友人宅の薔薇、ビロードのような真紅です。
★生命力は腎にあり・・
生命力は腎にあり・・・聞いたことがあると思います。腎の作用強めるといつまでも若々しくありたいという願い、不老長寿が叶うわけです。
どういうことかと言いますと、老化は人によって進み方が違います。犬でも大型犬は老化が激しいですね。以前、我が家にいた大型犬は13歳にもなると腰がかがんでいかにも老女犬でした。今、我が家のベル猫さんは13歳ですが、ちっとも年を寄せません。少し、ジャンプ力が弱ったかとは感じますが、漆黒の黒毛は光っていますし、眼光もボケっとはしていません(笑)。
話がソレてますね。もとに戻します。老化の違いは中医の知恵によりますと、寿命と関係が深く、人間の生命を支えている物質に「精」と呼ばれるものがあります。そしてこの精には二つの要素があると言われています。
一つは親から受け継いだ生命エネルギーの源で、これを「先天の精」と言うそうです。もう一つは生後に自分が得た飲食物のエネルギー源で、これを「後天の精」と言います。
そしてこの二つの精は結局は腎に蓄えられ、腎を通じて、再び、子孫に先天の精として伝えられ、また、自分自身の生命の維持にも用いられます。
大事なこの「精」の貯蔵庫である腎が衰弱すると精力が減退し、性的な力が弱まり、老化が進みます。腎が弱ると尿が近くなったり、逆に尿が出にくくなったりするだけでなく、骨がもろくなって、折れやすくなることもあります。
骨への影響によって、骨髄や脳の働きも低下し、健忘症や貧血の傾向が出たりします。メンタル的にも気弱になったり、涙もろくなったり、また、足腰がだるくなるなど精神面の症状も出ることがあります。
こういった一連の症状を「腎虚」といいます。これはいわゆる「老化」なのです。腎虚は身体的なサビ付きとともにメンタル的にも老化へと追い込んでいくようです。
こういった観点からも八字の燥湿をみるとき、八字が燥に傾くよりは水多で湿にすぎるのではないかと思うくらいの八字のほうが生命力という観点からは強いそうですね。無水で干上がった八字では腎の強さはないですから、実証か虚証かと言えば、虚なのです。腎の作用は強い方が子孫を残す力も強いと看る・・壬水の男性ホルモン、癸水の女性ホルモン、これは強い方が生命力も強いのかもしれません。
女性の場合、毛髪などは水のジャンルですから、毛髪がつややかできれいなのは老化していないというバロメーターになるではないでしょうか?潤いですね。
いつまでも若々しくいるためには腎の作用をアップしたいものです。