山口県岩国市の市長選挙が、今月、2月10日(日)に投開票されます。昨今の報道では中国製冷凍ギョーザの問題がメディアを席巻しており、米国大統領選挙のメガチューズデイなる話題で持ちきりになっています。しかし、日本の国民にとって大切な選挙は米国大統領選挙ではなく、岩国市の市長選だと思います。
私が思う、この市長選で大切なことは、「人」を失ってはいけないということだと思います。それは 井原勝介 前市長のことです。市民・国民のことを思い、市政を実践されている素晴らしい人材を失っては、岩国市民、日本国民の損失につながると思います。
井原さんは、9年前に「市政をガラス張りにする」を公約に掲げ市長となり、私欲渦巻く市政体質を一掃し、赤字財政を脱却すべく、余分な支出をカットし、借金を少しずつ返済できるようにした人物だそうです。
また、現在、この選挙が注目されるのは、米軍再編による基地移駐問題があるからです。岩国市には元々基地があり、井原さんは、ギリギリのところで政府と交渉し、苦渋の選択の中、現在の米軍基地機能の受け入れを決めてきたのだと思います。市民には多くの負担をしてもらっており、これ以上、負担を強いることはできないし、危険をさらに増し、騒音などの苦痛を増やすわけにはいかないという気持ちで地方自治を行ってきたのだと思います。
日米両政府の合意では、2014年までに厚木基地から岩国基地へ59機もの空母艦載機部隊の移駐を行うということになっているそうです。これはとりもなおさず、全国最大規模の騒音地帯となると言われています。訓練は昼夜問わず行われます。特に基地周辺の地域の人たちは心身ともに疲れてくるのは目に見えています。だから厚木基地でも騒音などの訴訟問題が起きています。この問題は、国から補助金(迷惑料)が出れば済むことなのでしょうか。
石川県小松市にも航空自衛隊があります。小学生の時に遠足へ小松空港へ行った記憶があり、近くを戦闘機が通り抜けました。カッコいいとか、すごいという感想とは正反対で、すぐ隣の友の話も聞こえず「うるさい」「周りの人は迷惑だろうな~」と小学生ながら感じたことを思い出します。
岩国市も基地がある以上、当然、政府から補助金をもらっています。それを財政に活かすのも自然です。しかし、新市庁舎建設への費用に当てていた、07年度交付金約35億円の支給が凍結されたようです。決定していたお金がなぜ凍結されてしまうのでしょうか。
それは、2007年に国民投票法の成立と同時に、話題にあまり登らなかった補助金の特措法「米軍再編推進法」も成立していました。簡単にまとめてしまうと”政府で決めたことに言うことをきく所にはお金をあげます。言うこときかない所にはあげませんよ」という法です。このおかげで新市庁舎の工事はストップしています。
2006年3月の住民投票、4月の市長選挙では移駐反対派が制しました。これが民意であるから、井原さんは国(&米軍)と地方に渦巻く権力に挟まれながら、市民のことを思い、世の行く末を考えて行動していたと思います。地方自治は市民、県民のためにあり、市民が安心して生活できるようにという基本原則において行動してる井原さんは素晴らしいと思います。
どこの地方自治体も赤字でたいへんなご時勢、当てにしていたお金が凍結されることは非常に苦しいと思います。そんな中でやりくりして予算案を作り議会にかけたところ否決され、それじゃあ、もう一度民意を聞いてみようじゃないか、ということで辞職され、今回の選挙になったようです。
人の体では、糖尿病でインシュリンを大量に打ってしまったら、膵臓の機能は衰退していきますし、人類の進化にしても環境に適応して必要なものは残り、使わないものは無くなるか、機能を失ってしまいます。体には用不用の法則というのがあり、使わない器官や組織は退化していきます。
一度基地の拡大を受け入れ、補助金をもらい潤ったとしたら、基地に依存するようになっていくとたいへんです。何かあると再び受け入なくてはならなくなるかもしれません。衰退していくのは地域の人々であり、地域の経済かもしれません。一部の人たちは儲かるかもしれません。
明治時代、日本では優秀な人材を失いました。ご存知、西郷隆盛です。「天敬愛人」を身上とする人物です。人民のことを心から思い行動してきた西郷が、当時の政治情勢、真実、真に国を思う若い人たちに押され、人民のために西南戦争に突入していきまいたが、残念ながら、この戦いで帰らぬ人となりました。
西郷さんと比較すると話が大きくなってしまうかもしれませんが、今回も日本の行く末を占う大事な選挙になると思います。素晴らしい人材が日本からいなくならないように応援したいと思います。
