本釣亭日乗2

2022.7.22にt-cupブログの閉鎖に伴い2011.4月からの記事をこちらに引っ越してきました。

インフル猛威・11月読書メーター

2014-12-20 01:34:00 | 






ここ最近、近年まれにみる寒さじゃないですかね。



寒さと乾燥で、地元では「A型インフルエンザ」が局地的に大流行しています。

真ん中のお姉ちゃんがやっと治った、と思ったら上のお姉ちゃん、弟君、と立て続けに全滅。



インフルエンザ、今は本当に良い薬ができて、しっかり知識さえあれば昔程の脅威ではなくなってきてるようです。高熱も一日で下がっちゃうし。

弟君も40度程の熱でフーフーいってたんですが、寝ててもうわ言(寝言?)ばかり言ってて心配しちゃいました。


最近の「イナビル」などいう薬では、一回の吸引で劇的に効くようです。
吸引薬は小さい子供、お年寄りなどは上手く吸い込めないことがあったり、逆に飲み薬は発熱時には戻してしまったりするケースもあったりでお医者さんとよく相談して決めるのが◎。

一時話題になった「タミフル」使用時の子供の異常行動も、処方時には一応注意喚起がありました。まあ、タミフルだとなる、とかリレンザだと安心、というのではなくインフルエンザ発熱時には子供を一人きりにしない配慮が必要とのことでした。


タミフル等使用した場合、熱が下がっても発熱から5日間は感染の恐れがあるそうです。しかし、熱さえ下がれば、当然休んでられない人は仕事にも出ちゃうだろうし、感染拡大の一因になっているようなところもあるのでは?


カミさんとオヤジも罹ったら一大事、と予防には念を入れ、何とか踏みとどまっています・・・

おかげで12月はとうとうゼロ釣行。

と、いうことは・・・今年はもう釣りに行けない・・・と、いうことでしょうかね!?

ショック!!





釣りに行けないけど本は読みます。

11月の読書メーターから・・・






2014年11月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1901ページ
ナイス数:51ナイス




掏摸(スリ) (河出文庫)掏摸(スリ) (河出文庫)感想

良かった。なぜ良かったかをあげつらうと、良かった感じが消えてしまいそうなので、やめておきます(笑)簡単に言えば、主人公のハードボイルドなところに惹かれたんでしょうね。他にも自分なりに考えてみたいところいろいろとあり、頁をめくり返しています。著者の作品は初めてだったんですが、もっと読みたい、と思わされたのは見事術中に嵌った、というところだと思います・・・

読了日:11月30日 著者:中村文則



リトル・フォレスト(1) (ワイドKC アフタヌーン)リトル・フォレスト(1) (ワイドKC アフタヌーン)感想

リトル・フォレスト=小森。東北地方のとある村へ舞い戻ってきたオネエチャン。母親との確執などをちりばめているが、基本はただ食べ物を採って、作って、食べる話。しかし、それだけの筋なのに、何ともも静かで、荘厳な空気感。作者が実体験した暮らしを存分に描きこんだと思われる、夜の雪原やダルマストーブで焼くパン。とても良い。先日、映画(夏・秋版)も公開されましたが、見逃してしまった。公開予定の(冬・春版)と、どこかで併映しないかな?

読了日:11月28日 著者:五十嵐大介



新 忘れられた日本人 (ちくま文庫)新 忘れられた日本人 (ちくま文庫)感想

民俗学者・宮本常一「忘れられた日本人」へのオマージュ。宮本がもし、聞き取らなかったらこの世に残らなかった庶民たちのライフヒストリー、佐野眞版では主にひと時代を築いた者たちの影や、その周辺に存在した人々に光を当ててみる。京浜急行がプロ野球チーム(しかも女子!)持ってた、とかトリビア的なことも多数。上質なノンフィクションの短編集として楽しめましたが、佐野眞作品群のダイジェストとして役に立ちそうです。

読了日:11月26日 著者:佐野眞一



街場のメディア論 (光文社新書)街場のメディア論 (光文社新書)感想

今年一番の予感。贈与と反対給付義務。この考え方は、私は非常に馴染みがよろしく、素敵な考え方だと思うんですが、最近の方々はどうなんですかね。新聞は立場上テレビ批判をできない。このままではテレビだけでなく、新聞の危機もちかづいているような・・・。医療や教育は商取引ではなく、簡単に変えてはいけないもの。勿論、患者や生徒は「お客様」ではないのに、無意識に、この国によって「消費者的」にふるまうことを義務付けられていたとは!!贈り物を察知する力=ブリコルール(byレヴィ=ストロース)的に生きるのは素敵なことだ。

読了日:11月24日 著者:内田樹



学術小説 外骨という人がいた! (ちくま文庫)学術小説 外骨という人がいた! (ちくま文庫)感想

追悼:赤瀬川原平。反骨精神と、体制に与することを潔しとしない明治・大正の異能の人「宮武外骨」。(がいこつ=本名とのこと・・・)ウォーホルも赤瀬川もマッツアオなアーティストですね。「滑稽新聞」をはじめとした雑誌にて、どれだけ売れようが、マイナー精神を忘れずに権力を叩ききった。赤瀬川さん、外骨を如何に紹介するか、悩んだ末の「学術小説」。。アスキーアートはこの方が発明したとも言えますね!?一昔前に突如巻き起こった外骨ブームの先鞭をつけた本書も今や絶版の様子。偶然出会えた一冊でした・・・

読了日:11月19日 著者:赤瀬川原平



自由に至る旅―オートバイの魅力・野宿の愉しみ (集英社新書)自由に至る旅―オートバイの魅力・野宿の愉しみ (集英社新書)感想

探してました。(敢えてインターネットではなく。偶然之必然。)芥川賞作家とは思えない程、小僧臭芬々な書き方をしているところも◎です。著者のアルバムから引っ張り出された数々の写真、若かりし頃の萬月氏、恰好悪い。乗ってるバイクも格好悪い。(実は私もコレ乗ってました・・・)しかし、やってる事は格好良い!若さとは、どれだけ馬鹿になり切れるか、最も馬鹿をしたものは尊敬に値する。勿論、あらゆる責任を覚悟したうえでの挑戦であることは言うまでも無いが。萬月作「たびを」←バイク好きならおススメ。の元ネタも多数掲載されてます。

読了日:11月17日 著者:花村萬月



東京島 (新潮文庫)東京島 (新潮文庫)感想

桐野夏生初読。以前、勢いで買ってしまったものです。敢えて感想は申しません・・・。

読了日:11月12日 著者:桐野夏生




読書メーター







内田教授、萬月さん、赤瀬川さんはお馴染のところですが、11月は中村文則&桐野夏生が初挑戦でした。

桐野夏生は今後パスさせていただきます・・・

中村文則は特に注目していなかったんですが、赤丸急上昇。

本作で、ウォールストリート・ジャーナルの選ぶ2012年のベスト10小説にランクインされたそうです。







いつも心に太陽を。

↓↓↓
にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ
にほんブログ村