「口語短歌・水曜サロンの会」(その73) 短歌の投稿を歓迎します!!
☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
短歌を投稿し、鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。
【サロンの運営について】
運営の詳細等につきましては、末尾に記させて頂きますので宜しくお願い致します。
「咲き盛る 白梅」
「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」
【詞書】2月21日浅間山一望の「ココラデ」で休んでいましたが、浅間山にかかる
雪雲が幻想的で、吹雪いているのが分かります、しかし麓はいわば快晴です。
「浅間山にたなびく幻想的な雪雲の景色」を見ていると濃霧の中に入って
行きたい衝動に二人とも駆られました。この不思議な世界観を是非とも
詠みたいと思いましたが上手く表現できません。ご指導願います。
☆雪雲が浅間の山にたなびいて 入り込みたい幻想世界
【詞書】毎週土曜日拙者ブログでは「小椋佳作詞研究」をしていますが、今回は
第2弾になります。「白い一日」「めまい」彼の作詞をヒントに短歌を
詠んでみました。
註)白い一日
☆鮮やかな恋の想いが溢れ出し 君と過ぎゆく白い一日
註)めまい
☆鏡には愛した人の残像が さよなら書いた口紅折れる
浅間山明鏡止水さん
【解説】
二首目、三首目は良いですね。「さよなら書いた口紅折れる」なんて艶やかで
経験が無いと中々詠えない、ディテールが利いています。
一首目、浅間山の雪景色を眺めるには御代田ココラデは、ベストポジションと
思います。「浅間山にたなびく幻想的な雪雲の景色」を見ていると濃霧の中に
入って行きたい衝動に駆られることは理解できます。しかも、お二人そろってとは
感性が近しいとの事でしょうか。この歌を、幻想的な雪雲が誘っている、
との視点から詠んでみましたが、いかがでしょうか。
【ご参考】
★浅間嶺にたなびく雪雲妙なるも 誘(いざな)いたまう 我ら二人を
【詞書】関西でもやっと梅が咲き出しました。良い匂いが風に乗って春が来たのを
知らせてくれます。
☆昨夜(きそ)の雨小枝の先に雫して梅のつぼみは微熱もちたり
☆梅ひらく音きこえ来て振り向けば春の言葉を風は告げたり
【詞書】どんな条件の地でも季が巡れば花が咲くように、老境の私にも楽しい予定が
あるのは心弾みます。
☆崖っ淵の水仙風に咲くようにわれの胸にもひらく花あり
夕庵さん
【解説】
一首目、二首目のお歌は、梅を主題に春の訪れを味わい深く詠い、擬人化と
比喩が無理なく利いていると考えます。結社によっては擬人化をさけるように
との方針を掲げるところもありますが、私は表現の幅を広げる上で是としたいと
思います。特に二首目は物語性とともに、「春の言葉」を聴きたい想いです。
三首目の歌は、心が弾み、また心に沁みます。
【詞書】先日、春でもまだ寒い日、母が好きだった杏子ジャムを煮ました。台所の
窓ガラスは曇り甘い香りに包まれました。春を待たずに粉雪の日に逝った母を
偲びました。
☆春寒の玻璃(はり)の曇りや 亡き母の好みし杏子ジャムを煮る
みっちっちさん
【解説】
上の句の「玻璃の曇りや」が、煮物によって生ずる、窓ガラスの曇りで、春浅い日の
様子を的確に表現していると考えます。玻璃は一般的には水晶等を表しますが、
ガラスにも用いますね。
「杏子ジャムを煮る」も母と娘を繋ぐ、大切なアイテムであることが頷けますが、
女性のみが持ちうる深い感性かも知れません。
そんな濃密な想いが、さりげなく詠われた詠歌に溢れています。
「咲き満る 河津桜」
【詞書】化粧
☆鏡の前に立つとき女は女の準備を始める。夕化粧
自閑(jikan314)さん
【短歌説明】自閑(jikan314)さんご自身の説明です。
この最後の3文字をどうするかで、約5ヶ月スランプになりました。
鏡の前に立っている時、こう言った場合、女性ならどう思っているのだろうか?と
思い立ち作りましたが、最後が決まらないです。
艶と言うのはなかなか難しい。
とblogに書いたら、blog友の方から、「薄化粧」より、「夕化粧」の方が
「夕方に化粧するってなると、これから男の人に逢うって書かなくても判るから
艶っぽくて良いでしょ?💖」アドバイス頂き、修正しました。
実は、未だ、「ゆふけはひ」(古語)、「ゆふけさう」(歴史的仮名遣ひ)に
