3年前、中国の三脚メーカーに提案したのが、上のような雲台が標準装備されている三脚なのだが、まったく理解されなかった。その代理店は、動画用の三脚を使えと言ったが、動画用三脚なんて日常持って歩けないほど大型で重い。実は、私にとって前世紀から一番欲しかった雲台なのだが、写真用では残念ながら存在しなかったのだ。写真用パノラマ雲台として売られている物は、カメラが乗ったプレート上で信頼でき水平出しが出来る物は無かったし、今もほとんど無いと思う。パノラマカメラを理解している人は、水平出しがいかに大事か分かっているので、この雲台を見て即理解できるだろう。
前世紀末の夜上海の街は、何処もこんな雰囲気だった。闇の中に人影がうっすらと見えて動いているという雰囲気だと言えばわかってもらえるかもしれない。場所は忘れたが、九江路からタクシーが拾えず歩いている時に撮影。最近のデジカメは、夜を夜らしく撮影するのが難しい。
CanonFD50mm f1.4
上海で最後に牛乳を飲んだのが2003年。その後、この国で牛乳をまったく飲んでなかった。理由は、飲んだ後に必ずお腹の調子が悪くなるからだ。そして、数年前のメラミン事件があり一切の乳製品から遠ざかっていたのだが、先月から安心して飲める日本のメーカー朝日緑源の牛乳を飲んでいる。
この「朝日緑源」という会社は、日本のアサヒビールと住友化学と伊藤忠商事の3社で設立された会社で、山東省に広大な敷地を借り美味しくて安全な野菜などを化学肥料や農薬に頼らず循環型農法で生産していくという理念を持っている。ただ、設立から6年になるようだが、未だに利益は出てないという記事を読んだが、我々中国に住んでいる日本人としては是非とも応援したい会社だ。
この牛乳は、現地メーカーの物より約2倍の値段(1L入り約300円)がするが、味は日本の牛乳と同じでとても美味しい。何処ででも売っている訳ではないので、日系のスーパーなどに行った時に買うか他の食品と一緒にしんせんマートのネットで注文し配達してもらうしかない。
キャノンFD50mm f1.4
私の友人の会社のドライバーは、こんなオヤジ。時々、私を自宅まで送ってくれる。ネスカフェの空き瓶に緑茶の茶葉が入っているのが上海スタイルだ。こちらの夏はとても蒸し暑いので、シャツをまくり上げて腹だけ出しているオヤジや上半身裸のオヤジも結構普通に街を歩いている。それから比べると、このオヤジは服を着ているだけ良しとするしかないな。こんなオヤジ、前世紀末に大阪の新世界あたりで見た事がある。
キャノンFD50mm f1.4
