二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

作らずに刈り取るのは鳥獣争奪の道

2009年01月29日 | 言葉のちから 心のちから
世の中の幸福、人の喜びのため努力したものは、その努力の分、必ず自分の人生に反映されます。その道理が通じなくなってきているのが現代社会です。

自分の富のため、自分の利益(お金)のため、自己満足を満たすため、何でもありという場面が多々見られ、それが戦争、紛争、であり、株式・先物・債権市場など私利私欲うごめく資本主義・民主主義の皮をかぶった、一部の人たちに富が集中する社会主義。共産主義という経済システムです。

故に、世界で、日本で、貧富の差は縮まらないどころか拡がってきています。

≪大昔は人道がまだ明らかでなく、人類は鳥獣と一緒に住んで、昼となく夜となく食物をあさり、争奪を事としていたから、一日として安心な生活ができなかった。

われわれの祖先は、これを哀れと考えて、始めて推譲の道を立て、農業を教えられた。それで五穀が実って衣食が豊かになり、人道が明らかに定まって部族が安らかに治まった。

ところが世も下った今日では、民情がどうかすると大昔に戻りやすくなり、秋の末、ひとつの稲田が実るのを見ると、むやみに欲しくなり、夏の始め、ひとつの麦畑が熟するのを見れば、またとりたくなる。

まったくの話、自分で作らずにどうして刈り取れるものか。もし取ったとしたら、それこそ鳥獣争奪の道だ。
秋になって稲を刈ることができなかったら、自分で作らなかったのが過ちであると知って麦を蒔くがよいし、初夏になって麦を取り入れることができなかったら稲を植えるがよい。そうすれば稲でも麦でも、半年はあとには、きっと収穫ができるのだ。

衰えた国の君主も人民も、よくよくこの道理を察しなければならない。

『世界に誇る日本の道徳力 心に響く二宮尊徳90の名言』
 石川佐智子 著


富と裕福が欲しいなら、まず土地を耕し、種を蒔き、草を取る積み重ねが大切であり、勤労努力して良い因果関係をつくるのです。

働いた原因で、その後の実り豊かな暮らしが結果として出るのです。という教えではないでしょうか。

この自然の法則は自然の原理原則です。どんなに小さな努力、目立たない努力でもコツコツと積み重ねること、継続して信念を持って行うこと、人を思い、愛し、行い続けることが、ひいては自分のためになるということでしょう。
お金中心、自分中心、物質中心、の世の中は必ず終焉を迎えると思います。まず自分の心から、行動から改める必要がありますね

最後の星稜高校野球部 山下総監督の教えの言葉。

 心が変われば、行動が変わる
行動が変われば、習慣が変わる
習慣が変われば、人格が変わる
人格が変われば、運命が変わる


二葉鍼灸療院 田中良和
コメント (2)
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