青い鳥の世界へ

人として厳しい中で生きていかなければならない中、少しでも良い世界になったら。そして、より明るく、清らかに、暖かく。

消費税引き上げの前に

2008年06月06日 | 短歌に政治や社会

このところ、色んな問題で国家財政が議論されている。しかし緊縮財政化にある状態にあって四苦八苦している国家財政では、財源がない事には身動きが取れない。それで取りざたされているのが「消費税引き上げ」議論ということになる。
「消費税」とは、一般感覚としては「広く薄く」徴税するということであろう。しかしこのことは、低所得者や病人や寝たきりのお年寄りばかりか、生まれたての赤ちゃんからも撤収するということにもなっている。
こうした人たちなど年金生活者には、消費税は応える。
一方、
富裕層などは、そのままに豪邸に住み、高級車を乗り回し、高級料理に舌鼓を打ち、パーテーに明け暮れる余裕がある。
こうした状況、格差を是正しないで、単なる語呂あわせみたいに「消費税引き上げ」というのは、大変矛盾している。ここはまず初めに、こうした片寄りがちな所得の流れの体系に対する課税を強化すべき必要がある。
平等負担としての消費税より前に、所得配分の平等がないことには、消費税議論は意味を持たないからだ。

しかしこの処置には、抵抗があるだろう。その一つに、高級品が売れなくなり、経済が停滞するということもある。
だがその分税収が増えて、低所得者達の購買意欲が増す、ということもありえる。
それだけではない。「財源がない、財源がない」といっていながら、国際宇宙ステーションなどに使う一兆円もの費用があるし、クライスター爆弾破棄や切り替え費用だとして何十億円も必要だ、という費用がある。
こういう費用を一般財源に回せば、消費税引き上げの必要もある程度なくなることだろう。
国家財政、というような大事で考えないで、家計を切り盛りするという庶民感覚でやってもらいたいものだ。

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