西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

「研究とは違うのだよ、研究とは」というわけで、こら今後に期待できそうな@病児・病後児保育問題

2015-07-07 10:02:04 | すべての人にやさしいまちを実現するために

先日のブログでも書いたとおり、「検討」と「研究」では大違いなんですよ。
という前提の下、今回のブログはご覧頂ければ、と。
ちなみに↓タイトルのネタ元は、言わずと知れた(?)こちら。↓
【ご参考】ザクとは違うのだよザクとは@ガンダム


てな与太話はさておき、昨日の前段説明×病児&病後児保育についての具体的な質疑の内容です。

それでは早速どうぞ。
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【質問①】
病児・病後児保育施設の増設についての考え方と、今後の計画はどうか?

【答弁①】
~前略~ 本市では、現在、病児保育と病後児保育を、民間施設でそれぞれ1か所ずつ開設し、いずれも1日2,000円で、ご利用いただいているところですが、本年3月に策定した西宮市子ども・子育て支援事業計8画において、病児・病後児保育事業の利用は、今後も増加していくものと見込んでおり、市としては、現状の2か所の施設だけでは今後の需要に応えることは難しく、また利用しやすい地域の偏りもあることから、施設のさらなる拡充が必要であると考えております。

【質問②】
病児・病後児保育に対する需要に応えるためには施設型だけに頼るのではなく、預かり型や居宅訪問型等、多様なサービスの充実が必要と考えるが、市の見解はどうか?

【答弁②】
施設型による整備が、施設数の制約や地域的な制約を受けやすく、また、保護者の利用しやすさに地域格差を生じやすいのに対して、居宅訪問型の病児・病後児保育の場合は、これらの制約等を受けにくく、また、保育者が直接ご家庭にお伺いするため、病気の子どもの長距離の移動がなく、負担も少ないことから、有効な手法の一つであると考えております。

【質問③】
東京都北区・文京区等で実施されている居宅訪問型の病児・病後児保育に対する助成を本市でも検討するべきと考えるが、どうか?

【答弁③】
東京都北区や文京区等で実施されている居宅訪問型の病児・病後児保育に対する助成についてですが、この制度は、居宅訪問型の病児・病後児保育を利用した保護者に対して、利用料の一部を補助するものであり、北区では、保育施設に在籍している児童を対象に、1時間の利用につき1,000円補助し、文京区では、小学校3年生までの児童を対象に、利用料の半額を補助しております。
なお、いずれの区においても、年間の補助限度額は別途設定されています。
東京都特別区で実施されている、これらの方式は、利用者にとっては、各々のご家庭の事情等に応じた最適な事業者を選択できるメリットがあり、本市が居宅訪問型の病児・病後児保育を導入するにあたって、検討すべき有効な手法であると考えております。
市といたしましては、今後の病児・病後児保育機能の充実に向けて、これまでの施設型の充実と併せ、今回ご提案いただいております居宅訪問型の導入などについて他都市における先行事例等を参考としながら、検討してまいりたいと考えております。

【まとめて要望】
病児・病後児保育については、『施設のさらなる拡充が必要であると考えて』いることをご答弁頂きました。
また『居宅訪問型の病児・病後児保育』については『有効な手法の一つであると考えております』とした上で、東京都北区・文京区等で実施されている『居宅訪問型の病児・病後児保育に対する助成』の導入について『利用者にとっては、各々のご家庭の事情等に応じた最適な事業者を選択できるメリットがあり、本市が居宅訪問型の病児・病後児保育を導入するにあたって、検討すべき有効な手法であると考えて』いることをご答弁頂きました。
高く評価します。

市長も議員時代から仰っていたことですが、行政にとって重要な責任の一つは選択肢を提供することです。
居宅訪問型サービスの重要性は言うまでもありませんが、施設型やファミサポで行われていた預かり型の充実も、同様に重要な施策であろうと思います。
ご答弁頂いたとおり『今後の病児・病後児保育機能の充実に向けて、これまでの施設型の充実と併せ』『居宅訪問型の導入などについて他都市における先行事例等を参考としながら、検討して』頂きたい。
そして、できるだけ早期の助成制度導入に踏み切ると共に、施設整備等、他の課題にも積極的に取り組んで頂きたい。
要望します。
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ね、いい感じだと思いませんか?

というわけで、今日のブログはこれまでで。
それではボチボチ、委員会の傍聴に行ってきます。