海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

蝉の抜け殻 淀山湖で

2016-08-07 | 写真日記

無数の抜け殻

 

 

湖畔で大量の蝉の抜け殻を発見。その数三十匹以上が一本の樹にのみに集まっていた。他の樹も探したがなぜか見つからず、この一本の樹のみが羽化場所だった。北京などでは蝉が羽化する前の幼虫を油で揚げて食べるようだが、私は食べる気にはならない。

蝉達は7年も土の中で生き抜いて、大人になったら地上に出て鳴き狂いエーネーチャン探して一発やるぞと思っていても、人間も含め幼虫の頃から天敵が多くそれが達成出来るヤツは相当少ないらしいので、何だか蝉の鳴き声が物悲しく聞こえる。大陸の奥地へ行けば様々な蝉がいるのだろうが、上海近郊の蝉の鳴き声は意外と甲高く単調な鳴き声。

☆自然が多い場所に行くと何だか子供に戻れるようで、遠い記憶が蘇ってくる。

 

 

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約2000年の歴史がある中国の米酒(清酒)を朱家角で

2016-08-06 | 写真日記

昔からの製法で作られた玖平方の米酒だが、これは桂花が入っているタイプ

 

ロケハンと打ち合わせ終了後、今度宿泊する朱家角の川辺にある隠家のような宿を見せてもらい、その隠家的な店の二階で食事。そこで出て来たのが地元の歴史ある米酒(清酒)だ。

食事後、先祖代々米酒の玖平方を造っている若い老板に会った。ここの醸造酒は度数の違いなども含め数種類あり上の画像は桂花(キンモクセイ)の味と香りがするタイプだが、これ以外は米だけで造られている。ここの米酒の若い頃は透明だが時間が経つにつれ琥珀色に変わる。この店で若い酒も含め度数の違う数種類の米酒を試飲させてもらい酒の歴史を聞く。オーナーの話だとこの酒は、この上海郊外の朱家角から浙江省にかけてが起源で約2000年の歴史があると言っていた。味はかなり甘口で嫌味は無いが、日本料理には合わない。当日の夜は上海に戻らなければならなかったので短時間しか話を聞けなかったが、来月は泊まりで撮影に行くので楽しみが増えた。

☆日本酒の起源は諸説あり本当の事はわからないが、中国から流れて来たと考えると上海郊外から浙江省付近と考えてもおかしくない。

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湖畔にギャラリーを建築中 その4

2016-08-05 | 淀山湖プロジェクト

船を呼び村へ移動

 

ここが上海の郊外と言っても信じてもらえないような風景

 

白人の乗ったヨットが淀山湖へ

 

この日はPM2.5も日本並に少なく日曜日でもあり天気が良かったので、淀山湖はヨットを楽しむ人が多かった。この湖の水が信じられないほどきれいなのは、湖の水質を守る為にすべての工場を他の場所に移転させ、今後この付近に工場は作れない事にしたと聞いた。中国ではヨット人口はまだ少ないが、今後は絶対に増えると思う。でも、この湖がヨットで大渋滞しない事を祈るだけ。

X-Pro1+XF27mm f2.8

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湖畔にギャラリーを建築中 その3

2016-08-03 | 淀山湖プロジェクト

この建物の側面に部屋をいくつか増築予定

 

 天井が美しい

 

今の床面

 

柱の土台の石はおそらく清時代の物

 

 

これもおそらく清時代の木製の梁

 

淀山湖に建築中のギャラリーを撮影するために、今の太陽の位置と現地に古くから住んでいる住民三人に会い挨拶し撮影依頼をした。ここの淀山湖周辺の村は約2000年の歴史があるのだが、今まで写真も文献にも一切載ってない地域なので忘れ去られた素朴な村と聞いている。という事で、このギャラリー建設にあたって村の歴史も含めこの地を紹介する展示室を別途建築し、写真と文章で永久展示する事が決っている。

☆この周辺の住民は今でも朝は5時に起き夕方は5時に飯を食い、夜は8時に床につく生活だそうだ。

XF27mm XF35mm X-Pro1 X-Pro2

 

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閉店しても新規開店無し

2016-08-02 | 写真日記

たまに行くまともなマッサージ屋閉店

 

上海での中国人経営の店は始めて3年が目安。店を3年続けた後さらに利益が見込めるようなら改装しまた店を続けるパターンが多いので、内装も3年持てば良い内装にする店が多い。ずっと続いている店も味が変わったなと思ったら、オーナーが変わっていたり新しいシェフが来たりでスタッフ全員が入れ替わる事も多い。

上の画像のマッサージ屋は店を閉めたのだが、誰も借り手がつかず放置状態。私が上海に来た頃から続いていた日本料理屋も5月に閉店したが、店舗は空き家のまま。ある店のオーナーの話だと、上海は人件費が上がり過ぎなのと更新毎に上がる家賃の高騰で営業しても利益が出にくいと言う。

私の行きつけの日本料理屋の隣は、一年と続かない魔の日本料理屋があり過去5年以内に4回も店のオーナーが変わり今年も新たに新規開店したが、客が入っている場面を見たことが無い。数年前に日本人オーナーだった頃にその店に行った事があるが、大して売りのない普通の日本料理屋だった。日本料理屋のオーナーが料理人の場合、地元にアピールする力が欠如している場合が多いのと何処で店をやるかで結果は見えている。それと、いくら日本料理がブームでもメニューに売りがない店はアウト。

 

 

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