積ん読本がスカイツリー並みになってきた・・・。
「崩れてきて子供が下敷きになったらどうすんのよ!」
「分かりました・・・・。何とかします。はい。」
と、言いながらも整理は遅々として進まず。
先ずは、読み終えて、「殊更保存の必要なし」本を35年来のお付き合いの古書店に持っていくべく箱詰め・・・。
里子に出す前にやっぱりパラパラと見てしまうともう、だめですねぇ。
進みません(汗)
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ところで、7月の読書はなかなか佳い本に巡り合えたが、後半、遊びと仕事で全く読めず。
(旅行も本は必携なんですが、今回ドタバタで持参せず・・・)
数的には「4冊」と低空飛行。
ただし、その時々の気分で読みかけの本を放り出してほかの本を読み始めること多数。
よって、読みさし本も多数。
その分8月は少し伸びるかな~。
2013年7月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1184ページ
ナイス数:33ナイス
オートバイと初恋と―わが青春の遺産 (ちくま文庫)の感想
浮谷東次郎をご存知ですか?65年に鈴鹿に散った伝説のレーサー。何冊かの著作を残しており、様々な才能を現在も知ることができます。東次郎の中学生時代の作、「がむしゃら1500キロ」(ちくま少年文庫版。Bow氏が池田和弘名で素敵な挿絵を描いている!)を読んで以来、35年振りに「その後」として書かれた本作を読むことができました。単車と女性と米国への憧れの狭間で揺れる高校生の心情を活写した本人の「日記」を中心に構成されています。「私は若い頃一体何をしていたのか。何を考えていたのか?」自問したが、出てきませんでした。
読了日:7月31日 著者:浮谷 東次郎
手紙 (文春文庫)の感想
「東野圭吾」。意識的に遠ざけてきた作家の一人でした。しかし、先日朝日新聞の記事でこの本が紹介されており、これなら私にもイケけるかな?と購入。積ん読本になって、多くの場合最初の1頁はチラ見しちゃいますが、そこでスーッと文章が腑に落ちていくような本は大体積ん読期間も短い傾向がありますね。この本もそんな本。疑問点は残るが、エピローグ直前の衝撃の事実告知などはお手の物といったところなのでしょうね。ひとつ発見したのは私は実は何も起こらない話が意外と好きなのかも・・・と、言うことでした。この話はそうではありませんが。
読了日:7月15日 著者:東野 圭吾
幇間の遺言 (集英社文庫)の感想
政府の統計調査の分類基準で使う「日本標準職業分類」の97年の改訂で、「幇間」、「踏切警手」は「職業」としては消えた。(2013.6.22朝日新聞beより)しかし、昭和の初め頃には東京だけでも300名以上の幇間がいたとは。諸芸に通じ、お座敷のMCとしての役割をになってきたお仕事であることはついぞ存じ上げませんでした。カラオケの発達により流しのギター弾きが盛り場からいなくなったように、お座敷での宴会が激減したことにより幇間という職業が必要とされなくなったそうです。残念なことです。「玉介の教訓」が沁みました。
読了日:7月13日 著者:悠玄亭 玉介,小田 豊二
文壇の感想
昭和36年、単衣の着物、素足に草履、中公「週刊コウロン」売価20円也。丸谷、八ミリエロ映画、クラブ「ラ・モール」、三木鶏郎、永六輔、吉行淳之介。「エロ事師たち」、「おもちゃのチャチャチャ」、三島と対談、喧嘩骨折、宇能、立原、「姫」マダム山口洋子。封印されていた妹の記憶、田中小実昌、「火垂るの墓」直木賞、平凡パンチ、歌う直木賞作家。三島自衛隊突入。もはや昭和は遠くなり、流行作家は死に、ただ憧れていた小説家は名を残した。渾身の力はこめず、井戸掘る如く書くうちに思いがけぬ脇から滲み出た小さなテーマによって。
読了日:7月5日 著者:野坂 昭如
読書メーター
現代において、「野坂昭如」作品として、一般に認知されているのは「火垂るの墓」だと思いますが、今回「文壇」を読んでそれ以外の作品もとっても読んでみたくなりました。
し、しかし、野坂作品、軒並み「絶版」。
頑張って探してみます。
温かく見守ってやってください・・・
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