二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

戦争に関する問題…独り言

2012年07月09日 | 社会

先の戦争に関する問題は、戦争への経緯、当時のそれぞれの国の内情、諸外国との力関係、戦後の交渉におけるそれぞれの解釈の違いなど、難しい問題が山積していて、単純に判断が難しい状態になっていると私は理解しています

まして現在のそれぞれの国の情勢、経済状態、それを含めての外交などが絡むとさらに複雑化していってます。それでも、未来の子どもたちや子孫によりよい世界を残していくには、しっかり話し合い、議論していかないといけないことなんだと思います。

24面体の立体構造の1面、2面を観て判断したのでは、偏った見方しかできず、全体を把握することすらできないと思います。


 

日本大使館にトラック突入=慰安婦問題で抗議、けが人なし―韓国

時事通信 7月9日(月)7時53分配信

 【ソウル時事】在ソウル日本大使館の正門に9日午前5時ごろ(日本時間同)、60代の男が運転する小型トラックが突っ込んだ。正門の一部が破損したが、負傷者は出なかった。聯合ニュースが伝えた。
 男は警備中の警察官にその場で取り押さえられた。6月に同大使館前の従軍慰安婦を象徴する少女像に、日本の右翼活動家が「竹島は日本の領土」と書かれたくいを縛り付けたことに抗議するため犯行に及んだと話しているといい、警察が詳しい動機などを調べている。 


 

解決策として、力に訴え出る。心情は分からないでもありませんが、力や武力では何の解決にもなりません。このような行動は、良識や社会人としての見識を疑いたくなります。

これは日本側も、対する相手国側も同様だと思うのです。

当院へはよく韓国や中国出身の方が鍼治療に受けにご来院されます。皆さんいい人です そして、すごく素敵な人たちです ここに国や歴史が絡んでくるとおかしいことになるんですよね。

武力で力で物事を解決してしまう…現在でも世界で行われている戦争、紛争…本当に問題の解決になっているでしょうか 日本をはじめアジアの東洋哲学の心が民心に根付いている国々が、このような行動をとると悲しくなります。アジアや中東で、アフリカで罪もない人たちに犠牲を強いている戦争、紛争を行っている、かの国々と同列になってしまいます。

現在進行形で、北方領土、竹島、尖閣諸島などの領土の問題、従軍慰安婦に関すること、沖縄の米軍基地問題など様々な戦争が残した遺産があります。日本の政治は国内では混乱しておりますが、このような問題の外交に関しては毅然とした態度と、未来を見据えた話し合いをしてもらいたいと思いますね。

日本は敗戦国であります。今、原子力発電に関して問題になっていますが、もともとは原子力爆弾の開発から移行して、その開発プロジェクトチームがそのまま原子力発電の開発につながっていきました。わが国は原子力爆弾の唯一の被爆国です。終戦間際、長崎・広島に相次いで、ウラン濃縮型とプルトニウム型の2種類の原爆が投下されました。合わせて22万人の人がその犠牲になりました。その後も、原爆症で多くの人が病気になり命を落とし、そして今もなおその症状に苦労されています。
本当に戦争終結に原爆が必要だったのか これは原爆完成ための人体実験であり、大量虐殺ではないのか この問題も解決すべきではないのか 敗戦国だから何も言えないのか そんな思いが込み上げてきます。原爆開発・製造のためのマンハッタン計画に携わった中心事物は、広島で原爆の体験を風化させないよう語り部となっている被爆者を前にしても、原爆投下は必要なことであった、謝る気はない、アメリカは悪くないと言います。

話はそれてしまいましたが、歴史というものは塗り替えることはできませんが、未来はこれから描くことができます。それぞれが歴史を踏まえ、未来志向で明るい未来を築いていく、模索していくことが大切なのだと思います。

地球の陸地を借りて住んでいる人類、一人ひとりが、少しの優しい心と、相手を思いやる心、そして、少しの譲歩の気持ちをもって話しあっていけば、素敵な未来が待っているのだと思います。

「無理」 「あり得ない」と言うことなら、人類は、一回、すべてをリセットされるべきなのかもしれません。身体にもホメオスターシスという生体の状態や機能を一定に保とうとする働きがあるように、地球という生き物にも自浄作用があるとしたら、悪くなった環境を正常に戻すための自浄作用が働くのかもしれない…なんてことを考えてしまうのでした。

ちょっと、戦争の遺産に対しての独り言でした


    二葉鍼灸療院 田中良和

コメント (3)
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