先日、手元に新潮社から「週刊新潮」が送られてきました。
2024.11.28号
P.96に「神楽坂文学散歩同行レポート~夏目漱石の足跡を訪ねて~」という記事がありますが・・・
付せんの所にバッチリ私が・・・
実は10/26(土)に実施された、新潮社「本の学校」特別企画での神楽坂文学散歩に参加しました。
コロナ禍以前は「新潮講座」にて街歩き「オカタケ文学散歩」が実施されていましたが、リニューアルされたオンライン講座の「本の学校」では街歩きは実施されませんでした。今回、久し振りに新潮社主催・健康シューズのファイブリング株式会社および神楽坂の名店の協賛を受けて新潮講座にオカタケ散歩が帰ってきましたよ!
東西線の神楽坂下車で、すぐ近くの矢来町・新潮社別館へ14:00集合
4Fホールへ上ると・・・
いつものオカタケ師匠手書きマップと解説用ワイヤレスイヤホンセットが配られます。
参加者は20名程。お馴染のオカタケ組も1/3程いらっしゃいますね!
漱石関連の貴重な書籍類の展示を眺めていると・・・
満を持してオカタケ師匠と、元・新潮社編集者の森重先生登壇。
先ずは軽妙な掛け合いで場を和和ませつつ・・・
様々な漱石ネタを披露してくださいました。
(何と、新潮社社屋の経っている場所は、漱石夫人の鏡子さんの実家跡で、漱石の帰国後は暫くその離れで暮らしていたとかね)
ホールにて、スイス生まれのウォーキングシューズJoya(ジョーヤ)を試着し、プロのスタッフから疲れない歩き方の指導を受けます。全国有名百貨店で発売中!とのことでしたが、価格については一切触れられず・・・履き心地はとても良かったです。(後で価格を聞いたらビックリ!)
そしていよいよ散歩には快適な曇天の下、新潮社屋を出てすぐ裏道に入り、歴史的な住宅の残る「奥神楽坂」と呼ばれる一帯を経て神楽坂通りへ出ます。
コボちゃんハロゥイン仕様。
植田まさし、色川武大、稲垣足穂・・・皆この界隈とのことです。
少し歩くとあるのが「相馬屋源四郎商店」
江戸時代から続く文具店。
当代で11代目!!
漱石も相馬屋謹製の原稿用紙を使用していたと。
思わず原稿用紙購入。
素敵な包装紙にきっちり包装しシール貼付してくれました!
店を出て、すぐ向かいに見えてくるのが・・・
神楽坂のシンボル毘沙門天(善國寺)。
縁日の賑わいは「坊ちゃん」の中にも描写が。
漱石の通った寄席や洋食屋もここいらにあったそうです。
道を挟んだところには花街ラビリンス!
細っそ~い路地を入っていくと・・・
玄人好みのお店多数。
旅館「和可菜」今は閉業中ですが、近日再開予定。
野坂昭如等多くの作家がカン詰めにされた名旅館。何とオカタケ師匠もこちらでカン詰め経験あり、と。
尾崎紅葉旧居跡
秋葉神社
落語「牛ほめ」に出てくる「秋葉様」はこちらとのことです。
(新しく普請をしたおじさんのところに家を褒めに行くように父に言われた与太郎。節穴に秋葉様のお札を貼るとよろしい、と教えられ・・・)
こちらは包丁塚。
矢来公園で小休止。
何と杉田玄白生誕の地。
そして、鏑木清方旧居跡でもあるそうです!
そして、いよいよやって来ました漱石山房記念館。
ここまで約1.5hの道程。
入口の漱石像の前でパチリ。
漱石が亡くなるまで9年間過ごした家があった場所。
空襲で焼けてしまい、現存する構造物は・・・
「猫等の墓」
基礎の一部
以上だそうです。
再現された書斎
「坑夫」以降の名作の数々がここで執筆されました。
夢十夜、三四郎、それから、門、彼岸過迄、行人、こころ、道草、明暗、硝子戸の中・・・
漱石さん
享年49!
最後は漱石山房記念館のホールにてオカタケ・モリシゲ両師匠によるトークショー。
新潮社と漱石の浅からぬ縁などなど。
新潮文庫、最も売れたのが「こころ」777万9千部!だそうです。
そして・・・神楽坂の名店からのお土産多数。
ありがとうございます。
終了後外は夕闇に包まれていました・・・
帰りは早稲田駅。
近くに漱石生誕の地碑発見。
オカタケ組は駅前の元気な中華系居酒屋で本日も反省会!?
乾いた喉にビールが沁みました。。
乾いた喉にビールが沁みました。。