二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

気候変動と社会情勢から「今」考えること…③

2011年02月04日 | 社会
パート②からの続きです。

ではでは、何が大切か考えると…

まず情報を知って、こんなことも起こりうるというシュミレーションみたなことを考えておくといいでしょうね。その時がやってきても慌てずにすみますしね。「やっぱり来たか~」ってね。物をより大切に使ったり、質素倹約、忍耐、我慢の時代がくるかもしれませんしね。

私は資産があるわけでもなく、余裕もなく生活していますので、毎日を一所懸命 生きるのみです。資産の持っている人や運用している人なら、いろんなやり方や考え方があるようですね。私はやっていませんので言いませんが…

ある経済アナリストは、ハイパーインフレに向けていろんな対処法があるが、誰にでも出来ることは、まず「変化を恐れない」ということだそうです。「混乱 それも悪くないね」と思い、混乱期や大きな社会変革の時代に生きられることを楽しむ余裕が必要だということです。混乱期こそチャンスなのだこれでいいのだ~とバカボンのパパのように思考を持っていくことだそうですよ。

そして混乱期や辛い時には、人間の本性が出るものです。そんな時期こそ仲間が大切になってきます。金銭や利益を抜きにして信頼して付き合うことのできる仲間、家族、恋人、友人、そんな志や価値観を同じくする関係、人的財産こそ重要だということです。

そして、できれば「自分さえ、今さえよければいい」という利己的、対症療法的な考え方をやめて、いい社会をつくるために、他者のために尽くしたいという高い志を持つということです。混乱期にこのような積極的思考を行うことにより、楽しく、スリルがあり、生きがいが出来てきます。そして、自分というものを深く考え、社会を深く広くみる視野もできてきます。

混乱期は、自分の理想や志を実現し、自分の秘めたパワーを引き出せるチャンスでもあると考えると楽しくありませんかということなのです。

この文章を読んだ時、腑に落ちる~~~って感じでした。
ガッテン、ガッテン、ガッテンですね。

何か一気に書いてしまいましてパート①~③まで長くなってしまいました。

今年はまだまだ、地球や宇宙などの自然、社会や経済などの人間の生活に大きな変化への兆し(シグナル)が多く出てくるのではないかと私は思っています。

でも~毎日楽しく生活すること、笑顔で生活することが最重要です

縁あって、この場所の生まれ、この時代に生を受けているわけですから、楽しまんと損ですよね。

ちょっとばかし、私の気候変動や社会情勢から「今」考えてみたことについて書いてみました。

最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。 

二葉鍼灸療院 田中良和
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気候変動と社会情勢から「今」考えること…②

2011年02月04日 | 社会
パート①からの続きです

国連食糧農業機関(FAO)の事務局長が言及した状態に世界はなってきています。

最近、メディアを賑わせているのはエジプト全土での大規模なデモです。しかし、中東のイエメンやヨルダンでも2000人から5000人規模の反政府デモや集会が行われています。食料だけでの問題ではありませんが、食べていけない、満たされない鬱憤の結果がこうなっていると感じます。

アフリカ諸国をみると、チュニジアで暴動が起こり、23年間独裁政権を続けてきた大統領が逃げ出し、政情不安で先が見えない状況に陥っています。その原因は、食料価格の高騰により激怒した市民のデモがきっかけです。同じアフリカのアルジェリアでも牛乳や小麦の価格の大幅上昇をめぐるデモが起きました。モザンピークでも昨年パン価格をめぐる暴動があったようです。ケニア、ナイジェリア、ウガンダなどでは備蓄している食料の在庫を取り崩して値段上昇を抑えているようです。
南米ボリビアでも5000人規模の暴動が起こり商店が襲撃され、食料の略奪が起こったそうです。

世界各地で、特に食料や資源を輸入に頼っている国で政情不安が起こっています。

日本はどうでしょうか 世界で起こっていることを考えなくていいんでしょうか

政治家や官僚だけでなく、一般の私たちも世界に目を向け、目の前の食に感謝して、これからの生活を悲観的になるのではなく、考えていくべきだと思います。

実際、日本は先進国でまだまだ経済的にも力があります。先輩たちが努力で築いてくれた日本がまだ力を残していますから、まだ大丈夫なのだと思います。しかし、世界は変化しています。そして、盛衰を繰り返しています。
世界各国は市場を求め、資源を求め、国家資本主義の形をとり、諸外国は商社や企業を国家がバックアップして、食料や地下資源、市場の確保の道を進んでいるようです。

