西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

修正予算を提出しました。 ②

2013-12-20 17:02:17 | 市政全般に関連すること

というわけで昨日のブログの続きなど。

現時点で市側が考えているスケジュールは、
○来年3月までの早い時期に
 アサヒビール・アーク不動産と協定を結ぶ
○来年3月末に(予算の可決という形で)議会の承認を得た後、
 速やかに土地取得等に関する仮契約を結ぶ
○来年4月以降、土地を正式に取得する
というもののようです。
が私は、このスケジュール設定自体に、
ものすごく重大な問題があると思っています。
それは来年の4月20日に市長選挙が行われることが決まっている、
という事実を無視しているからです。

現市長は、アサヒビール工場跡地の取得にご執心です。
一方で、対抗候補である今村岳司議員は
土地の取得を明確に否定しています。
結果がどう転ぶかは分かりませんが。
通常、これだけ重大で明確な政策の相違がある場合、
それを争点に選挙が行われることになります。
そして、そうである以上、その選挙結果を受けて
「政策を推進するか?中止するか?」
を決めるべきです。

選挙が2年・3年先の話なのであれば、
話は違ってくるでしょう。
市長がどうしてもやりたい以上、
それを政策化し、議会に諮り、最後は賛成多数の方が勝つ。
私達自身が議会制民主主義という世界に生きている以上、
その政策に賛成かどうかは別として、そのルールに則るべきだと
思います。

けれども今回の場合は違います。
この計画に対する賛否を問うための最もふさわしい機会が
「市長選挙」という形で設けられます。
前回の市長選挙時には想定されていなかった重大案件。
これに関する
「土地を取得し、大型公共施設を整備するべきだ!」
「時代遅れの公共施設整備計画を中止し、
 その財源を、もっと重要性・緊急性の高い諸課題に向けるべきだ!」
という真っ向から対立する二つの主張の存在。
こうした状況がある以上、
計画を推進するにせよ、しないにせよ、
まずは市長選挙で民意を問い、
その答えをもって、結論とするべきです。

私は、この計画自体に反対です。
が、市長選挙の結果が、
計画をしゃにむに進めようとしている現市長の勝利であれば、
もう認めるしかなくなるでしょう。
けれど、今の状況は明らかにそうではありません。

市長選挙の結果によっては、アサヒビール工場跡地の取得自体が
反故になることも十分あり得ます。
その場合、西宮市が訴えられ、
賠償責任を負うことも考えられます。
実際、こうした指摘に対する市の主張は当初、
「本契約締結までの間であれば、
 契約が破棄されることがあっても市が賠償責任を負うことはない」
というものでしたが、最近は
「本契約締結までの間であっても、
 市が賠償責任を負うことになる可能性は否定できない」
に変わっています。
・・・いや、どう考えても、
「計画がひっくり返ることが十分想定される」
というこの状況で、そんな進め方したらあかんやろ。。。

自分がやりたい公共施設整備を無理矢理、進めるために
西宮市が甚大な損害を被る可能性を否定できないスケジュールで
計画を推進する。
計画に対する賛否以前の問題として、
このような進め方には、到底賛同できません。

わたしゃ、小さな力しか持っていません。
けどね、こんなん絶対許せないですよ。
こんなの認めたら、
自分の活動に期待して一票を投じてくださった多くの方に対して
顔向けできません。

現状を変えることができるのは、来年の市長選挙しかありません。
私にできることは側面支援だけしかありません。
それでも、だからこそ、私もしっかり頑張ります。