四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

本日命・・・壬日干で戌月金旺生まれ

2013年10月13日 22時25分02秒 | インポート
 コスモスの時期になりました~!!

>★難易度Ⅰ
久しぶりに本日命です。
戌月金旺となれば、寒の気が入りますので調候は丙火。そして蔵する辛金を露わにするには壬水です。さて・・・
 本日は・・・

 癸巳
 壬戌(金)
 壬子
 〇〇です。

上記の丙も壬もあります。壬はよく効いていますが、巳火は斜め上天干の壬に制され、また湿土化した戌土に晦火。ないよりはましという程度です。
日干は月令は得ていません。金旺ですので相令ですし、子に通根。また戌中の辛金は見事に現れて生水します。よって日干強。陽干ですので戊土官殺を用としたいのですが、月支の戌中戊土は周囲に水があって湿土化し、戌中で辛金を生金し、さらに辛金は生水となりますので、戌中戊土はほぼ化殺されています。よっと日干壬は官殺に任じる責はなく、戌中戊土も日干側です。この3柱では日干が対抗しようにも対象物がありません。よって求めるものは木火土が喜神ということに・・・

 さて、時干支に何を求めると良いか・・・本日は戊申をとってみましょう。

癸巳
壬戌(金)
壬子
戊申  です。

八字は2壬が子に通根し、申、戌中の辛金の生もあり日干強。先ほども述べましたが、戌中戊土官殺は化殺されて日干には無情。次に時干の戊官殺です。これはもともとは燥土ですが、子に根ある壬水にあたり湿の気を帯び坐下の申金を生じます。よってこれも化殺の憂き目にあっています。戊は日干壬が任じるには力不足です。しっかりとした根と火の助が必須です。

たまに数値を出してみましょう。
最初の数値です。
 木0 火1 土2 金3 水3.7

 ☆内訳は・・・・
木はないので0
  火は巳が1
  土は戌中の戊が1 と時干の戊1
  金は戌中の辛金が2 と申1
  水は壬が二つで2 癸が0.5 子が1.2

最終数値です。
 木0 火0.3 土1 金3 水3.9

 ☆水だけ詳細を・・・
 まず壬子ですが、上下で2.7 
 さらに金の生水でプラス0.5で3.2に!
 月干の壬は団結と金の助あって1以上で日干への幇は0.7くらい見て
 トータルで結果3.9!!

よって
 日干強
 用神 取れず
 喜神 木火
 忌神 金水
 閑神 土
 調候 丙

大運では順行運なら
 水旺運から木旺運へ・・
逆行運なら
 金旺運から火旺運へ・・・

いずれも初運からしばらく忌の傾向ですが・・・・
せっかくですから、順行運の第二運甲子運をとってみましょう。
ちなみに順行運は癸亥、甲子、乙丑 丙寅、丁卯、戊辰・・・と行きます。

甲子運ですが、天干の木は喜で日干を洩らすところですが時干の戊と剋になってしまいます。丙なく通関できず、いわゆる食神制殺の忌となっています。日干はさらに強となってしまいます。やや依るべないかと・・・第二運ですので18歳から28歳ですので人生の大事な決め時です。イマ一つ、自分を発揮できにくい状態ですし、社会性など育ちにくい運気です。ちょっと人とずれて浮いてる感じかな!!
次の丙寅運は喜神運です。寅は火源でもあり、丙はよく生戊土もします。一方、寅は申とは冲剋にあい申金は減力し、また日干を洩らします。前運よりはよく流がれます。一気に八字に生気が出て財官ともに喜象が出そうです。そんな意味からも乙丑運までを無事に送っておく必要があります。
順行運は女命ですから、女命として考えるなら、結婚は難しい・・・つまり官殺の喜忌が取りにくいのでやはりここは一人でも生きていく術は身につけておくのが良いと思います。結婚はしてもしなくてもこれだけの陽干支が揃いますから、家庭に・・・とは勧められません。

という具合に大運も看ていくと良いですね。

 赤玉キウイ。甘くて美味しいです。最近のお取り寄せです。
 

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中医より・・・「秋の不眠」

2013年10月09日 20時41分51秒 | 中医・漢方
 冬季限定のチョコです。もう?と思って買ったのですが、あまりにも早い!!今日30度超えの夏日でした。それでも買い込み。一番好きなチョコです(笑)。いつも常備してます。ついこの間まで冷蔵庫に。・・・それにしても早い。昨年の売れ残りを店頭に出したのかなあ??