すべてを我が事として、何でも見ていくことが大切であり、そう心で感じることが、自分の身(実)になっていくのでしょう
再び長くなってしまいました。最後までお読み頂き、ありがとうございます。
私が思う、この市長選で大切なことは、「人」を失ってはいけないということだと思います。それは 井原勝介 前市長のことです。市民・国民のことを思い、市政を実践されている素晴らしい人材を失っては、岩国市民、日本国民の損失につながると思います。
井原さんは、9年前に「市政をガラス張りにする」を公約に掲げ市長となり、私欲渦巻く市政体質を一掃し、赤字財政を脱却すべく、余分な支出をカットし、借金を少しずつ返済できるようにした人物だそうです。
また、現在、この選挙が注目されるのは、米軍再編による基地移駐問題があるからです。岩国市には元々基地があり、井原さんは、ギリギリのところで政府と交渉し、苦渋の選択の中、現在の米軍基地機能の受け入れを決めてきたのだと思います。市民には多くの負担をしてもらっており、これ以上、負担を強いることはできないし、危険をさらに増し、騒音などの苦痛を増やすわけにはいかないという気持ちで地方自治を行ってきたのだと思います。
日米両政府の合意では、2014年までに厚木基地から岩国基地へ59機もの空母艦載機部隊の移駐を行うということになっているそうです。これはとりもなおさず、全国最大規模の騒音地帯となると言われています。訓練は昼夜問わず行われます。特に基地周辺の地域の人たちは心身ともに疲れてくるのは目に見えています。だから厚木基地でも騒音などの訴訟問題が起きています。この問題は、国から補助金(迷惑料)が出れば済むことなのでしょうか。
石川県小松市にも航空自衛隊があります。小学生の時に遠足へ小松空港へ行った記憶があり、近くを戦闘機が通り抜けました。カッコいいとか、すごいという感想とは正反対で、すぐ隣の友の話も聞こえず「うるさい」「周りの人は迷惑だろうな~」と小学生ながら感じたことを思い出します。
岩国市も基地がある以上、当然、政府から補助金をもらっています。それを財政に活かすのも自然です。しかし、新市庁舎建設への費用に当てていた、07年度交付金約35億円の支給が凍結されたようです。決定していたお金がなぜ凍結されてしまうのでしょうか。
それは、2007年に国民投票法の成立と同時に、話題にあまり登らなかった補助金の特措法「米軍再編推進法」も成立していました。簡単にまとめてしまうと”政府で決めたことに言うことをきく所にはお金をあげます。言うこときかない所にはあげませんよ」という法です。このおかげで新市庁舎の工事はストップしています。
2006年3月の住民投票、4月の市長選挙では移駐反対派が制しました。これが民意であるから、井原さんは国(&米軍)と地方に渦巻く権力に挟まれながら、市民のことを思い、世の行く末を考えて行動していたと思います。地方自治は市民、県民のためにあり、市民が安心して生活できるようにという基本原則において行動してる井原さんは素晴らしいと思います。
どこの地方自治体も赤字でたいへんなご時勢、当てにしていたお金が凍結されることは非常に苦しいと思います。そんな中でやりくりして予算案を作り議会にかけたところ否決され、それじゃあ、もう一度民意を聞いてみようじゃないか、ということで辞職され、今回の選挙になったようです。
人の体では、糖尿病でインシュリンを大量に打ってしまったら、膵臓の機能は衰退していきますし、人類の進化にしても環境に適応して必要なものは残り、使わないものは無くなるか、機能を失ってしまいます。体には用不用の法則というのがあり、使わない器官や組織は退化していきます。
一度基地の拡大を受け入れ、補助金をもらい潤ったとしたら、基地に依存するようになっていくとたいへんです。何かあると再び受け入なくてはならなくなるかもしれません。衰退していくのは地域の人々であり、地域の経済かもしれません。一部の人たちは儲かるかもしれません。
明治時代、日本では優秀な人材を失いました。ご存知、西郷隆盛です。「天敬愛人」を身上とする人物です。人民のことを心から思い行動してきた西郷が、当時の政治情勢、真実、真に国を思う若い人たちに押され、人民のために西南戦争に突入していきまいたが、残念ながら、この戦いで帰らぬ人となりました。
西郷さんと比較すると話が大きくなってしまうかもしれませんが、今回も日本の行く末を占う大事な選挙になると思います。素晴らしい人材が日本からいなくならないように応援したいと思います。
すべてを我が事として、何でも見ていくことが大切であり、そう心で感じることが、自分の身(実)になっていくのでしょう
再び長くなってしまいました。最後までお読み頂き、ありがとうございます。