西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

2週間以上も、ごみ処理施設がストップするのは明らかな異常事態でしょ?そのごみを受け入れるのって、そんなに軽い話ではないと思うのですが...

2019-10-08 17:27:39 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

本日のメインイベントは市に対する予算要望提出と、それと併せての意見交換。
来年度の予算編成に向けて、会派としての意見・要望をまとめた予算要望の作成は、会派として最も力を入れている仕事の一つです。
この内容が一つでも多く来年度予算に反映され、市政の向上に寄与することを強く願っています!
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さて本題。

芦屋市のごみ処理施設の排出ガスから法定基準量を上回る水銀が検出され、運転が中止されたのは既報の通り。
なお8月27日(火)から運転停止していた芦屋市のごみ処理施設は、9月13日から運転を再開しました。
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芦屋市はゴミ収集を続けられるのか?これって、きわめて危機的な状況なのでは??@2019年9月のブログ

で、ごみ処理施設の運転を停止していた間、当然、芦屋市では処理できなかった大量のごみがたまりました。
そして施設の運転再開後も、ごみ処理施設にはゴミがうずたかく積もった状態が続いているそうなんですよね。

というのも、もともと芦屋市で排出される、燃やすごみの量は概ね90トン/日。
ごみ処理施設の処理能力は115トン/日なのでフル稼働させればごみの量は徐々に減るところですが、現在は水銀除去のため焼却温度を下げて運転しており、1日80トンしか処理できないのだそうな。
これだとゴミは減るどころか増える一方...ということになりますよね。
こうした状況を受けて、この度、西宮市が芦屋市の燃えるごみを10/10~10/31の間、一部、受け入れることにしたとの報告が、本日の民生常任委員会で行われました。
具体的には
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●芦屋市から西宮市に対して、芦屋市で排出される可燃ごみのうち「植木ごみ」1日平均約10トンの受入要請があった
●これを受けて、市は受け入れを決定→本日、民生常任委員会で報告があった
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という内容でした。
う~ん、ずいぶん急な話やなあ...

「植木ごみ」は、その名の通り、植栽を選定した時等に発生するごみだけを回収したものであり、水銀が混入することは、ほぼあり得ないと思われます。
そういう点も含め、隣の市が困っている時に協力すること自体はやぶさかではないんやろうな...と思います。

一方で、今回の話を軽く考えてもらっては困るとも思っています。
そもそも「ごみ処理施設の排出ガスから法定基準値を大幅に上回る水銀が検出される!」というのは異常事態です。
ましてや、そのために2週間以上に亘ってゴミ処理施設がストップし、結局、その原因究明さえできないというのは、ちょっと考えられない話です。
そもそも水銀は蛍光灯や体温計にも含まれているものであり、「燃やすごみに水銀を含むごみが混入」することは十分想定できます。
にも拘らず、芦屋市では今回の事象について「このたびの焼却炉停止の原因は、燃やすごみに水銀を含むごみが混入したと推測されます(←芦屋市HPより引用)」としている所に、強い違和感があるんですよね。
ほんまに原因はそこなのか?という点自体、強い疑問がありますし、だったら今後も大丈夫なのか??とも思います。
最悪の場合、市民や、ごみ処理場で働く市職員の健康に悪影響を及ぼすことさえ考えられるような話であり、「受け入れることを決めてから、議会に軽く報告して実施!」というような軽い話ではないと思えて、仕方がないのですが...

そして私個人としては、この話が今後のごみ処理広域化に対して与える影響も、甚だ気になるところです。
ごみ処理に関わる話全般について、しっかり追いかけていかなければなりませんね。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。