山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

花より実が可愛いミズタマソウ(水玉草)

2010-08-16 19:45:54 | 双子葉離弁花
沢沿いの湿地に生えるアカバナ科の多年草です。

8~9月に白い花を咲かせますが、約3.5㍉位の大きさで、私の視力では肉眼で

形を確認することもできないほどです。

その花とは対照的に目立っているのが、行儀よく並んだ丸くて可愛い果実です。

和名は漢字で「水玉草」で、並んだ丸い果実を水玉に見立てたものですが、

この植物の涼しげで可愛い雰囲気を上手く表現したネーミングと言えます。

同科同属にウシタキソウという形の良く似た植物がありますが、本種のように

茎の節部分が赤味を帯びていないことと、葉が広くハート形をしている点が異なります。


ミズタマソウ <アカバナ科 ミズタマソウ属>


茎の節部分が赤味を帯びるのがミズタマソウの特徴、近似種のウシタキソウは赤味を帯びません


花は珍しい2数性で、萼が2枚、2裂した花弁が2枚、雄蕊が2個、雌蕊が1個となります


主役は花よりむしろ果実、表面の密生する白い毛は鉤型をしています。
コメント (4)
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