西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

子供を対象とした医療費助成制度の拡充。これを実現するためにも、徹底的な行政改革が必要です!

2020-11-16 13:20:13 | すべての人にやさしいまちを実現するために

ここのところの週末の楽しみはコープさんの宅配サービスでGETした、灘の生一本×9本セット。
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まずは西宮のメーカーさんから!ということで黒松白鹿→大関と呑み進めているのですが、
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●黒松白鹿さんは穏やかで自己主張しない、なにとでも合う食中酒
●大関さんは辛口のTHE灘の男酒!
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という感じかな、と。
当たり前ですが、同じ灘のお酒でも、メーカーさんによって一本一本の表情がまるで違うのが面白い。
次はどれにするか???と考えている時間が呑兵衛的には至福の時間ですね(^^)v

さて本題、一回、飛ばしてしまった乳幼児等医療費助成についてのお話の続きです。
ここまでのブログで、
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●本市の乳幼児等医療費助成制度は、近隣市町に比べて、必ずしも低い水準とはいえない
→が、実は本市の制度設計は、世の中の平均的な流れとは大きく乖離している!
→というのも多くの自治体では、所得制限を設けていない(=所得にかかわらず、受けられる助成は同じ)
→西宮市と同じ中核市で見ると、所得にかかわらず医療費は無料としている自治体が最も多い
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ということを書いてきました。
そこで今日は、本市の状況をも少し詳しく見ていこうと思います。
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【ご参照】
「所得にかかわらず、無料!」が子供×医療費助成制度の最大勢力。当然、目指すべきはそこだと思うわけで。@前々回のブログ

まずは「どれだけの子供が、医療費助成の対象になっているの?」というところを年齢別でまとめてみました。
結果は以下の通り。
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子供の年齢が上がるということは、保護者の平均的な年齢も上がるということ。
なので子供の年齢上昇に応じて、助成の対象外となる方が多くなることは予想できますが
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●子供が体調を崩すことが多い就学前時点でも、3割程度の家庭で自己負担が発生
●小学生になると、概ね4割程度の家庭が助成対象外
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というのは、かなり厳しい基準のような…
これを見ると「特別に高所得な世帯だけが、医療費助成の対象外になっているわけではない!」ことが、よくよく見えてきます。

そして、助成のあるなしは受診件数という形で顕著に表れます。
以下の実績からも「自己負担が発生する場合、病院にかかる件数が顕著に少なくなる…」ことは明らかですね。
この実績を見ると、軽い受診控え的なものも、あっても不思議じゃないよな…と。
(※ 小学生以上の助成対象外の子供たちの受診状況は把握できませんでした。悪しからず、ご了解ください。)
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一方で、こうした政策の推進には巨額の費用が必要となります。
仮に、西宮市で中学三年生までの医療費をすべて無料にした場合、年間7~8億円の予算が必要とのこと。
これこそが本市で、こうした施策が進まない最大の原因なのでしょう。
でもね、だからこそ私は、徹底的な行政改革が必要だと思っています。
明らかに高すぎる人件費を削減する。
市が直接、関与する必要のない業務を見直す。
必要な業務であっても、その中身を抜本的に見直し、徹底的な効率化を進める。
こうした取組を進めていくことで、必要な費用は捻出できます。
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【ご参照】
「職員が足りない!」と言うなら、やるべきことがあるでしょ!?結局、なんにも進んでいないのに。。。@2020年10月のブログ

そして、そうして捻出した費用や人手を求められている分野にかけていくことで「子育てするなら西宮」「文教住宅都市 西宮」の名にふさわしい街づくりができると考えています。
今のままでは「文教住宅都市」「子育てするなら西宮」の看板が泣きますよ。

なお通院医療費の無料化については、
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●必要性が低い受診(いわゆるコンビニ受診)を促すことにつながる
→小児科医の疲弊・廃業につながる
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という観点から、否定的な意見も存在します。
この点、少子化が進行する現状には、やや合致しなくなってきているようにも思いますが、以下ご参考まで。
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【ご参照】
中学生までの医療費無料化について。@2009年2月のブログ

引き続き、「子育てするなら西宮」の看板にふさわしいまちづくりに取り組んでまいります。
それでは今日のブログは、この辺で失礼します。