西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

一般質問のご報告 ~システムの適正化×②

2012-02-22 11:44:42 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

高知名物・酒盗(鰹の塩辛)は嫌いじゃないのですが、
ちょっと辛すぎるんですよね~。
と思ってたら、「甘口」と名乗るやつを発見。
早速、試してみたのですが、なんと、ここで言う「甘口」は
「甘塩」的な、塩味弱めの甘口ではなく、
砂糖的な意味での、ほんまの甘口なことが発覚。
・・・典型的な辛党の私としては、これは、きつい、きつすぎる。。。
やっぱり、チャレンジには失敗がつきものやなあ、と。
残り、どーしよー。。。

さて本題、12月議会でやった一般質問のご報告の続きです。
長いこと、飛ばしてしまってえらいこっちゃ。
ちなみに、このお題の前のブログで書いたのは
「市がやろうとしている、
  ○各システムのスリム化・オープン化
  ○内部情報システムのハードウェアの共有化促進
 自体には賛成ですが、ホンマに、
 それができるような現状にあるんかいな???。」
的な話でした

というわけで、今日は、その話の続きをば。

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大雑把に言うと、ホスト・サーバーというコンピューターは車に、
システムは車に載せる荷物に例えることができます。
車に、どれだけの荷物を載せることができるかは、
車の大きさ・排気量、運転手の技量はもちろん、
荷物の大きさや重さ・中身の重要性や壊れやすさ等によって
大きく変わります。
ですから、それぞれの車に、適正に荷物を載せるためには、
車・運転手の能力はもちろん、これまで載せてきた荷物、
あるいは今回載せようとしている荷物の量・大きさ・壊れやすさ・重要性等
様々な要素を正確に把握しなければなりません。

ホストからサーバーへのシステムの移行、
サーバー間でのシステムの移行についても同じことが言えます。
ホストからサーバー、
あるいはサーバー間でシステムを適切に移行するためには、
「それぞれのシステムが安定的に稼動するためには、
 どの程度のサーバー能力が必要か?」
「それぞれのシステムの重要性は、どの程度か?」
「それぞれのシステムの各時間帯における稼働状況は、
 どのようになっているのか?」等、
具体的な状況を把握しなければなりません。
そのためには当然、各システムの中味・重要性はもちろん、
システムの、いわば乗り物である、
ホストと各サーバーの稼働状況を把握することが欠かせません。
ところが現実には、本市のホスト・サーバーの稼動状況は
一切把握されていませんでした。

まず、ホストについて見ていきます。
現時点でも、技術的には、ホストの稼働状況を調査することは可能です。
ところが調査に手間がかかることもあり、実際には、
現時点での稼働状況は把握されていませんでした。
サーバーについては、一層、深刻な状況にあります。
そもそも、本市が保有するサーバーのうち、
現時点で稼動状況の調査が可能なのは、
322台中・35台と約10.9%に留まっています。
現状のままでは、これ以外のサーバーの稼働状況を調査することさえ、
物理的に不可能なのです。
これではホストからサーバーへのシステムの移行、
あるいはサーバー間でのシステムの移行を
適正に実施することなど不可能です。
このことは現時点での各サーバーの稼働状況からも明らかです。
↓表⑤に、現時点で調査可能なサーバーの稼動状況をまとめました。↓
「sa-ba-joukyou20120221.pdf」をダウンロード

一般的に、CPU利用率は50~60%程度が適正値であり、
20%を下回るようであれば改善の必要があるといわれます。
ところが調査可能な本市のサーバーは
2/3以上が、ほぼ全ての時間帯でCPU利用率2%以下。
その他の大部分も、ほぼ全ての時間帯で
CPU利用率は5%以下に留まっています。
CPU利用率が5%以下ということは、
サーバーの機能がほとんど活用されていないということであり、
本市が整備しているサーバーの多くは過剰投資であると思われます。
このような現状は早急に改めるべきです。
ちなみに、これらのサーバーにかかる年間賃借料は、
稼動状況の把握が出来ている35台の合計が約3100万円、
サーバー全体で見ると1億5千万円を超えます。

今後、市が「システムのスリム化・オープン化」に取り組む過程で、
サーバー台数の大幅な増加が予想されます。
今のうちに、全てのサーバーの稼動状況を把握可能な体制を整え、
今後、過剰な投資を行わずにすむよう努めるべきです。
こうした取り組みを進めることで、既存のサーバーはもちろん、
今後、導入が必要なサーバー台数を適正な規模に抑制するとともに、
更新が必要となるホストにかかる費用も大幅に節減できます。
早急に、これらの取り組みを進めるべきです。

また、こうした取り組みを進めるため、専門的知識を持つ情報政策部が、
あらゆるサーバー・システムの更新・導入等に強く関与することを
明確化するべきです。
情報政策部では、今回の質問にあたって調査を依頼するまで、
市が保有するサーバー全体の年間賃借料さえ、
把握できていませんでした。
なぜなら、各所管がバラバラに保有しているサーバーが
多数存在しているからです。
こうした現状もあって、既に導入されているサーバーの稼働率が
著しく低い水準になっていたり、それどころか、
稼働状況を調査することさえできないということになっているのです。
まずは、こうした状況を早急に是正するべきです。

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ちなみに、このCPU利用率2%以下ってのは、
「お前、それ、
 4トントラックで、みかん1個だけ運んでるようなもんやで!
 どう考えても、おかしいやろ!!!」
てな感じらしいです。
う~む、分かりやすいが、それって。。。

と、長いブログで失礼しました。
続きはまた、後日。
それでは失礼いたします。