★フリートーク
 本日も続いて中医です。「睡眠」について、特に初秋の睡眠について考えてみたいと思います。
 普通、秋になると夜は涼しくぐっすり眠れると思うものですが、中には不眠症状を訴える人も少なくありません。一旦、目が覚めると寝つけないなども・・・

 睡眠は中医では脳の働きです。脳は木の部位で精神活動に関わり睡眠にも関連します。そして中医では脳の働きは「心」の一部であるとも考えられています。中医でいう「心」は西洋医学でいう脳や心臓の働きに加えて、上記のような精神活動にも関わります。例えば、心配事があったり、興奮すると眠れなくなります。これは心臓の鼓動が高鳴ったり・・・が原因しますので眠れない。つまり火の作用で木の事象となるということ。木火の関係です。脳と血脈は関連しているということです。

 先日も述べましたが、秋は「燥邪」の入る季節です。体内の水分の加減で体液の過不足も生じます。体の内側で燥となると、つまり多量の発汗で水分と元気を消耗し、「心」の活動の妨げとなる。これが原因で不眠、特に途中で目が覚めるなど・・・につながるケースも多々あるということです。
 ですから、こういった元気不足の虚証タイプの人はもし眠れないなら、対策としては血流促進のために適度な運動と栄養バランスのとれた消化のよい食事ですね。後は漢方を使うといいようですが・・・漢方堂でご相談ください。

 また逆に冷たいものの摂りすぎで消化機能の低下を招き、体内に余分な水分が貯まるタイプがあります。これは実証タイプといってこれが原因で体内に熱がこもります。それが原因に入眠が困難になったりします。「心」の働きがかく乱されて神経も高ぶり眠れないということに・・・水分と熱が過剰になるとこうなるようです。こんなときはウリ科の果物は良いようですね。もちろん、水分の摂取は控え、カフェインなどの飲料もいけませんね。もちろん、激しい運動も良くないと言えます。上記の虚証タイプとは違います。

 秋になると夏の汗という水分の関連から、つまり、水の作用から木火の問題が起きているいうことです。繰り返しますが、木は脳の作用、火は「心」の作用です。
 またまた五行の関係は体内でも相生、相剋の関係を繰り出していることがわかります。

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中医より・・・「乾燥」

2013年10月06日 22時30分57秒 | 中医・漢方
 

★フリートーク
夏の暑さから解放されたものの、何となく体がだるかったり、不調だということって多いですね。夏は浴びるように汗をかき、その度に水分を補給したものです。自然の理ですが・・・

 秋になるとそんな暑さからは逃れるものの、「乾燥」に悩まされることになります。それは単に体の外側からだけでなく体の内側でも乾燥の影響を受けるものです。中医では空気の乾燥による邪気「燥邪(そうじゃ)」です。燥邪は体内の栄養や潤いを損ないやすく、疲労感や息切れ、食欲不振などを引き起こす原因になるものです。肺や皮膚にも強く影響するため、咳や風邪、皮膚の乾燥、かゆみなどの症状となります。
 
 秋は四宜では金の司令する季節です。さながら、金の症状ですね。命理では金は呼吸器です。皮膚も皮膚呼吸をしますから、その部類です。また鼻や喉から肺にいたるまでも金の部類です。

 ですが、体内の乾燥という意味では水分の不足をいうことになれば、これは金ではなく水火が絡んでまいります。血脈ですね。夏の食欲不振や大量の発汗などによる身体の消耗が原因で、潤いのもととなる「血」や「水分」が不足しがちになり、体内が乾燥状態になってしまうこと。これは血液が粘り、ドロドロになるということでもありますから、結局は心臓に負担をかけてしまうという流れです。心臓に負担をかけてしまうと息切れや動悸という症状となるようです。
 このように体内のメカニズムというのは五行の相関関係と非常に似ています。

