本釣亭日乗2

2022.7.22にt-cupブログの閉鎖に伴い2011.4月からの記事をこちらに引っ越してきました。

鯨人くじらびと

2011-04-28 23:21:00 | ノンジャンル
鯨人 くじらびと 石川 梵 (集英社新書2011.2)





小船に銛(もり)一本のスタイルで、1トンに及ぶマンタや10m超のジンベイザメ、シャチ等と渡り合うインドネシア・ラマレラの海の男・ラマファ(銛打ち人)。


しかし、彼らの狙う獲物はマッコウクジラ。銛を手にクジラの背に飛び掛り、急所を一撃する。


ラマレラに魅せられ長年にわたる取材の間に、風と櫓による推進からモーターへと時代は移り人々の暮らし向きも変わった。

最終章「エピローグ」が胸を打つ。
13年振りに現地を昨年訪れた作者を待っていたものは・・・?

山本 周五郎の名作「青べか物語」の最終章「おわりに」と対照的なラストとなっている。
(現代文明の如何に傲慢なことか・・・)

 



わしらのクジラ 土井 全二郎(昭和60年 情報センター出版局)





ラマレラの捕鯨も文化なら、日本の高度成長を食卓から支えた南氷洋の船団捕鯨もまた文化であることが良く分かる一冊。

文化は絶たれてしまったら再興はないですよね・・・。

(ちなみに表紙絵は国立資料:鯨絵巻 ラマレラの捕鯨の様子と非常に似ています)

クジラの一本突きというと、和歌山の太地(話題の・・)が有名ですが、東京湾・千葉勝山でもかつて非常に優れた捕鯨集団(鯨組)の存在があり、現在の関東近県のつきん棒漁の始祖であるとのこと・・・らしいですね。



サルボウ様その後

2011-04-28 01:49:00 | ノンジャンル
見た目は まんま赤貝そのもの。

初めて取ったときは何故こんなところに赤貝が(@_@)

しかし、なんか小振りだなーと思って調べたら・・・それはサルボウでした。
(貝殻の溝が30~34本)

今回初めてこんなに混じりました。

美味しい貝ですよ~。

ぬた、にしようと思って冷凍中!