衆院選 投票率の行方も焦点
衆院選は終盤に突入している。
しかし相変わらずに、上手な手品師が幅を利かせている。
政権党である自民党の選挙ポスターには、総裁である安倍首相の顔がデカデカと載っており、その公約の主旨(私はキャッチフレーズというような外来語は使わない)に、「この国を守る」と挙げられている。そして先日には数多の数字を挙げて実績や成果を論っていた。
しかしその数字の陰で、何の実績も成果も上がっていないことには、一言も言及していない。なかんずく待機児童などにしても、それはアベノミクス政策によって本来児童の養育者である母親たちを職場へ行かせて景気拡大に貢献させていたことにある。即ち児童から養育者を奪い取っている。
公約の主旨になっている「この国を守る」にしても、それならなぜ国是たる憲法を守り擁護しないで、憲法改正や改憲などと言っている。国の首長であるなら、率先して憲法擁護に努めるべきだろう。
こういう上手な手品師が、また選挙後も支配しては欲しくない。