ちょっと古いのですが、これ、とても良い内容だと思ったので、ご紹介。
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荒川区の0歳児保育「一揆」の勝利について ーあるいは現代日本における「ボイス」の可能性ー@駒崎 弘樹 公式ブログ
とりわけ、個人的に賛同したのは以下の一節。
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自治体との付き合いの長い僕が常に思っているのは、「役所は、声が上がらなければ問題に気づかない」ということです。
住民から声があがって、あるいは住民からあがった声を拾った区議に言われて、初めて地域に問題があることが分かります。
そうだとすると、彼らにとってみると、声があがっていない、ボイスがないということは、「今のままで特に問題がない」ということと、全く同義です。
我々は「ボイスを発さない」ということを通じて、「文句はありません。現状を肯定しています」というメッセージを、行政や政治に対して送っているのです。
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そういう自覚を持って、声なき声を拾い上げる努力、続けていかなければなりませんね。
てな観点からも、こだわり続けている家庭環境調査票&健康調査票の話に若干の進展がありました。
なので予定していた都市計画道路の話の続きは一旦パスして、こちらの話について。
度々このブログでも取り上げていますが、「家庭環境調査&健康調査票」は、保護者が4月に小中学校に提出する書類。
この運用が学校ごとに大きく異なっており、
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①小中学校入学時に一度提出すれば、卒業までイチから書き直す必要はない学校
②2~3年ごとに、イチから書いて提出しなければならない学校
③毎年、イチから書いて提出しなければならない学校
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の大きく3パターンの学校が存在するんですよね。
保護者の側から見れば①の運用が一番楽ですし、学校にとっても、どの運用を取ったところで負担は変わらないはず!
なので「基本的には各校とも①の運用に揃えていくべき!それが無理でも、今、③の運用を取っている学校は、せめて②の運用に変えていくべきでは?」というのが、私の従来からの主張です。
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【ご参照】
ちょっとだけ進んだ、家庭環境&健康調査票の運用改善。でも、これじゃ、まだまだ満足できませんので、引き続き追いかけます!@2017年5月のブログ
なんですが、この話、なかなか進まないんですよね。
その理由は、どちらかというと学校側ではなく教育委員会本部側にあるのでは???と思わされることしきりなのですよ。
というのも、上のブログで示している、昨年5月に請求した資料が出てきたのが、なんと4ヵ月後の9月。
で、その内容を受けて、更に追加で9月に請求した資料に至っては、なんと今年の2月になるまで出てこないという凄まじい展開に。
しかも、そこで提出されてきた資料にも色々と不備があり、結局要望していた資料が全部そろったのは今週のこと。
途中で再三催促もしていたのですが、ほんま一体どないなっとるんや...
てなトホホにも程がある展開を経て、示された来年度からの方針は、こちら(学校は50音順)。
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ちなみに、ここに名前が挙がっていない学校はすべて、家庭環境調査票&健康調査票の両方が、既に「複数年に一度イチから書き直し」or「卒業までイチから書き直す必要はなし!」という運用になっています。
また家庭環境調査票と健康調査票をひとまとめにしての記述になっていますが、上にあげた学校の中にも
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●家庭環境調査票だけ、毎年提出
●健康調査票だけ、毎年提出
●いずれも、毎年提出
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という3パターンがあります。
各校の状況は、それぞれ以下の通り(○がついているところが毎年イチから作成・提出しなければならない分)。
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それやこれやを考えると、かなり状況は改善されてきたと言えるかな...と思っています。
依然として「毎年いちから作成して提出!」の運用を固持している学校もありますが、そうした学校についても
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●赤字で示したとおり、保護者負担軽減のための取組を進めている
●学校が示している理由の中にも一定の妥当性が認められる
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といった感じになってきているように思いますし。
正直なところ、この話、これ以上、議会側からの働きかけによって複数年運用に見直していくようにしてもらうことは難しいし、場合によっては不適切なこともあるように感じています。
一方で、「毎年イチから!」が前提になっている学校についても保護者負担軽減という観点から、なんらかの対策を講じることが可能な場合もあると考えています。
なので今後は、そういう観点からの指摘も含めて、続けていきたいと思います。
というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。