本日で3月議会×代表&一般質問、終了。
その中で西宮北口駅×北西のガールズバー客引き問題を政新会の大石議員が取り上げられ、市から前向きな答弁がありました。
ご本人の了解も頂いたうえで、以下、引用。
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県では「客引き行為等の防止に関する条例」を平成27年に施行し、拒絶の意思を示している人に対する客引きや通行人の進路に立ちふさがるなどの行為を県内全域で禁止しています。
さらに、禁止区域を指定し、禁止区域内での違反者には、過料や氏名等の公表などの処分が課されることとなっています。
県とも協議を行いましたが、現在の本市での客引き行為の状況は、いわゆる繁華街で問題となっているような対象者を特定した強引な客引きではなく、派手な服装ではあるものの不特定多数の通行人にビラを配る行為がほとんどであり、禁止区域として指定するには至らない、との見解でした。
しかしながら、市としましても、現状につきましては、文教住宅都市として望ましいものではないと認識しております。
県条例との役割分担も踏まえながら、今後、庁内の体制整備を図り、青少年愛護や安全・安心なまちづくりといった様々な観点から、市条例の制定も含めて、有効な対策を検討し、地域や県、警察などと連携して取り組んでまいりたいと考えています。
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かなり踏み込んだ答弁であり、今後の展開に期待が持てる内容だと思います。
引き続き、市に対して働きかけると共に、今後の展開を見守っても行きたいと思います。
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【ご参照】
にしきた商店街、立つ!この動きが西宮北口×北西のガールズバー客引き抑止につながることを強く期待します!!@2020年10月のブログ
さて、これだけだと寂しいので、もひとつ別の話をば。
こちらも本日、議会で報告があった包括外部監査の結果報告についてです。
西宮市では毎年、監査委員が行う行政内部の監査とは別に、外部の公認会計士等が特定のテーマを定めて監査を行う「包括外部監査」が実施されています。
これ、ずさんな公費支出が問題になるなど、従来の監査制度が形骸化しているとの反省に立って、1997年の地方自治法改正で制度化されたものです。
専門の知見をお持ちの方がされているだけあって、例年、監査終了後に示される報告書には、興味深い内容が多いんですよね。
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付箋の数からも見て取れるとおり、今年の「市営住宅の管理運営について」の監査結果報告も充実していました。
施策全体に関わる大きな指摘は勿論、
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●空き家修繕の際に、他市では居住に支障がない状態までの修繕が求められるところが多いが、西宮市では新築物件と同水準までの修繕が求められている
●他市では、収入が高い改良住宅の住民に対して割増賃料の徴収を可能としているが、西宮市には、そうした仕組みがない
●家賃の滞納・延滞等が発生した場合、他市では督促に必要となった手数料を徴収している事例があるが、西宮市では行っていない
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等、非常に細かいところまで指摘がなされています。
こうした指摘を現状の改善につなげることが出来るよう、しっかり勉強し、改善に努めていかなければなりませんね!
個人的には、行政委員による内部監査も是非、こういう政策&具体的な問題の指摘まで踏み込んだものになってくれるといいのにな…と思うんですよね。
現状は、手続き論的な指摘に終始している感が否めないですし。
新たに就任された代表監査委員さんも、現状の改善に強い意欲を持っておられるようですし、今後の展開には大いに期待したいと思います。
というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。
※緊急事態宣言の解除に加え、市内の新規感染者の状況も落ち着いていることから、暫くの間、ブログ冒頭に据えていた記者発表へのリンクを削除しました。悪しからず、ご了解ください。※