するか迷っていますが、とりあえず口語と言う事で。
【解説】
かつて、渡辺淳一原作「化粧」という映画がありましたが・・・、爛漫の桜を背景に、
京都の老舗の料亭を舞台に、そこの女将と美しい三姉妹がくり広げる様々な生き方を
描いていましたね。
主演の松坂慶子さんの妖艶さと、メナードによる「化粧」が少し話題になった記憶が
あります。
blog友の方から、「夕化粧」へとアドバイスがあったとのことですが、私もその方の
説に賛同したいと思います。
でも、この3文字の為に「約5ヶ月スランプ」との事ですが、「求道者」故の悩みでも
あったことと思います。「止揚」への熟成の貴重な日々とも・・・。
この徹底する姿勢には、短歌を詠むものの一人として、深く学ばせて頂きました。
【詞書】一年以上に渡って私を虐めていたさるブロガーが、やっと謝ってくれました。
その嬉しい気持ちをそのまま詠いました。
☆ご近所の白梅咲きてゐることに気づくこの日の心にも春
☆咲きてゐることも見えなくなりし目に目出度き春の白梅の花
☆ふさがりし心に春は訪れて冬は去りゆく花を咲かせて
水仙さん
【解説】
くだんのブロガーさんから謝って頂いたとのこと。少し安心できますね。
詠まれているように、心のふさぐことがありますと、四季の移ろいに眼差しを
向けるゆとりが奪われてしまうことは十分理解できます。さぞ辛かったことと
思います。
先ず、一点突破がなされたようで、歌にもそのホッとされている想いが表現され
歌を鑑賞させて頂く私達も嬉しくなります。
二首目の下の句「目出度き春の白梅の花」の、のびやかな表現が利いていますね。
素敵な歌と感じます。
☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
引き続き「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
注) ☆:元歌 ★:返歌
☆如月の冷気きわまる風を撥ね 河津桜は凜と咲き初む
ポエットM
★花さくを誰に告げむや巡りくる 季節はそっと背なによりそう
夕庵さん
★風を撥ね凛と咲く花 如月に逝きたる母はいまも心に
みっちっちさん
☆昨夜(きそ)の雨 小枝の先に雫して梅のつぼみは微熱持ちたり
夕庵さん
★ 咲き満ちてなほ色秘むる白梅に昨夜(きそ)の小雨の雫ひとつぶ
みっちっちさん
★満開のしだれの梅に事問えば夢に無沙汰の友訪ねくる
夕庵さん
★しだれ梅 香り漂う宵闇に 白きうなじの女人去りゆく
ポエット・M
★満開の悲田梅(ひでんばい)へと事問へば浮かぶあの日の父母の笑顔よ
みっちっちさん
☆崖っ淵の水仙風に咲くようにわれの胸にもひらく花あり
夕庵さん
★吾(あ)の胸に優しき母のごとく咲く 風受け崖に咲く水仙は
みっちっちさん
☆春寒の玻璃の曇りや亡き母の好みし杏子ジャムを煮る
みっちっちさん
【詞書】みっちっちさんのお母様との年の差が分かりますね。母は明治の慎ましい
生活の中で兄妹6人を育てました。私も今日は小松菜の煮物を作りす。
こうして亡き母の歌を詠むと…まざまざと在りし日の母が鮮やかに甦ります。
娘と母の絆はいつまでも崩れることはないのでしょう。
★「塩鯖と菜っ葉の炊いたん好きやねん」亡母の言葉の浮かぶキッチン
夕庵さん
☆鏡の前に立つとき女は女の準備を始める。夕化粧
自閑(jikan)さん
【詞書】あまり艶っぽいお歌は詠んだ事がありませんが、姫鏡や花衣(はなごろも)等は
俳句でもしっとりと艶っぽいと思います。ちょっと挑戦してみました(笑)
★姫鏡にて夕化粧 花衣まとひて今宵花となるらん
みっちっちさん
☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆
☆うす闇に仄かに香る梅の花 光り乏しき世にも咲きつぐ
ポエット・M
【解説】
夕映えに染まり艶やかな輝きを見せた梅の花も、やがて薄闇に閉ざされていきます。
そんな刹那に漂う梅の香りが仄かに感じられます。
ロシアのウクライナ侵略、凶悪犯罪の頻発、「新たな戦前」等、光の見えない
世情の下、うす闇の中で凛と咲きつぐ白梅に微かな光明を見出す想いです。
そんな白梅に寄せて詠んでみました。
「夕影に香る 白梅」
「五行歌集 ―君へのレクイエム― 」鑑賞 嵯峨吹雪著 (16)
4.続・君へのリクイエム(2)
次々と、君の死が昨日のごとくして、新たに生まれいずる挽歌と相聞歌を
「続 君へのレクイエム」となずけた。…君よ!永遠に!安かれ!
