お菓子の日記

日々つくっているお菓子の日記です。

ラ・メル、ケック・オ・テ・ベール

2011-10-25 23:32:05 | 修業

10月もあっという間に下旬になってしまいました。

このあたりから、加速度がついたように日々が過ぎて行くんですよね。日々、大切に過ごさなくてはと、思いますが、目の前の課題に追われるように時間が過ぎてゆきます。

今月教わったケーキ。

ラ・メル。何のケーキか楽しみにしていたのですが、こ~んな素敵なババロアケーキ。

表面は、リンゴのワイン煮。赤ワインで煮て、きれいな色も魅力的。お酒が苦手な方は、ブドウジュースでもオッケーです。

切り分けたところ。ババロア部分ですが、「ババロア・エミル」。エミルって初めて聞きましたが、フランス語ではちみつのことでした。甘みをはちみつでつけているので、普通のババロアよりコクがあります。それに合わせて、土台もアーモンドたっぷりのジュコンド生地です。色合いも素敵ですね~。

組み立て方がおもしろいです。いつもは、土台をセルクルに入れてババロア、飾りですが、今回は、アップサイドダウン。上から組み立て、最後にひっくり返します。

 

家でも、最近つくってみました。最後にひっくり返す時、どうやったらきれいに抜けるか。。。ちょっと悩みました。結果、ひっくり返してから、周りを温めました。それが正解のようです。

 

もうひとつのケーキ。「ケック・オ・テ・ベール」(直訳して緑にお茶のケーキ)。随分黒く写っていますが、ケーキの上に乗っているのは、栗の渋皮煮です。貝じゃありませんから~

バターケーキですが、2種類の生地、ゴマ入りと抹茶入りがきれいになるように絞りこんで焼いています。

 

こちらが断面です。アーモンドプードルが多くて、粉が少ないので、香ばしくって、冷めても固くなってきません。温かくて、表面がかりっとしたのも美味しいですが、冷めて味がなじんだのも美味しいです。このタイプのバターケーキだ~い好き。

誰にもあげないで、独り占めして食べたくなるケーキですが。。。。この美味しさを皆さんにも分かった欲しかったので、おすそわけもしました(一人でぜ~んぶ食べてしまう危険を回避するためともいえますが)。

美味しいケーキ、今回もありがとうございます。