先進国と言われる、EU諸国、米国、日本やアジアの一部、これらの国が今まで物質文明から生まれる富を享受してきました。しかし、現在は新興国や新新興国と言われる国々へ外貨や資本などの富が流れています。それらの国々が物質文明の富を享受し始めました。

それは何を意味するかというと、今までは先進国+一部の国、合わせて10億人にも満たない人たちが裕福な生活をしてきたわけですが、それに加算されることの新興国、一部の新新興国の人たちを合わせると単純計算で30億人以上の人が富を得ようとしています。
世界の人口は今年70億人に達すると言われていますが、その半分以上の人が富を得ようとしたらどうなるでしょうか。

富とは、銀行券(お札)でも証券でもありません。食料であり、地下資源であり、地球や環境から贈られる物質のことです。さて、どうなるでしょうか。需要と供給のバランスが大幅に崩れる時が必ず来るということです。

日本では政治家も官僚も口を揃えて(メディアの洗脳の如く)「デフレ対策」「デフレスパイラルからの脱出」を叫んでいます。日本では消費するべき年代層が減り、消費が伸び悩み、物が売れない結果、不況となり価格を下げることで消費意欲を喚起させることが命題となっているのが現状のようです。しかし世界ではそうではないのは、今まで見てきた通りです。世界はインフレに突入してきているようです。

お金とは便利なもので、昔のように物々交換をしなくても、銀行券や貨幣でそれを肩代わりすることでスムーズに経済がまわるようになっており、すごく便利なアイテムだと思います。しかし、便利なものは過ぎたるは何とやらで、怖さも潜んでいるわけです。私も数字に強くないので詳しいことは分かりませんが、現在の金融の仕組みは複雑怪奇なもになっているようです。

実際に発行されている実物のお金と債権や先物、株式、為替など信用により取引されている実際にないお金、あるいはそこから派生するデリバティブのようなさらに複雑な実際にないお金などが世界を行き来し、現在の金融制度が成り立っています。頭がこんがらがりそうです。

ニュースを賑わしたサブプライムローン、リーマンショック、さらにギリシャや南欧各国の債務の問題、米国やEUもそれらを解決できるお金もなく、ということは、ユーロ発行権を持つ欧州中央銀行(ECB)や基軸通貨のドル発行権を持つ連邦準備制度理事会(FRB)が不良債権や国債を買ってお金をジャンジャンばらまくしかない状態になっているようですね。

そのお金は、経済的に順調な新興国に行くわけですね。お金は市場にたくさんあり、実際にないお金(通帳の記入だけで飛び交っているお金とでもいいますか)は、その10倍以上存在するようで今にもパンク寸前とも言われています。
そして、富を享受する人口が3~5倍に膨れ上がり、しかし、農産物や地下資源は富を得る人を養うだけの余力がなくなってきている。水も不足してきている。

私のない頭で考えても、デフレではなく、世界ではインフレに突入していて、今後、日本にもその波はやってくると感じます。

そこに、気候変動などで洪水、干ばつ、熱波、寒波、津波、台風、地震、火山噴火など気候変動や地殻変動などが多発すれば、さらに物価が上がり、さらにたいへんなインフレになっていくことも考えられなくもありません。

またまた、長くなってしまいました。ごめんなさいね。

でも何か書きたかったんです。これは私の思っていることです。私も経営者ですからいろんな情報に敏感で考える能力がないとだめだな~と思っています。

やっぱり長くなったんで、パート③に移りますね。パート③は短めにします。

二葉鍼灸療院 田中良和
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気候変動と社会情勢から「今」考えること…①

2011年02月04日 | 社会
金沢は10年ぶりの積雪に見舞われました。1月中はほぼ雪が舞っている天候でした。日本海側、山間部もそうですが今年は久しぶりの大雪です。
一方、関東地方では35日も連続して雨がなく、乾燥しきっており、保湿製品の売り上げが好調のようです。まあ、それはいいですかね。
鹿児島県と宮崎県にまたがる霧島連山の新燃岳では、爆発的噴火が続き、火山灰が降り周辺の住民の方々は不安な日々を送られています。農業やその他の職業にも大きな打撃だろうと思います。噴火により影響のある皆さまが早く普通の生活ができることを祈っております。

このように、今年に入ってから日本だけを見ても大きな気候変動が起きています。

世界を見るとどうでしょうか

オーストラリアでは、ニュースなどでも大きく報じられましたクイーンズランド州を中心にした洪水がありました。この洪水は日本の面積の3.7倍もの広大な範囲が被害を受けたようです。日本を4個分ですから、「あ~洪水かだいへんだな~」という日本人が考える規模の洪水ではありません。ブラジルの洪水でもリオデジャネイロ周辺で800人以上の人が命を落としました。まだ発見されていない人もおり、亡くなられた人たちは1000人以上にのぼると言われています。スリランカでも100万人が洪水のため避難を余儀なくされているようです。

昨年はロシアや欧州での熱波、日本の夏も暑かったですよね。また、昨年の12月にはイギリス、フランス、スイスなど欧州で100年ぶりの寒波があり空港閉鎖になったニュースは記憶に新しいところです。ニューヨークも60年ぶりの大雪に見舞われました。

これは対岸の火事ではありません。今は「世界はみな兄弟」という言葉が的を得ているように、お互いが強い影響と関係を持ってすべてが動いています。

日本人が真っ先に考えなければいけないのは、食糧問題です。中には政府が発表しているほど自給率は問題ないと言われる人がいますが、現在の日本の食生活を維持するためには世界の人たちの協力がないと現実に不可能なのは、誰が見ても明らかだと感じます。

最近、食糧危機の問題がメディアで少しずつ出てくるようになりました。実際、主要穀物である小麦、トウモロコシ、大豆の値段は急上昇しています。先ほど出てきたオーストラリアのクイーンズランド州は小麦の大穀倉地帯だそうですが半分以上が水浸しだそうです。
コーヒー豆なども植樹して5年経たないと収穫ができないようですから、ブラジルに備蓄分があるとしても、そうたやすく増産はできないそうです。春には日本でもコーヒー各社が値上げを予定しています。ガーゼや脱脂綿の原料である綿花も値上がりが止まらないようです。

食物ではありませんが、石油の値段も上がってます。カリブ海での海底油田の重油流出事故からなかなか石油や灯油の値段が下がりませんね。それに、中東やアフリカなど産油国の社会情勢が緊迫したものになり、さらに市場が反応しているため上がり続けているようです。難しいことは分かりませんが…

さらに地下資源をみると、レアメタルやレアアースなどの非鉄製品の値段が上がってきていました。さっきも出てきたクイーンズランド州は、鉄鋼をつくる際(純度の高い強固な鉄)に必要不可欠な原料炭(コークスの材料)の世界生産で50%を占めている場所でもあります。ですから様々な工業製品にこれから影響が出ることも危ぶまれています。

また、農業に限らず、酪農、何事もそうですが真水が必要になります。日本でも中国が有り余る資金を利用して日本の森林を買っているように、世界で水を巡る争奪戦が繰り広げられています。そうです世界は水不足の状態です。アメリカでは地下水の枯渇が懸念されています。
アラル海やインダス川、ヨルダン川、ナイル川、チグリス・ユーフラテス川流域は五代水紛争地域と言われています。その他の世界各地域で水を巡る争いは絶えません。

国連食糧農業機関(FAO)のジャック・ディエフ事務局長は、
「世界は新たな食料危機に近づいている。世界中で農業に投資する必要がある。今後世界で70%増産しなければいけない」と話しています。
また、「もし、農業投資を増やさなければ、食料価格高騰が数年にわたり続き、各国で政情不安を招くことになる」とも言及しています。

実際、各種食料の輸出価格をもとに算出するFAO世界食料価格指数(2002-2004年=100)は昨年12月で214ポイントに到達し、2008年夏に狂乱した異常値の213ポイントを超えました。本日(2011年2月4日)のインターネットニュースによれば、3日のFAO発表の今年1月の世界食料価格指数は230.7ポイントと史上最高値を更新し、7ヶ月連続で上昇中とのことです。

日本では、そんなことまだ実感できないですよね。コンビニに行けば何でも買えるし、ちょっとお腹がすけばお寿司もあれば牛丼もあり、洋食も食べることができるのですから。

お腹が満足できるくらい食べることができれば、少しくらい政治家や官僚が悪いことをしても苦情や不満を言うだけで、あとは関係なしですよね。これがもし食糧を中心とした日常必需品が高騰して日々生活が苦しく、娯楽も何もあったもんじゃない生活になったらどうでしょうか。日本では忍耐強い精神文化が受け継がれているとしても、その期間が長期に及び、政治や行政が不正や国民のことを考えない行動をとっていたとしたら…どうなるでしょうか。

その辺り、長くなりましたので、パート②で経済や社会のことを書き、その中で自分にできることは何か書きたいと思います。

二葉鍼灸療院 田中良和
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