lurking place

ニッポンのゆる~い日常

【上海万博】1日開幕、パクリ疑惑に懸命に反論

2010-04-29 23:36:22 | 支那(中国)
【上海万博】1日開幕、パクリ疑惑に懸命に反論


http://sankei.jp.msn.com/world/china/100429/chn1004292103009-n1.htm


 史上最大規模の国際博覧会、上海万博が5月1日、開幕する。中国館やマスコットのデザイン、テーマソングなどの“盗用疑惑”が噴出する中、中国側は、万博事務局の洪浩事務局長が28日の記者会見で「われわれは知的財産権の保護を重視してきた」と強調するなど、何とかメンツを取り繕おうと躍起になっている。

 中国館は、枡組(ますぐみ)と呼ばれる柱の組み合わせや逆三角形のデザインが、1992年セビリア万博(スペイン)で日本の建築家、安藤忠雄氏が手がけた日本館に酷似しているとの指摘を受けている。

 これに対し、中国館を設計した華南理工大学建築学院の倪陽副院長は、中国紙上で「中国館のスタイルは建築デザインの世界で広く使われているもの。安藤氏が創造したものではない」と反論した。

 さらに国際情報紙、環球時報(英語版)によると、中国社会科学院建築研究院の主任設計士、崔●氏も「(中国館、セビリア万博時の日本館)ともに伝統的な中国の建築技法から影響を受けている。盗作というのならば、最初にコピーしたのは日本の方だ」と主張している。

 ●=杉の木を丹に


2010.4.29 21:02





「万パク」狂想曲


http://sankei.jp.msn.com/world/china/100429/chn1004291802003-n1.htm


中国で5月1日に開幕する上海万博。242の国と国際機関が参加し、半年の会期中に7千万人以上の来場者を見込むという史上最大規模で、北京五輪に続く中国の威信を世界に示す国家イベントだ。ただ「量と質」が必ずしもバランスしないのが、この国の常。開幕前夜のドタバタ劇を3回にわたって現場から報告する。

                 ◇

 上海万博をめぐっては相次ぐ盗作、模倣、偽造などの疑惑が噴出。「万事がパクりの上海万パクじゃないのか」との厳しい見方が内外で広がっている。



事例(1)「PR曲」

 独自の作曲とされたPR曲「2010等●(ニイ)来」のメロディーがシンガーソングライター、岡本真夜さんのヒット曲「そのままの君でいて」にそっくりだと国内でネットユーザーに指摘され、あわてた万博事務局が曲の使用を停止した上、岡本さん側にこの曲の使用権を求める騒ぎがあった。

 盗作を事実上、認めた形だ。しかし、PR曲の作曲者、繆森(ぼく・しん)氏が盗作疑惑を否定する声明を発表して混戦模様に。そこに中国の程永華駐日大使が27日、「中国は著作権保護に真剣で、関係部署が調べている。(もし盗作が)はっきりすれば厳しい姿勢で臨まなければならない」と述べ、なにが真実でなにがウソなのかわからない事態になった。

  ●=にんべんに「尓」



事例(2)「マスコット」

 上海万博公式マスコットの「海宝(ハイバオ)」のデザインが、米国で1950年代に発売されたキャラクターの「ガンビー」にイメージがそっくりだと、やはり中国のネットで指摘されている。台湾のデザイナー、巫永堅(ふ・えいけん)氏の作品として選ばれ、2007年12月に公式に採用されている。

 体の形は漢字の人、色は海のイメージを投影したというが、顔の形や頭と胴が一体化したスタイルがガンビーとそっくりという。

 だが、台湾からの報道によると、巫永堅氏は盗作疑惑について、「侮辱だ」と憤り、「海宝のデザイン当時は、ガンビーなど見たこともなく、存在も知らなかった」などと主張。裁判も辞さない構えを見せているという。こちらも複雑な事態になりそうな雲行き。



事例(3)「中国館」

 国家パビリオンとして中国政府が威信をかけた「中国館」の外観デザインにも疑惑が。1992年にスペインで開かれたセビリア万博の「日本館」など、建築家、安藤忠雄氏が手がけた作品に酷似している、との指摘が、これもネットで広がった。中国館は「東方の冠」をイメージした高さ69メートルの逆ピラミッド型の建物で上海万博を象徴するメーンパビリオンでもある。

