左は中之島です。紅葉してました。右は88番札所です。こちらの紅葉が鮮烈でした。
★命理
高倉健さんです。
1931年2月16日午前8時 福岡県中間市
辛未
庚寅
壬寅
甲辰
これ、時干支はあてにならないかもしれませんが・・・あるサイトにこういうのがありますのでそのまま使わせていただきます。まあ、丙火は絶対にないだろうという予測をしていましたので、甲辰時干支で推してみましょう。
八字は壬日干で寅月木旺、雨水前の生まれです。日干弱で月干の庚金の印に頼るのみの八字です。年月印の喜神で良い家庭環境であり、母の庇護が大きいということは一目瞭然です。2寅は天干に甲が透出し、木の食傷大過です。月干の庚金は生身の喜であると同時に忌の食傷を制する病薬でもあります。庚金は二役の用神とも取れる干です。時支の辰中乙は無視できますが、辰中戊土の官殺も旺令の甲に制されて任じる責はほとんどありません。年支の未は燥土で生金はしません。また未中丁火は生寅の意もありますが、調候としては不及です。
また食傷大過で木剋土の八字から読み取れることは体質的には胃腸が弱いであろうということです。そのために虚弱体質ともなります。事実そのようですが・・・少し事象的には違っており、肺が悪くての虚弱のようです。ですが、土の脾胃が悪くても土金の関係から肺の気は健康的とはならないとみることもできます(中医より)。また木の背が高くて細身になることも合っていますね。
前置きが長くなりましたが・・
八字は日干弱
用神:庚
喜神:金水
忌神:木火
閑神:土
水は生木の忌がありますので閑神でもよいかもしれませんが、八字はもう少し水を欲しますので一応、喜神とすべきでしょう。また土もほとんど忌神ですが、己土は日干が任じるものではなく木に破されますが、湿土生金もあってわずかに喜。でも考えているうちにほとんど忌だと感じます。
さて、八字から見えることですが・・・
陽先生は生前によく高倉健さんには触れておられました。どういう観点からかと言いますと、俳優さんは陰干支の多い陰命が向いているが、高倉健さんは陽命だから、本当はシャイで不向きだが・・・みたいなことでした。HPにも提示されていると思います。その中で陽命の俳優さんは数少ないということでよく高倉健さんにふれておられました。
いろいろな報道でも高倉健さんは「不器用・・・」「口数が少ない・・」というようなコメントが多いですね。たしかに2寅はそれを物語っているように思います。口下手で正直、純真なロマンチストであり、はにかみや・・・まさにそのままですね。八字に丙火があれば、全く違っているだろうと思います。おしゃべりで議論好きとなるのですが・・・違いますね。だから、八字に丙火はないということが事象からわかるのです。ただ、うわさどおりの性情は理解できるのですが、水旺運ともなれば、壬水強で食傷強ともなれば、培われた性情も時には冲天奔地の抑えの効かない壬水となるはず・・・滞るところを知らない水の性情をお持ちのはずです。破壊的な一面もあったのではないでしょうか?
大運は身弱の壬水ですから、水旺から金旺に巡りますので喜が多いですね。丁亥運に江利チエミさんと結婚していますが・・表向きの俳優さんとしても活躍は喜神運でうなづけるものです。
丙戌運は、忌ですが、丙は調候運です。八字に生気が出るものではあるのですが、惜しいですね。丙戌運に離婚のようです。
乙酉は問題なしかと思えます。甲申運は申寅の冲剋に会い、水面下ではゴタゴタでしたでしょう。プライベートは語らない方のようでしたので、何もわかりませんね。
今回、亡くなられたのは壬午運の甲午年です。壬は庚金の水源あるもので日干の幇かと見えますが、これこそ生食傷となって流れます。地支は水に押された食傷の2寅が午火に流れます。今年の甲午年はさらに食傷と財ですから、日干は洩らしてしまいますね。年老いての食傷大過が加速することは忌なのですね。よくわかる事例だと思います。
また悪性リンパ腫については少し検討してみませんとわかりません。水火戦のようでもないですし、喜の金水が木火に流されてしまったような印象です。もう少し検討してみようと思います。