海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

GFX50RとMD75mm-150mm f4

2021-07-10 | GFX+オールドレンズ

GFX50R+MD75-150mmf4

 

75mm f4

 

150mm f4

 

150mm 1.7mにピント

 

GFXに使うオールドレンズの中でZoomレンズに手を出さなかったのは、最初から諦めていたからだ。それは、前世紀に製造されたZoomレンズの中で、球面レンズのみで製造した製品は、単焦点レンズ並みの性能が出ないと思い込んでいた。

このMD75mm-150mm f4を知ったのは、海外サイトの→コレコレ。もしかしたらGFXで使えるかも知れないと思い、昨年ヤフオクで落札しやっとテストする事が出来た。結論は、相当使えるZoomレンズという事がわかった。ただし、GFXの44x33で使う場合は、どの焦点距離でもピント距離1.7m以下ではケラレが発生する。なので、1.7mから∞で使うしかないので風景用として使った方が良い。この問題が無ければ、35mmフルサイズで使う分には、相当戦闘力があるレンズだと思って間違いない。

このレンズが評価されなかったのは、プロユーザーがニコンとキヤノン使用者がほとんどだったので、知らない人が多かったのも理由の一つだろうな。隠れた名玉を探せば、日本の二大メーカー以外にもたくさんあるが、意外と名玉が多いのが、ミノルタとペンタックスのレンズだ。

MD75-150mm f4をGFXで使う時に1.7mから∞までは、f4でどの焦点距離でも周辺光量落ちが少し見られるが、これはPSなどで簡単に解決できるので問題ない。一番おいしい絞りはf8かな。旅に出る時は、短焦点レンズ数本とこのMD75-150mm f4でほとんどカバー出来そう。

前世紀に球面レンズのみで製造されたZoomレンズの中で、MinoltaのMD Zoom 75-150mm f4は、軽くコンパクトでどのズーム域でも十分使える名玉かもね。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

GFX50RとNokton58mm f1.4 旧タイプ

2021-07-08 | GFX+オールドレンズ

Nokton58mm f1.4 旧タイプ(フィルター径58mm)

 

f1.4

 

f2

 

f2.8

 

f4

 

f5.6

 

GFXとNokton58mm f1.4 旧タイプは、とても相性が良い。このレンズは、現行のNokton58mm f1.4のレンズ構成と同じだが、フィルター径が52mmに変更されているようで未テスト。レンズ前面の径が6mmも細くなっているので、少しケラレが発生するかも知れない。このレンズは、開放からf2.8までは周辺光量落ちが目立つが、PSなどで調整可能な量なのでGFXの標準レンズとしてお勧めだ。

このレンズはTopcor58mm f1.4の復刻版だが、その描写とこのレンズは別物だと私は思っている。Topcorの方は、逆光に無茶苦茶弱いので外に持ち出さないが、茶室のような淡い光の中で使うと日本の和を見事に表現してくれるレンズだ。

このNokton58mm f1.4の描写は、古いレンズの描写を残しつつ絞ればキリリと締まった描写をしてくれるとても好きなレンズだ。同じ焦点距離にGFXでケラレ無しで使えるMC Rokkor58mm f1.4があるが、このレンズも愛せるレンズで開放付近の少しふんわりとした描写は好感が持てる。撮影目的によってレンズを選ぶのは楽しい。

☆過去ブログでGFXでケラレが発生しないレンズ一覧は→コレ

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

GFX50RとElmar50mmf2.8

2021-07-06 | GFX+オールドレンズ

GFX50R+Elmar50mmf2.8

銀色のテープを巻いている理由は、沈胴した時にセンサーに当たる為の予防

 

f2.8

 

f4

 

f5.6

 

海外から帰国し2週間の自宅待機なので外に出る事が出来ない。という事で、久しぶりにGFX50Rとオールドレンズの話。

Elmar50mmf2.8は、同じElmar5cm f3.5より好きな描写だ。両方を比べてみると、どちらかというとf3.5の方がシャープな描写だが、現代のデジタル用レンズのように硬くギスギスしてない描写はとても良い。

