子育て支援についてのブログは、一旦、パス。
ちょっと別に、書きたいネタがでてきたもので。
少し前のブログで、市の産業振興施策について、つらつらと思うところを述べました。
すると、タイムリーなことに、5/10付け市政ニュースで
「商工特集 地域に元気を ~平成20年度 商工・観光施策の紹介」
という名の特集が組まれてきました。
表紙の「市長からのメッセージ」にも、
「産業面においても、平成18年度の工業統計調査によれば、
従業者数や製造品出荷額は増加傾向にあり、明るい兆しが見えつつあります。
これまで市内産業の活性化に向けて様々な施策に取り組んできた成果が
現れつつあると考えています。」
との記述があります。
なるほど、そのようにご認識ですか。
基本的に、私は、これまで市が
「市内産業の活性化に向けて様々な施策に取り組んできた」
と自負しているところの施策自体、あまり評価していません。
全く効果がなかったわけではないかもしれませんが、かけた元手に見合うほどの
効果はなかったんじゃないですかね~、というのが私のスタンスです。
(ついでに言うと、過去の市の産業振興施策と、(従業者数はおくとしても)
「製造品出荷額は増加傾向」にあることの関連性も???です。)
とはいえ、ここを議論しようとしたところで、
私:「効果なんかないんじゃないですか?」
市:「いいえ、一定の効果があったと考えています」
的な水掛け論にしかならんのが悩ましいところです。
(ここらへんは、先日の日記で書きました、
「適正な費用対効果という考えが非常に弱い」という話に強く関連します。)
というわけで、過去の「成果が現れてきた」と考えておられる施策については、
触れずにおきまして。
まずは、同じく市政ニュースで紹介された、平成20年度・新規事業について、
そのまま、ご紹介をば。
○団塊世代向け企業化支援セミナー
大量退職する団塊世代を対象に企業化支援セミナーを行います
○西宮の食産業PR事業
「西宮酒ぐらルネサンスと食フェア」の開催にあわせ、西宮の食に関する講演会や
西宮の食材を使ったコース料理の開発・紹介などにより、「食産業のまち」
としての特性を紹介します。
○中核市移行記念PR事業
中核市移行の記念ラベル付きの日本酒の販売や、市内和洋菓子店における
PRカードを添付した商品の販売など、中核市移行に関連付けた産業の振興に
取り組みます
○新西宮観光100選募集選定事業
観光PRのため、市内の観光地や日常的な風景の写真を一般公募し、
インターネット上で人気投票を行います。上位作品を「市民が選ぶ西宮新100選」
として市のホームページに掲載し、無料でダウンロードできるようにします
○西宮検定事業
観光PRや産業振興、また、観光ボランティアの育成を目的に、関西学院大学と
タイアップし「西宮検定」を試験的に実施します。
・・・うーむ。
「団塊世代向け企業化支援セミナー」は、まあ、内容によるのかなと。
ただ、これ、行政が独自でやる必要あるのか?という点については非常に疑問です。
民間で、こうしたセミナーは数多く存在していますし、わざわざ、
市がやる必要あるんかいな~、と。
「西宮の食産業PR事業」や「新西宮観光100選募集選定事業」なんかは、
行政がやらねばならない事業なのか?という大前提には、あえて、
目をつむるとしましても。
いったい、誰に対して、何を、どうゆう意図で、どのように訴えかけたいのか?
という肝心のところが、よく分からん・・・
正直なところ、これ、なんか、やる意味あるんかいな~、と、
これまた思わずにはいられません。
「中核市移行記念PR事業」にいたっては、「・・・それ、産業振興ちゃうやろ?」という
感じですし、「西宮検定事業」にいたっては、
・・・まあ、あんまり、触れたくもないな、と。
ダメだ、全然、書き足りん。
というわけで、この項も、後日続けます。
とゆうわけで、しばし、お待ちくださいませ。