我々人間というものは、他の生命を持つものと異なり、「楽」をしたがる。
それは「幸せ」にと、なりたがる。
これは「豊かに、楽しく、楽(快適、便利)」に過そうとしているという事で、人間というものの本性といえるものなのかもしれない。
ところがこの「楽や幸せ」、すなわち「豊かに、楽しく、楽(快適、便利)」に過そうとしているという事は、それが却って大きな弊害となり、恐るべき恐怖を与えるものとなる。
今日私はディサービスに行っていて、週刊誌置き場にある女性週刊誌に目を通していた。
その週刊誌には、「猫背の矯正」についての記事がある。
これは「正しい姿勢」を保たないから、猫背になると解説し、それは反対にみると、「楽をしよう」としているから姿勢が悪くなり、それで猫背になるといっていた。
ご尤もなことだ。
この事は、「幸せ」とか「豊かに、楽しく、楽(快適、便利)」に過そうとしているという事によっても言える。それはただ単に「猫背」という性質だけのものではなく、「体格や体質、生活習慣、食事、勤務態度とか勉学態度、社会生活態度」などとも関わりを持っている。
そしてその弊害と、そこからこだまのように帰ってくる報復とも復讐ともいえるものによって、恐怖に怯えなければならなくなる。
昔の人が言った「楽は敵」という戒めのほどが、実感として感じられる世相になっている。