Elmar50mmf2.8をGFX50Rで使うと、程良いシャープネスとほんのりとした軟らかさが味わえるので好き。ただ、f2.8の開放からf5.6まではケラレなし(周辺光量落ちはある)で使えるが、f5.6を過ぎたくらいから四隅にケラレが発生する。これは、絞りの位置がレンズ前方にあるのが理由のようだ。でも、私はこのレンズを使う時は、開放からf5.6くらいで使う場合がほとんどなので問題ない。また、私がGFXを使う時は、1x1と65x24がほとんどなのでケラレは無視してよい。同じ焦点距離の軟らかい描写でSummarit5cm f1.5があるが、これはElmar50mm f2.8とはまた違う描写なので別物だ。

あと1週間の自宅待機中に、GFXでケラレのないレンズを数点紹介予定。次回は、GFX50R+Nokton58mm f1.4 旧タイプの予定。

過去ブログでGFXでケラレが発生しないレンズ一覧は→コレ

☆追記このテストは、フードなしの場合。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2021/6/27上海浦東空港から成田空港到着

2021-07-04 | 写真日記

日本入国の時に必要なアプリ(ANAのサイトより)

 

陰性証明書

 

アルバイト風のニーちゃんが数人でアシスト

 

やっと自分の番が

 

My SOSアプリはビデオ通話           LOCATORは位置情報送信アプリ

 

成田到着後、PCR検査場が混んでいるとの事で機内で待機。当然だが機内前方の客から数十人単位で機外へ出る事が出来るので、後方席はさらに待機。誓約書など数種類のA4書類がありとても面倒。このネット時代に紙の書類が本当に必要なのか疑問だが、ここはIT後進国日本なので仕方がない。

PCR検査前に関所がいくつもあり、違う関所でも同じ事を何度も確認されたが、これも本当に必要なのかどうか疑問だ。このコロナ禍で海外から入国する人達は、当然スマホも使いこなしているし、子供ではない。もう少しITを活用し効率よく出来ないものかと誰もが思ったはず。(この件は外国人にも相当不評)

PCR検査方法は自分で唾液を採取するのだが、検査前の30分は水も飲んではダメなので唾液も出にくい。唾液検査場でふと横の壁を見ると、A4サイズの相当ヘタクソな梅干しとレモンの画像が貼られていたが、どうやったらこんなにコントラストのないドヘタな画像が撮れるのか不思議でならないほどお粗末過ぎる画像に呆れた。唾液の出ない奴が、そのドヘタな画像を見ても失笑しか出ないと思うよ。日本はカメラは作れるが、写真はドヘタでセンスはありませんと思われても仕方がないな、これでは。

海外からの入国者は公共交通機関は使えないので、レンタカーか迎えの車がないと移動は出来ない。私の場合は弟が迎えに来てくれたので助かったが、上海から離陸し3時間で成田到着し、その後解放されるまでの時間は7時間もかかったので計10時間。

自宅到着の翌日28日にメールが届き、健康状態のアンケートがメールで今も毎日届く。それと、現在地を確認するLOCATORも毎日届いている。My SOSは、今のところ2度だけ確認コールがあり、自分の顔と周囲の風景を入れ込んだ30秒の動画を送信。自宅待機1週間経過したが、まだ半分も残っている。問題は上海に戻った時の2週間ホテル隔離と自宅隔離1週間が憂鬱。

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2021/6/27上海浦東空港から成田空港へ

2021-07-02 | 写真日記

もしかしたらオリンピック選手?

 

搭乗口で

 

B787

 

ANAの機内で

 

誓約書に目を通しサイン

 

機内でアプリをダウンロード

 

6月27日搭乗時間の3時間前に浦東空港へ着いたが、すでに長蛇の列に。今回はコロナの影響で、対面でしか発券できないシステムになっているからだ。列に並びながら横を見ると、長身で全員同じオネーサン達が記念写真を。もしかしたらオリンピック選手かな。

ANAのカウンターでPCR陰性証明書を穴が空くほど確認され発券してくれたが、陰性証明書の不備で搭乗を拒否される人もいるらしい。日本書式の証明書を発行してくれる病院は、上海に数カ所しかないので注意が必要だ。

イミグレを過ぎ搭乗口へ向うと営業している店は3件のみで、他はすべて休業中。機内で日本入国の際に必要な3種類のアプリをダウンロードし書類にサインし離陸を待つ。今回も機体はB787なので成田まで快適に過ごせたが、到着後に機内待機時間が長いので覚悟しておいた方がイイね。それと、コロナ期間中の搭乗は、機内後方の席は避けた方がイイね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする