今年もこの時期になると、身体全体がワクワクしてきます。そう、夏が来ました
7月14日(土)より、第94回全国高等学校野球選手権石川大会が開幕しました
星稜は、春の北信越石川大会の覇者でもありますので第一シードでした。初戦は7月18日(水)で、金沢市立工業高校との対戦となります。
15日(日)・16日(月祝 海の日)は、久しぶりに練習と選手の状態をみるため星稜高校野球場に足を運びました。ほんと久しぶりに最後まで練習をみることができました。何かそれだけで「幸せ~」なんて感じるんですよね。また 太陽も元気に光を放っていましたので、なおさら幸せ感満載でした
やっぱ高校球児をやっていたものですから日光が大好きなんですよね
といっても16日の金沢の最高気温は36.8度 それに日差しがピリピリと…ジリジリと感じて、夏だと実感しましたね。私も初老を過ぎましたので熱中症には気をつけないといけないのですが…
両日ともに暑い日でしたが、それにも増して選手の気合が熱かったいい練習をしていました。暑さにだれることなく、ノック、バッティング、細かい練習を機敏に動いていました。
私の仕事はトレーナーですので、選手の身体の動きを観ながら、気づいたところがあればそれを話してあげるのが役目です。また、ケアすべき選手がいれば、球場でケアをさせて頂きます。
この両日も、試合に支障はありませんが、軽く選手のケアをさせて頂きました。小さな不安も取り除く。これは身体の痛みもさることながら、それによる動作への不安や恐怖心なども取り除き、ベターな、ベストなパフォーマンスを発揮させてあげるためです。一瞬一瞬に悔いのないプレーをさせてあげたいという思いでケア、治療しております。
チームの状態、選手の練習での動きに目をやると…
春の北信越石川大会で優勝した後、チーム全体として、また各個人としても底の状態まで落ちました。「こんな状態で、夏は大丈夫かな」と思うくらいの不振ぶりでした。
この間、私もドタバタと忙しく(ブログ更新が出来ない状態になっておりますが)、なかなか練習や練習試合をじっくり観る暇がありませんでした。治療に来たときに選手から「どんな状態」と聞いてはいたのですが、聞くのと観るのでは大違いってこともありますしね
さて、久しぶりに練習を観ましたが、
守備練習では、非常に声が出ていました。意味のある声が大きく発せられていました。いい感じです。
打撃練習では、まずボールがバットに当たる音がよかったんです。 それだけ力強いインパクトでスイングできているということです。春の大会周辺で腰痛に苦しんでいた選手は、「調子いいんです。腰もすごく調子いいです」と嬉しい話をしてくれました。
打撃は水ものと申しますが、打撃に関しては心配ないかなという感じです。選手により仕上がりの差はありますが、それも早いか遅いかで、きっと勝ち進むたびに違うヒーローが出るような感じで、皆が打線好調菌に感染することでしょう それだけ今年は基礎をみっちりやったという表れでもあるのでしょう。
さて、投手ですが、野球の場合は投手出来次第で、どんなゲームにもなります。投手も春の北信越大会を境にどんどん調子は下降していきました。なかなか上手くいかずに、はがゆく思った時期もあったと思います。投手は6名。エースも復調してきています。その他の投手も経験豊かな投手から、まだ経験の浅い投手もいますが、皆、順調に仕上がってきています。ただ、守備、打撃と比べると、やや不安材料があるという点は残ります。これは試合が開幕してみないと分からない部分もありますし、大会中に調整していける部分も多々あると感じます。
投手力が噛み合ってくれば、今年のチームは圧倒力、とともに、なかなか崩すことのできない壁のような反発力を持ったチームに変容していくのではないかと、私の中では楽しみにしています。
試合に出る選手だけではなく、裏方の仕事も大切です。
皆がいてこそチームとして強くなれるわけです。レギュラーは心おきなく試合に、練習に集中できるのです。野球と直接関係ない仕事でも、一生懸命行うレギュラー以外の部員がいて初めて チーム星稜 なんですね
話は戻り、バント、盗塁など細かい部分がきっちり、いつもの練習のように試合でパフォーマンスを発揮できれば、スキのないチームとなるでしょう。この部分はしっかり練習していました。
左は、星稜高校野球場下のレンコン田です。いい天気
右は、ウグイス嬢の女の子に頂きました後には「Dr.タナカ」と書かれています
さて、準備は揃いました。選手たちが試合ごとに成長していけるように、私も全力でサポートしていきたいと思います。
そして、2007年以来の甲子園へ出場へ、甲子園への道を選手、チームスタッフとともに進んでいきたいな~と思っています。