公園や路傍でよく見かける多肉質の1年草です。
耐乾燥性に優れているうえ繁殖力が強いので、畑の雑草としては少し駆除が厄介な植物ですが、
その一方では湯がいて芥子醤油で食べたり、油炒めしてサラダに添えるなど、身近に採れる
山菜として利用されることがあります。
和名は湯がいて食べると独特のヌメリがあることに由来するらしく、かなり昔から食用に
供されていたようです。
地方によっては独特の呼び名があり、代表的なものではヨッパライグサ(千葉県)、ひょう(山形県)
などがあります。
園芸にくわしい方はお気づきだと思いますが、葉は園芸植物のポーチュラカの葉に極めて近い
形をしています。
これは、ポーチュラカがスベリヒユを原種として改良された園芸品種だからです。
スベリヒユ <スベリヒユ科 スベリヒユ属>