山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

名も姿も涼しげなマツカゼソウ(松風草)

2010-08-24 22:28:42 | 双子葉離弁花

一昨日は”処暑”でした。昔から暦の上ではこの日から暑さが和らぐ日とされています。

しかし実際は「処暑なのに猛暑?」暑さが和らぐどころか一層熱くなった感があります。

「暑さ寒さも彼岸まで」とか申しますから、9月23日位まではこの暑さが続くんでしょうかね?

まだ1ケ月近くもありますからちょっとウンザリです。

暑気払いという訳ではありませんが、今日の画像は名も姿も涼しげなマツカゼソウです。

この植物は山を登る時、登山口近くの湿った木陰でよく見かけますが、和名は「松風草」で

微風にゆれるやさしい草の姿に趣があることから名付けられたものです。

このマツカゼソウは草本としては珍しいとも言えるミカン科に属する植物です。

葉は3回3出羽状複葉で、裏は白っぽく「油点」と呼ばれるものがあって、葉を揉んでみると

同じミカン科のサンショウに似た臭気があります。

この臭気には昆虫や草食動物などの食害を防ぐ忌避効果があるそうです。



マツカゼソウ <ミカン科 マツカゼソウ属>




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