本日開催された、教育こども常任委員会で配布された資料。
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こちら、いわゆる保育所待機児童の状況を示した図ですね。
で今回、見て頂きたいのは、この図の右下の方、鳴尾北と小松です。
図で示されているように、昨年4月時点の鳴尾北の待機児童数は18人、小松では23人。
当然、市に打てる対策があるなら、できるだけ早く、打つべきですよね。
で実際、そのための手段はあるんですよ。
というのも、この地域では、保育需要が高止まりする一方で、幼稚園需要は減少傾向にあります。
その結果、昨年3月末には西宮市立鳴尾北幼稚園が休園(=実質的には閉園)されました。
また今年3月末には、西宮市立小松幼稚園の休園が決定しています。
だったら改築なり改装なりして、これらの園を保育園にするのが、待機児童対策としては一番ですよね。
これまで幼稚園だったところなので、「新たに保育園を新設する!」という話とは違い、地域の同意も得やすいはずですし。
ところが市の姿勢は、そうではありません。
同じく本日の教育こども常任委員会で明らかにされたのですが、鳴尾北幼稚園については『公立小・中学校の不登校の児童生徒に対して学校復帰のための支援を行う適応指導教室「あすなろ学級」を整備するほか、高齢者・障害者・子供と保護者など分野や世代を問わず、地域住民が交流できるつどい場として活用することについて地域に提案していきます。』のだそうです。
また小松幼稚園については、今年3月に休園することは決まっているものの、その後、園の跡地をどのように活用するかは全く決まっていないそうな。
う~ん...
もちろん、私なりに「不登校の児童生徒」に対する支援の重要性は認識しています。
当然、そうした事業を行うことを否定するつもりもありません。
でも、それなら休園後、一年間も旧鳴尾北幼稚園の跡地を放置するのではなく、もっと早くに事業を開始するべきだったと思うんですよね。
なんで、こういう貴重な土地を一年間も放置するんですかね。。。
加えて、小松幼稚園跡地については、早急に保育所整備を検討するべきです。
そもそも市自体が、声高に保育所待機児童対策の必要性を訴えています。
にも拘らず、そういう方針を示そうともしないというのが、私には、なんとも理解しかねるわけで。
ほんま、なんなんですかね、このスピード感のなさ...
というわけで、この件、引き続き、早急な対応を求めてまいります。
それでは本日のブログは、これにて失礼いたします。