クリスマスの
ケーキも買わず
正月の
餅をも搗かず
君を悼みて
居酒屋の
割れんばかりの
喧騒に
独りの我の
暗き静寂
君の無き
我の心の
空洞は
暗く哀しき
ブラックホール
アルバムを
捲るも哀し
にこにこと
写真の君は
微笑をすれど
哀しきは
君が愛でにし
「クリスチャン・
ディオール」の花の
花咲く五月
「咲き初める 白い侘び助」
【短歌入門・質問・提案コーナー】
この「水曜サロン」に集う皆様の直近のコメント等に記された、短歌を作るうえでの
ヒント、質問、諸々の疑問点、さらにご意見等について触れていきたいと思います。
皆様からのご提案、歌評、さらに素朴な疑問も含めて、コメント欄にお寄せ頂ければ
幸いです。
なお、私の「質問への回答」は、あくまでも一つの「解」でありますので、他の回答、
反論、ご意見等もありましたら、このコーナーで大いに議論して参りましょう。
それが学びに繋がれば嬉しい限りです。
【サロン参加者からのコメント】
自閑(jikan314)さんのコメントです。
「令和」の元号の出典となった「序」文でもあります。
梅花の歌三十二首并せて序
天平二年正月十三日、師の老の宅に萃まりて、宴会を申く。時に、初春の令月に
して、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す。
と言う事で、皆様の所も、令和五年新春の梅花が春の訪れを告げているかと
存じますので、梅の歌を紹介します。
春さればまづ咲くやどの梅の花独り見つつや春日暮らさむ (山上憶良)
世の中は恋繁しゑやかくしあらば梅の花にもならましものを (豊後守大伴大夫)
梅の花散らまく惜しみ我が園の竹の林に鴬鳴くも (小監阿氏奥嶋)
上記万葉集三十二首です。梅と鶯はセットで歌われるのですが、ウメの開花と
ウグイスの初鳴きを調査記録している気象庁によれば、1月ほどタイムラグが
有ります。三首目は、ウグイスの笹鳴きかと思った歌です。
梅が枝に鳴きてうつろふ鶯のはね白たへにあわ雪ぞ降る(よみ人知らず)
新古今と万葉集巻第十の歌です。先日雪が5cm積もった時に、早速、梅の花を
探しまくって写真を撮りました。
大空は梅のにほひにかすみつつくもりもはてぬ春の夜の月 (藤原定家)
梅が香にむかしをとへば春の月こたへぬかげぞ袖にうつれる (藤原家隆)
梅のはな誰が袖ふれしにほひぞと春や昔の月にとはばや (源通具)
梅の花あかぬ色香もむかしにておなじかたみの春の夜の月 (俊成女)
ながめつる今日は昔になりぬとも軒端の梅はわれを忘るな (式子内親王)
新古今を代表する4人の歌です。源通具と俊成女は夫婦で、通具は俊成女に
代作させたなあ?と思っています。ちぎり絵の様に、所々本歌取りを配置して、
幻想的な歌だと思います。
難波津に咲くやこの花冬ごもり今は春べと咲くやこの花 (王仁)
古今集仮名序にある歌で、百人一首かるたの空札として佐佐木信綱が選びました。
この歌は、大阪市浪速区、此花区の命名の本歌で、地名が和歌を基にと言うのも
粋ですね😁
春の夜の闇はあやなし梅花色こそ見えねかやはかくるる (凡河内躬恒)
古今ですが、私の好きな歌で
【ネット歌会について】
「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式ではなく、
「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」するという自然発生的な
歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響くものがありましたら、それへの
返歌として大いに詠んで頂き、コメント欄に記入して頂ければ幸いです。
各位に記入して頂いた短歌を基に、編集し、掲載させて頂きます。
従って、統一性や「お題」に向けた収斂性には欠けますが、面白いと思っています。
当面は、手探りでやってみたいと思っています。さらに、良いアイデアがあれば
各位よりお寄せ頂ければ嬉しいです。
「紅梅」
