二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

ストレスと免疫力

2010年02月03日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

『ストレスと免疫力』 

   東洋医学研究所グループ 海沼鍼灸院 院長  海沼英祐 先生


『ストレスと免疫力』 研究所コラムはこちらをクリック!

世の中はストレス社会です。しかし、自然界をみてみると、暑さ、寒さ、湿気など四季折々の変化(刺激)があって人間の身体はその変化に適応するように、身体内部を一定に保とうと働きます(恒常性維持機能)。常に変化の中に人間は生きています。

人間関係においても、大好きな人、大嫌いな人、心の和む人、緊張して対応しなければならない人、その人が置かれている環境や状況において、その場に応じて対応していかなければいけません。これも人間の身体にとっての刺激であり、様々な刺激を経験することにより、学習し、脳が活発に働き、様々な状況に即座に対応できる知恵が身についていきます。

ということは、人間は適度な刺激や変化は必要であるということです。この刺激や変化が自己の許容量をオーバーしたり、持続的に刺激が重なり、処理しきれなくなると、身体においては「ストレス」となり、その結果、あらゆる、ストレス状況下の反応(交感神経緊張状態)が維持されるわけです。

さて、今回のコラムは、鍼灸院での治療を行いながら、新潟大学の安保先生のところへ研究に行かれている海沼先生です。

身体の中で密接に関わりをもって、生体防御機構の中枢を担っている免疫系と自律神経系の関係を白血球からみることにより、心と身体を安らかにして、自律神経のバランスを整えることが、免疫力の強化・安定につながり、それが病氣にならない身体づくりができることを分かりやすく書かれています。

鍼灸治療は自律神経系に最初に働きかけるのか、免疫系に働きかけるのか、同時なのか、それは分かりませんが、鍼刺激はこのどちらにも影響を及ぼすことを東洋医学研究所 所長の黒野先生は臨床的、基礎的研究で示されています。

ストレスを軽減したい、免疫力をアップしたい、病氣にならに身体をつくりたい、と思われる方は、ぜひ鍼灸治療を受けてみてください。「ハリやお灸が、こわ~い」と思われる一度ご相談くださいませ。

免疫力をアップする、病氣になりたくないと思う方で、一番てっとり早くできることは「鼻で呼吸する」ということと、「腸を冷やさない」ということです。腸と喉(扁桃)には非常に重要な免疫機能があるのです。ここを大切にしておくことが肝要ですよワンポイントアドバイスでした。

二葉鍼灸療院 田中良和
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