 だが、セビリア博の日本館や安藤氏の設計で2000年に完成した愛媛県西条市の「光明寺」の画像と比較したサイトによると、枡組と呼ばれる柱の組み合わせや枡組による逆三角形のデザインがそっくりだ。

万博事務局は「中国の建築様式だ」と突っぱねているが、建築専門家の間ではかねて首をひねるデザインとされていたという。中国館の設計を統括した華南理工大学建築学院の何鏡堂院長は地元紙の取材に、「建築には百点満点はない」などと答えているそうだ。



事例(4)もろもろ…

 公式のPR曲に公式マスコット、そして国家パビリオンにも疑惑が広がる不可思議な事態に。お上がそうであれば下々はもっと乱れるのか。万博期間中のテロ対策として、周辺の省から上海市への進入車両は境界線で厳しい安全検査が義務づけられるが、その検査がフリーパスとなる許可証のニセモノが堂々と販売されて、当局に摘発された。

 万博会場への入場券で超人気の開幕当日、5月1日分(約2700円)の偽造券も横行している。地元紙は、ネット上で1枚4000~5000円で転売されている5月1日の入場券の中には、数多くのニセモノが含まれているとして警告している。見た目はソックリだが、当日、自動入場機にはじかれて入場できない事態になるかもしれない。

 マスコットや公式マークの入った万博グッズのニセモノ販売はすでに当たり前のこと。パクり大国の偽造技術は「向かうところ敵なし(?)」だ。ただ、この国のこれまでの「常識」やら「言い訳」やらは国際社会に簡単に通用しそうもない。国内の理屈でやってきたパクり劇。万国博覧会の場でどう変化するか。世界の注目が上海に集まる。

2010.4.29 18:00





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

主権回復の日 守りたい領土と海洋権益

2010-04-29 11:48:21 | 日本

主権回復の日 守りたい領土と海洋権益


http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100429/plc1004290310007-n1.htm


「主権回復の日」の28日、都内で記念集会が開かれた。58年前のこの日、サンフランシスコ講和条約が発効し、日本は7年近い連合国軍総司令部(GHQ)の占領から解放され、名実ともに独立国家として再スタートを切った。


 講和条約の眼目の一つは、敗戦国の日本が朝鮮、台湾、千島列島などの旧領土を放棄し、新しい国境線が引かれたことだ。言うまでもないが、北方四島は放棄した千島列島に含まれない。竹島も、日本が放棄した「済州島、巨文島及び鬱陵島を含む朝鮮」に含まれていない。

 いずれも日本固有の領土でありながら、北方四島はロシア、竹島は韓国に不法占拠されたままだ。これらの島が返ってこなければ、真の意味で戦後は終わらない。鳩山由紀夫政権はこの事実から目をそらさず、毅然(きぜん)たる姿勢で返還交渉にあたる必要がある。


 日本が実効支配している離島にも、警戒を怠ってはならない。

 尖閣諸島は中国も領有権を主張し、しばしば領海侵犯事件を起こしている。沖縄近海や日本最南端の沖ノ鳥島周辺でも、中国艦艇の動きが活発になっている。中国海軍は沖縄、台湾を結ぶ「第1列島線」を越え、小笠原諸島、グアムを結ぶ「第2列島線」に至る海域での影響力強化を目指しているといわれる。

 岡田克也外相は「中国などの軍事力強化を考えたとき、現在の自衛隊だけで適切に対応できるかというと、限界がある」と述べた。米軍と連携した国境線付近の防衛強化策を真剣に検討すべきだ。


 日本の排他的経済水域(EEZ)の海洋権益を守ることも大切だ。東シナ海のガス田をめぐり、一部ガス田の日中共同開発などで合意したものの、中国は一方的に採掘・生産を開始する構えを見せている。現行の海洋基本法関連法には、外国に権益が侵害された場合の具体的な対処規定がなく、国益を守る法整備が必要である。

 中国は沖ノ鳥島をEEZが設定できない「岩」だと主張し、レアメタル(希少金属)などの海底資源も狙っている。同島が「島」であることを明確に示すためにも、港湾施設を設けるなどの補強工事が喫緊の課題だ。

