最近はレーズンとクルミに凝って焼いてます。以前は嫌いだったのですが・・
★命理
本日はすでに亥月水旺に入っています。丁亥日ですね。
甲午
乙亥
丁亥
○○
日干丁火は亥月水旺生まれで、3柱では根は年支の午ですが、遠く無情です。甲乙木の印に頼ろうかという丁火です。
さて、甲は燥湿からは生火可能ですが、日干には位置悪く無情。乙はどうか・・・坐下は旺令の2亥水ですから、もともと湿木であることからも乙のみでは生火不可能です。年干支の甲午が効を奏して乙木も少しは強まるかというところですが、さて・・・?という非常に乙は燥湿的には生火できるかどうかは問題だと思われます。
こういった日干弱で官殺強という八字はよくあるものです。どのように解明するか・・・官殺強ですから、心理的環境的圧迫となります。これが基本です。非常にあいまいな表現であり、何が起きるのかという事象までは言っていませんね。
身弱の官殺強というのは環境的圧迫というならば、環境が悪いということになります。まず父母が不適切で心身ともに健全な成長をするには不適切な環境に置かれることがあると言えます。そうすれば、印の母も生火が不十分で官殺の剋を十分に化殺できない母親であることがわかります。また財の父親は3柱ではありませんので忌とは言いがたいですが、運才で財をみれば、忌としかなりません。父も良い作用はしにくいことがわかります。
ところが、年干支は喜の木火ですので、祖先は喜の傾向であると看ます。一概には言えませんが、傾向ですね。そうすれば、ある程度の家庭環境にあるのかもしれません。つまり環境が整っているならば、上記のような環境が悪いとはいえませんから、今度は違った視点で見てみることになります。良い環境ゆえに学歴などの教育的縛りが多く、心理的圧迫となって日干を剋すこともあります。時干支に財でもあれば、財の父親が原因で官殺の圧迫となるというパターンですね。
長じては日支の配偶支も亥水の圧迫となりますから、妻も尻を叩くのか?というところでしょう。忌の配偶支ですね。
今まで述べたようなことがなければ、今度は病源を見ることになります。病源は上記のような事象の後から見るものです。病源は五行でみるものですから、時干支が何かということも問題ですが、まず水多の腎、泌尿器、生殖器系、火の血脈となります。また通変からも身弱の官殺強はメンタルの病、事故怪我もあり得ます。
まあ、こういう解明は少し命理に触れている方にはわかりきった内容でしたでしょうが・・・
それで、最近、びっくりするような怪我をされた羽生結弦選手を見てみたら・・
H6年12月7日でちょうど節入り日でした。
ア 甲戌
乙亥
丁卯
○○ あるいは
イ 甲戌
丙子
丁卯
○○ です。
大運は10丁丑 20戊寅 30己卯・・ です。
この大運の数値はアバウトですから、少し丁寧にやってみますと、
順行運ですので、亥月は 節入り時刻まで数時間ということですから、
0歳と1~2か月の範囲で大運交替です。
子月でしたら、9年8か月前後となりますでしょうか?少し、ズレがあります。
なぜ、こんなことを言うのかと言いますと、彼は今、接木期です。子月ならすでに戊寅運に入っていますが、亥月ならまだです。
さて、話はもとに戻しまして・・今までの事象から言ってもアなら、時干支に火は必須です。乙巳か丙午しかありません。そうでないと乙は生火しにくいし卯もわずかに生火・・・ちょっと事象とは合いにくいと感じます。ちなみにこの日の節入り時間は17時23分です。
甲戌 甲戌 甲戌 甲戌 甲戌 甲戌
乙亥 乙亥 乙亥 乙亥 乙亥 乙亥
丁卯 丁卯 丁卯 丁卯 丁卯 丁卯
壬寅 癸卯 甲辰 乙巳 丙午 丁未
寅、卯、辰、未も書いてみましたが、やはり生火に難が出ますね。やはり火がないと無理・・・!!!
イでしたら、時干支は酉の刻からですから、己酉、庚戌、辛亥、壬子です。金水ばかりで日干は月干の丙がなければ、苦し~いですね。
甲戌 甲戌 甲戌 甲戌
丙子 丙子 丙子 丙子
丁卯 丁卯 丁卯 丁卯
己酉 庚戌 辛亥 壬子
ところで今年ですが、甲午年です。ソチオリンピックであのような輝かしい功績を残せたのも頷けます。当時は、やっぱり喜神年だからねえ~と納得したものです。丁丑運の土旺でした。
弱日干の丁火は身弱ですが、湿土の丑に洩らす!!これは非常に苦労して血のにじむような努力であることがわかります。喜ではないからです。そして甲午年なら、その苦労も実を結ぶほどに影の努力が生きるということでしょう。並みの努力ではないことがわかります。これが身弱の食傷の作用です。限界を超えた努力をする人は・・ということです。
ところが同年にあのような突発的な事故となりました。おかしくないかと思って考えたり・・・
で、いろいろと思考をめぐらしているうちに思いつくことがあります。
亥月生まれなら、まだ丁丑運。 身弱の丁は甲午運の喜象はあったものの、接木期で運気が乱れているせいでしょうか?これは30年に一度来ますね。丑の食傷は忌ですから、努力の成果はあったものの、怪我(食傷の忌)と裏腹のものなのでしょうか?天干から甲が制してはいるんですが・・・
子月でしたら、すでに戊寅運に入っていますから、寅の生火を期待したいところです。ですが、寅は旺令の子水を納めますから、湿の気は強いものです。また戊も湿の気を帯びますが、これは旺水には病薬ではありますが、日干を洩らす食傷でもありますね。また年干か甲ですから、戊は疏土もされます。あまり問題とはならないと感じます。やはり問題は寅の生火力でしょう。八字の丙丁は死令の火ですから、木多を受けるには難があるものです。今年の甲午年は子午の冲剋で弱化します、それでも月干の丙には根ですから、事故は戊寅運に入った後での事象ととらえれば、月干の丙が働きますから、まずまずとなります。
悪くはないという印象です。
とはいえ、やはり、わからないものはわからない、羽生選手、亥月か子月か・・・迷います。
で、本日は長々とお付き合い有難うございました。何度も言いますが、これは机上の遊びですから、真剣には考えないでください。異論もあるでしょうし・・・詩子の独り言です。