西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

ついに、県立病院&市立病院の統合が事実上、決定しました!

2019-01-22 18:01:28 | すべての人にやさしいまちを実現するために

遂に、県立西宮病院と市立西宮中央病院の統合が事実上、決まりましたね。
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西宮の2病院統合で県と市が協定@1/21付・NHK NEWS WEB


以下、記事の内容です。
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兵庫県と西宮市は、老朽化などが課題となっている市立中央病院を県立西宮病院と統合して新しい病院を設けることになり、今後の運営方針などをまとめた協定を結びました。

21日は、協定の締結式が兵庫県公館で行われ、兵庫県の井戸知事と西宮市の石井市長が協定書に署名しました。
西宮市では、市立中央病院の施設が老朽化し経営が困難になる一方、県立西宮病院は敷地が手狭となっていました。
このため協定では、▼2つの病院を廃止・統合してアサヒビール西宮工場の跡地に新たな県立病院を建設し、▼阪神地域の中核的な病院として救急・災害医療や小児医療などを充実させるとしています。
兵庫県によりますと、新しい病院の敷地はおよそ2万6000平方メートル、ベッド数はおよそ600床で、早ければ6年後の2025年度にオープンするということです。
井戸知事は、「高度な救急医療にも対応できる総合病院が西宮に誕生すると期待している。地域の人たちの健康を守る拠点として、しっかり整備できるようにしたい」と話しました。
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条件面については、色々と思うところもないわけではないんですよ、正直なところ。
ここらへんは下のブログでも取り上げた通り。
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【ご参照】
「皆さん、土地は無償で提供して下さっています。だから当然、西宮市さんも!」←だったら他の条件も揃えないと!!@2018年7月のブログ

とは言え、そもそも「病院を統合したい!」と声を上げたのは西宮の側。
しかも相手のある話ですから、全てがこちらの思うとおりには、ならないですよね...
この話が実現すれば、市内の医療環境は当然、向上します。
また病院経営のために税金から投入しなければならない金額も、おそらく今よりは大幅に減ることになるはずです。
そこらへんを考えれば、良い話だと言えるかと。


あと、ちょっと気になるのは「ベッド数はおよそ600床で」というところですね。
これ現在の両病院の稼働病床数(≒実際に使われているベッドの数)の合計からはじき出した数字とのこと。
けれども現在、西宮市立中央病院は許可病床数(≒設置できるベッド数の上限)257床に対して、稼働病床数は193床と、ちょっと少なめのベッド数となっています。

一般論として、病院経営はベッド数が多い方が、経営状況が良くなりやすいと言われています。
である以上、新病院の経営のことだけを考えるなら、両病院の許可病床数合計の上限数ギリギリのベッドを設置した方がよいはず。
それを敢えて、そうしないあたり「地域の医療環境維持という観点からも、中央病院跡地には病院を誘致出来ればベスト!そのためにも利用可能なベッドを一部置いておくのが得策!」みたいな考えがあるんですかね...
協定書にも「市立中央病院跡地の活用方法については、今後、乙(=西宮市)が地域医療や周辺環境に配慮しながら検討する」と明記してありますし。
確かに、そうなってくれると一番いいわな...と思いつつ。

ということで、今日のブログは、このへんで。

それでは失礼いたします。