち欠けを表現したデザインが素晴らしく、大正時代の雰囲気が漂い過ぎてとても良い。
☆満鉄100年の撮影で中国の瀋陽駅(奉天駅)を撮影した事があるが、あまりにも東京駅と似ているので当時に調べてみると、辰野金吾の弟子が設計したと分かった。東京駅の駅舎の設計者は、日本銀行旧館の設計者と同じ辰野金吾だ。
☆日本銀行旧館は、過去2回ほど撮影で使った事があるが、内部を当時のまま残していて見学(多分団体のみ)も出来る。この旧館は東日本大震災の時にも被害は全くなかったが、新館の方は一部建物ヒビが入ったと聞いている。
☆花火大会の有料席問題。当たり前の事で、何でも無料の時代が長過ぎたと思うよ、日本は。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます