二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

2010 星稜高校野球部 3年生を送る会 出席

2010年02月02日 | 高校野球
1月30日(土)、午後6時より金沢都ホテルの7階にて、星稜高等学校野球部 「3年生を送る会」が開催されましたので出席いたしました。
少し忙しく患者さまの関係で少し遅れての出席となりました。

私は金沢で開業して今年の6月で12年となります。その時から星稜高校野球部の選手治療や身体のケアをさせて頂いております。現在までの約11年間では、夏の甲子園に2回、春の甲子園に1回出場し、帯同し選手のケアをいたしました。

今年は春、夏ともに惜しいところまでは勝ち進んだのですが、あと一歩及ばず、甲子園出場を果たせませんでした。自分がどれだけ選手の力を引き出せたか、悔いなくプレーできるようにケアを万全にできたかといつも考えさせられます。

試合に勝ったり、選手が素晴らしい活躍をした時は、本人の「選手の力」がフルに発揮できた結果であり、これは選手の努力の賜物です。逆に、結果を出せなかった、あるいは、試合に負けてしまった時は、「ケアにおいてどこが良くなかったか」「選手が力を発揮できなかった責任は自分にあるのでは」と深く反省してしまいます。でも、それが選手の身体をメンテナンス、ケアする立場にあっては忘れてはならない意識だと思っています。

時に、本当深く落ち込む場合がありますが、「まったなし」の世界ですから、そんな時はしっかり反省し、しっかり次の解決策を考え、最後に一杯やって気持ちを切り替えるようにしてますね。

でも、年を経るごとに補欠、レギュラーに関わらず、後輩たちとの関係が築かれてきますので、思い入れも強くなります。

さて、3年生を送る会は、3年生のスピーチが行われます。短いですがそれぞれが考え、3年間の思いを込めたスピーチがあるわけですが、そこでは本当に3年生たちの成長ぶりに驚かされます。いろいろな個性あふれるスピーチなのですが、何か共通した思いというか空気がそこに滲み出ています。それを言葉にすると…

○両親へ、監督、部長、スタッフへの「感謝」の気持ち
「努力」することの大切さ
○かけがいのないチームメート(仲間)との「出逢い」と、一緒に3年間、星稜野球部でプレーできたことへの「喜び」
○仕事をするときの「人間力」、「人間性」の大切さ
「継続」して行うことの大切さ
「耐える」こと、「我慢する」ことの必要な場合があること
○3年間、星稜野球部で培ったことは必ず「人生においてプラスになる」という確信
○1・2年生の後輩たちへの期待と、「高い志」の継続

要約するとこのようなことをスピーチで話していました。私が高校を卒業する時、こんなに物事をよくわかっていたかな~と当時を振り返ってみると……思い出せない記憶喪失ということで それにしても本当に3年間でみな成長していきます。

この星稜高校野球部で正味2年半、ほとんど休みなしで、野球に関するあらゆる体力的、技術的トレーニングが行われます。とくに高校生の時期は筋肉が発達し、体力が著しくついてくる時期です。その時期に地道に、何度も繰り返し練習を行うことにより、その刺激は脳にインプットされていきます。繰り返しの記憶は小脳で無意識下の運動に変わり、反射的にボールに対応できるようになります。筋肉も肥大し、この肥大した筋肉の容積はしっかり記憶され、運動をやめた後でも線維は細くなっても、容積は保たれています。久しぶりに運動を始めると、運動をしていた人のほうが筋肉がつきやすいのはこのためでしょう。
また、失敗と反省、そして成功、次の段階へのステップに向けての失敗、また反省、というように、その繰り返し行われる心の軌跡もしっかり記憶されます。心を養うとはただ読書だけしていては身につきません。実践が重要なのです。

何が言いたいかというと、この心も身体も急速に成長する時期において、よい仲間に恵まれ、厳しい指導者に養われ、練習やミーティングなどを繰り返し行うことによって、それは人生のベースを形作くる大きな一要因となるということです。
それは、この3年間は勝ち負けに関係なく、これからの人生において必ずプラスとなるということになると思うのです。

私が遅れていったため、北川監督の話が聴けなくて残念でしたが、山下総監督は「人生において重要なことは95%以上が出逢いなんだよ」という話がありました。また、これからステップアップする3年生に「いい人に出逢いなさい、いい書物に出逢いなさい、いい旅をして視野を広く持ちなさい」とも話されていました。いい言葉だな~と思いましたね。

また、保護者会相談役の本田先生(元部長)は、「自然界の他の動物には必ず天敵がいる。人間にはいません。では、人間の天敵は何でしょうか。私は自分自身がが天敵なのだと思います。天敵は自分の内にあるのだと思うのです」と話しておられました。これも、いい言葉だなと思いました。そう、人間の内側には天敵もいれば仲間もいるのだと思います。また、自分の内の天敵がいないと、これは危機管理することもできなくなるのでしょう。野村前楽天ゴールデンイーグルス監督も「敵は我にあり」という著書を出していますね。

本当に、3年生を送る会に参加すると心が洗われます。
3年生の皆さん、3年間よく頑張りました そして、ありがとう 私も成長することができました。私もさらに精進して、今年の夏の甲子園にはぜひとも”黄色のユニホーム”を、澄み渡る青空と灼熱の太陽が降り注ぐ甲子園球場で直に観に行きたいと強く思うのです  あっ、一緒に帯同させていただくんでした

二葉鍼灸療院 田中良和
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2010 金沢市鍼灸マッサージ師会 新春役員研修会&懇親会 参加

2010年02月02日 | 鍼灸
2月28日(木)、午後6時から金沢エクセルホテル東急にて、金沢市鍼灸マッサージ師会の新春役員研修会と懇親会が行われましたので参加しました。

最近、業界の活動やその他の用事で、治療を途中で終了して、会議や会合に出ることが多くなってきましたので、患者さまにはたいへんご迷惑をおかけしておりますが、診療では、さらに技術を磨き、心を込めて対応させて頂きますので、そのあたりはご容赦いただきたい…といつも思っているのでした~

~新春役員研修会~
 ◎場 所:金沢エクセルホテル東急 5階 パインルーム
 ◎時 間:午後6時~7時20分

 ◎研修Ⅰ:「ホテルのリスクマネージメント」
   講 師:西四辻 公教 様(金沢エクセルホテル東急 総支配人)

 ◎研修Ⅱ:「金沢市の福祉健康行政について」
   講 師:金沢市 健康福祉局 健康総務課  課長  加藤 実 様
        金沢市 健康福祉局 こども福祉課 課長  越田理恵 様
        金沢市 市民局  市民スポーツ課 課長  尾崎敬志 様

(上の写真は、研修会での司会進行 宮川先生 です)

ホテルのお客様に安心・安全・信頼を得るための取り組み、また、金沢市行政においての健康や福祉、こどもの環境、スポーツでの取り組みなどに関しての話が聴けて、なかなか有意義な時間でした。


 西四辻 金沢エクセルホテル東急 総支配人 

私たちの職業も地域の方々が健康になって頂くためにあります。それには、地域と連携することが大切であり、自分たちの技術や学問を磨くことと同様に、行政や企業の理解や協力を得ていくことは、今後さらに必要となってくると思いますので、この鍼灸マッサージ師会の取り組みはいいことだと感じます。これから、さらに変化の激しい時がやってきますからね




 上より金沢市役所の加藤様、越田様、尾崎様
    
~新春役員懇親会~
 ◎場 所:金沢エクセルホテル東急 5階 メイプルルーム
 ◎時 間:午後7時30分~9時



 司会のわたくしめ~ 手前は下沢県議会議員


 最後はみんなで記念撮影

(社)石川県鍼灸マッサージ師会の顧問をして頂いている、県議会議員の下沢佳充 様、当会の顧問をやって頂いている市議会議員の下沢広伸 様、石川県立盲学校 校長 高 宏 様などのご来賓を迎えて、役員ともども懇親会が行われました。

宴会部門の司会は私のお役目です。そうなんです、堅苦しい司会はあまり得意ではないのです。お酒を少し体に含んでから、それをエネルギー源として話す私としては懇親会やアトラクションの司会で能力を発揮するのですな~んてね

皆さんにとって大事な時間を楽しく過ごして頂きたいそのためにはどんな話し方をしていったらいいのか…そ・ん・な・こ・と、考えてる余裕なんてありませ~ん。もう、思いついたことを一所懸命言って、やってるってとこですかね。いろんなところで司会をさせて頂くと、勉強になるんですね。

思えば、恥ずかしがり屋で引っ込み思案、人前で何かするのは、基本的には苦手なんです。しかし、「勢いで行けー」と走ってしまうと、失敗か成功かは別にして、やってしまうのが自分の性質でしょうか。と、最近、自分自身を考えることがよくあります。でも、基本は恥ずかしがり屋で人見知りなんですね~。

その後も、2次会…、3次会…へと移行し、最後は若手の先生方とミッドナイトセミナーを熱く、熱く、そして笑顔で開催していたのでした。これも明日への活力源になるんですよね。
しか~し、いくら脂の乗ってきた年齢だからって、身体は大切にしないといけません。患者さまに日頃言っていることを自分が実践しないとね


 写真が横向きでスイマセ~ン 3次会の風景


 3次会の風景 その弐

これからは協調、共生、信頼など温かい心が重要なキーポイントとなる時代になってくると思います。そして、何よりも大切なものは仲間なんですよね~。
患者さんが、より良い鍼灸医療を受けることができるように、同じ意識を持った仲間がいるということは何よりの宝、財産となるのでは、と思うのです。

二葉鍼灸療院 田中良和
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