 学校や家庭でも、北方四島や竹島が日本固有の領土であることなどを子供たちにきちんと教え、政府と国民が一体となって主権意識を高めていく必要がある。










  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「開き直り大国」の恐ろしさ

2010-04-29 08:39:40 | 支那(中国)

「開き直り大国」の恐ろしさ  【石平のChina Watch】


http://sankei.jp.msn.com/world/china/100429/chn1004290754001-n1.htm



上海万博PRソングの盗作疑惑の一件は、盗作されたとされる岡本真夜さんが楽曲の使用を許諾したことで一段落と思われたが、渦中の中国人作曲家の所属する音楽会社が公式声明を発表し、盗作であることを強く否定した上で、疑惑を指摘してきた人々を「下心のある人間」だと罵倒(ばとう)したのである。

 2つの楽曲が非常に類似していることは科学的方法によっても検証済みだし、上海万博事務局はPRソングの著作権にトラブルが発生していることを認めている。同事務局が岡本さんの所属事務所に楽曲の使用許諾を申請したこと自体、問題の楽曲が盗作であることの何よりの証明であろう。

 つまり、誰の目から見てもそれが盗作であることは明らかだし、盗作という行為は当事者にとっても恥じるべきことであろう。にもかかわらず、当の疑惑者は露ほどの恥の意識も見せることなく、岡本さんの寛大さに感謝することもなく、むしろ「盗人たけだけしい」というべき態度で、「盗作でない」と堂々と開き直ったのである。


 その並ならぬ「神経の太さ」は大半の日本人の度肝を抜くものであろうが、実は今の中国では、悪事を働いた人が「悪」を悪とも思わず、「恥」を恥とも感じず、むしろ開き直って自らを正当化するのが「国民的流儀」となっている。

 たとえば、今年の3月に「夫婦交換パーティー」を開いたことで起訴された南京市在住の大学助教授は「おれのやったことは不倫よりも高尚な行為だ」と自賛し、上海市内の13階マンションが倒壊した一件で被告となった責任者は「落雷が原因かも」と強弁した。

 汚職で捕まった政府の高官たちは「私より多く収賄したやつはいくらでもいるのに、私だけが捕まったのはどういうことだ」「私は二十数年間苦労してやっと市長のいすを手に入れた。多少収賄して何が悪いか」…。これらの“名セリフ”は中国ネット上の語り草ともなっている。


 それは別に個人に限られたことではない。中国の政府も同類だ。中国海軍のヘリコプターが沖縄本島南方海域で海上自衛隊の護衛艦と2度にわたって異常接近した問題で、中国外務省は「日本側の監視活動に対する必要な防衛措置だ」と開き直って正当化し、中国国営の国際放送局に至っては、中国海軍による接近行為を「紳士的風格を示した」とまで褒めたたえた。そういえば、「毒ギョーザ」事件では、一時「問題は日本側にあるのではないか」と開き直ったのも当の中国政府である。

とにかく、民間人から政府まで、今の中国では、「自分たちはちっとも悪くない。すべては相手が悪いのだ」といった「開き直りの精神」がいたるところで貫徹されている様子である。

 考えてみれば、昔の中国人はそれほど恥知らずの人間たちでもなかった。友人や親族を密告することや教師を殴り殺すことが「革命的英雄行為」だと褒めたたえられた毛沢東の時代から、中国人は徐々に善悪の分別を失っていった。


 さらに、トウ小平の時代、政府が天安門で行った自らの虐殺行為を「正しい措置」だと正当化して開き直って以来、自分の過ちを絶対認めないことが、この国と国民のスタイルとして定着してきた。


 このような国民と政府に対して、日本人はよほど慎重に対処していくべきだし、あまり深く付き合わない方がよいのではないかと思う。ましてや、中国を相手とする「東アジア共同体構想」うんぬんというのは幼稚極まりない妄想以外の何ものでもなかろう。



                   ◇



【プロフィル】石平

 せき・へい 1962年中国四川省生まれ。北京大学哲学部卒。88年来日し、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関を経て、評論活動に入る。『謀略家たちの中国』など著書多数。平成19年、日本国籍を取得。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする