バイデン氏が王手!という感じなんですよね、これって???
とはいえ、それでトランプ氏が素直に引き下がるとも思えない。
「状況が混沌としそう…」という意味で懸念されていた「バイデン氏辛勝!」という構図になりつつある感じがして仕方ないぞ、この展開。。。
↓
さて、本題。
コロナの影響下、『「オンライン学習」に学校として取り組み、実行してきたからこそ見えてきた交々についての歴史的な教育実践記録』と位置付け』たという、この本、個人的には、とても納得感が高かったんですよね。
やっぱり、現場で実践に取り組む方々の意見は違うよな…と。
学校単位での取組だけに、よくある感じの事例集とは異なり、全体が一貫した思想に貫かれている感が強いこともあり、とても参考になりました。
↓
個人的に、納得度が高かった内容の一つがオンライン学習についての話。
-----
●非同期型のオンライン教育(=動画を使って学習を進めたり、課題に取り組んだものを提出したりといった、同時双方向のやり取りではないオンライン学習)
●同期型のオンライン教育(=ZOOMを利用した授業に代表される、同時・双方向型のオンライン学習)
●双方のいいところ取りを目指したハイブリッド型
-----
の3タイプに分類した上で、それぞれの長所・短所について述べられているのですが、『つい、「どれがよいの?」という議論になりがちですが、学ぶ内容があっての型なので、それに囚われることなく教材研究を通して、最も内容に適したものを選択していくことが必要でしょう』と整理しているあたり、当たり前と言えばそれまでなのですが、なるほどな…と。
ちなみに、その整理で行くと、非同期型の強みは時間に制約されないし、いつやってもかまわないし、いくらやってもかまわない、というところとのこと。
たしかに動画であれば、分かりにくいところを何度も見直すことも出来ますものね。
一方で「みんなが顔を合わせ、共に同じ課題に取り組むという環境によって課題に向き合い、取り組むことができていた子もいたのだと思い知りました」と示されているように、「自分で課題に取り組むことを苦手とする子の支援には未だ課題があると言えるでしょう」という短所もあるという認識にも、これまた納得。
加えて言うと、小学校低学年くらいだと「長時間、自分一人で集中して!」というのは相当厳しいですよね...
また同期型に向いているものを「自身が取り組んだものへの反応がその場で得られるというのが基本」と整理しているのもイメージが湧きやすい。
ちなみに個人的に、私が将来あるべき方向性の一つでは???と考えている内容は、この中では「ハイブリッド型」の中の一類型に整理されている感じでした。
↓
質の高い授業動画の配信+個別のレベルに応じたドリル。これがICTを利用した教育の基本形だと思うのですが、どないでしょ?@2020年7月のブログ
その他、諸々あったのですが、個人的に響いたのが
-----
●教育界においては、多くの自治体や学校が、ビフォーコロナ期のような学校生活に戻ることを目指しているように見える。しかし、ビフォーコロナ期の教育界は、戻りたくなるような理想の姿だったのか?
●新学習指導要領は、子供たちに「主体的に学び続けて自ら能力を引き出し、自分なりに試行錯誤したり、多様な他者と協働したりして、新たな価値を生み出していくために必要な力を身に付ける」ことを求めている。なのに学校・教師が、何もしない姿を子どもたちに見せるわけにはいかない!
-----
といった、著者グループが示す、問題提議と前向きな姿勢。
改めて、西宮市の教育委員会及び学校には、こうした意識を持って主体的に課題に取り組んでほしいと思っています。
でなきゃ、文教都市の看板が泣きますよ...
私は、本市の教育分野(だけではありませんが)における危機意識の薄さ・対応の鈍さに強い危機感を持っています。
あの大騒ぎになった新年度開始時からでさえ、もう半年以上が経ちました。
コロナ下におけるインターネットを活用した対策については「GIGAスクール関連施策を教委内及び関係部局で横断的に取りまとめ、内外に示す準備を進めているところです」とのことですし、早々に内容を示してもらわねばなりませんよね。
そして、それを、しっかりと各現場に落としこんでいってもらわなければなりません!
↓
【ご参照】
【続報15】急転直下・学校の臨時休校が延長されます!&公共施設も5/10まで閉鎖期間が延長されることになりました。@2020年4月のブログ
というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。