・「疲労感、息切れ」には白きくらげ、はちみつ、ゴマ。

・「肺」咳、カゼには梨、大根、レンコン、ゴボウ。

・「皮膚」乾燥やかゆみには鶏の手羽先(コラーゲンたっぷり)オリーブ油

・「心」動悸、不整脈にはラッキョウ、紅花、玉ねぎ、納豆、海藻類。

これらを心がけて摂取するようにすれば、この時期、樂にすごせるかもしれません。
女性は特に夏の肌の疲れには敏感ですから、毎日のお手入れにオイルは大事ですかね。これは詩子的発想ですので・・・私は「ソンバーユ」の純正のものが大好きでこれからの季節には欠かせない必須アイテムです。別にお薦めしているわけではありませんが・・・・(笑)。

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不明な用語が・・・

2013年10月02日 20時28分06秒 | インポート
 よちよち歩いてます。かなり慎重派です。2未のせいかも!!

★難易度Ⅰ~Ⅲ
先日、こんな質問がありましたので・・・
★よくブログの中で「固有の干」「固有の支」と書かれていますが、どう言う意味ですか?
 ということです。ん?・・・・・と思ったのですが、よくよく考えてみると皆さんに用語の説明なんてしたことないですので、分かり辛いかもと・・・

例えば、冲とか干合というのはエネルギーの方向が専一で強く剋したり、引き合ったりします。普通は一つの干や支は四方に生剋制化しています。このとき、
冲や干合のように二つのエネルギーの方向が向き合って、他へはあまり行かないとき、こんな状態を「縛り」があると言っています。束縛されているということですね。
ところが、冲が解けたり、干合が解けたりしますと、それぞれの二つのエネルギーは今までの「縛り」から解放されて、四方に生剋制化できる状態になります。このとき、「固有の干」「固有の支」という表現がぴったりとします。固有の~~というのはそういう縛りがなくなるときにも使われます。
当然、それ以外にも自由に生剋制化できる状態のときにはこういった表現が使われますので注意して読んでみるといいと思います。

 他にも生剋制化の「化」がよくわからないと質問されます。生は「相生」のことで木が火を生むことです。木から言えば、火に洩らすこと。火から言えば、木の生を受けることになります。こういったエネルギーの移行の仕方が「生」です。当然、木火土金水と流れることはすべて生です。
それに対して「化」というのは・・・
一つには同じように相生の関係にある二つの五行のエネルギーが移行することは同じなのですが、旺強な大過するエネルギーが洩らして納まるところを「化地」と呼び、大過する五行のエネルギーが洩らして移行することを「化」と言います。例えば、旺火が大過する八字が湿土にあうことなどが当てはまります。滴天髄の独象などが洩らして化地を行くのを喜ぶともいいます。

また、「化」にはここでいう生剋制化とは別に他の五行に「化す」という意味でも使われます。例えば、丁壬干合して木の五行に化す・・・などです。これが正しいかどうかは別の話として、別の五行に変わることを「化」と言います。
ちなみに「従」というのは、この「化」とはまた成り立ちが違いますから、混同してはいけません。「従・化は一」とおっしゃる方もいらっしゃいます。陽先生もそうでした。ですが、成り立ちが違う以上、同じであるはずもなく、従した結果、あるいは化した結果が同じで喜忌が同じというだけで一つにするのは危険だと思っています。


ちょっと最後のあたりは難しすぎたかもしれませんが・・・最初あたりは大事なところですので、確認しておくとよいかもしれません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
また私はブログでいろいろと理論を書きますが、これも命理のためと思っています。出し惜しみする必要などありません。学びたい人なら、必ず自分のものにして正しい四柱推命を身に付けてくださると信じています。教室や講座の人だけ・・・ではもったいないですね。初級程度には自力でも力は付くのではないでしょうか!!そして詩子の中級講座に入ってくださればそれはそれで幸いです(笑)。今のところ、初級講座の資料を作る余裕は全くありません。いっぱい、いっぱいです。
また、近いうちにNET講座(実践四柱推命:中級)の第二回募集をします。その気のある方はどうぞ~~!!

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