【運営にあたって】 注)文頭から移しました。
(1) 投稿期間は毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
(2) おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
(3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
(4) 投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
(5) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
(6) 掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
(7) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
(8) 最近心無い「スパムメール」等がコメント欄に届いています。
誠に心苦しいのですが、今後コメントは「許可制」にさせて頂きます。
(9) 投稿に当たっては、ご自身のブログのアドレス(url)も記入願います。
ニックネームのみでIDのない方、あるいは匿名の投稿は内容により掲載
できない場合もありますのでご了承願います。
了
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浅間山明鏡止水です。
短歌投稿します。
「詞書」全国各地で梅の花が咲き誇っています。梅と言えば菅原道真、彼は太宰府に着く前に「東風吹かば匂いおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ」と和歌を詠んだことは余りにも有名です。そしてこの梅の木が道真公を慕って一夜のうちに京都から太宰府に飛来したと伝えられるのが「飛梅伝説」です。そんなロマンチックで有名な梅を北野・大宰府天満宮、熱海梅園から詠んでみました。
京都府「北野天満宮」
「道真が愛した名木今もなお 境内一円梅はこぼれる」
福岡県「大宰府天満宮」
「大宰府に飛梅伝説残る木が 道真の怨念今日に至も」
静岡県「熱海梅園」
「自然美眺める公園のんびりと 梅愛でながら足湯楽しむ」
※「北野天満宮」「大宰府天満宮」のどちらかをご指導いただけると幸です。
おはようございます。
返歌させて頂きます。
⭐️うす闇に仄かに香る梅の花 光り乏しき世にも咲き次ぐ
ポエットMさん
★ 白梅の上枝(ほつへ)にかかるおぼろ月 光乏しき人も見上ぐや
みっちっち
我々は風流におぼろ月を見上げますが、戦禍のウクライナの人々は、同じ月を瓦礫の先に見上げるのでしょうか。
少しでも早い解決を望みますね。
よろしくお願いいたします。
☆うす闇に仄かに香る梅の花 光り乏しき世にも咲きつぐ ポエットMさん
★半玉の伏し目愛しやまなじりに紅ひく朝の梅匂う苑 夕庵
日本ののどかな春の訪れですといっておられない心境ですが・・・・
いつも早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。
花の少ない早春に、春の到来をいち早く告げる梅の花は、まさに「一輪ほどの温かさ」を
運びつつ、寒さに縮んだ私たちを励ましてくれる花でもあります。
出詠頂いた三首とも、情景がすっきり浮かび完成度が上がっていると考えます。
歌詞研究の賜物と思っていますが・・・。
一首目の北野松原の北野天満宮は「雪月花の三庭苑」のうち、梅花鑑賞の「花の庭」と
呼ばれており、道真公ゆかりの梅50種約1,500本があり、花時の今、約2万坪の境内一円に
紅白の梅が咲き競っているとのこと。
また、Kenさんの【詞書】で記された和歌は、道真公が無実の罪を着せられて太宰府へ
左遷される前に、大事にしていた梅の木を前にして語り掛けるように詠んだ歌として
有名ですね。
「梅はこぼれる」を、少し視点を変えて詠んでみましたが、いかがでしょうか。
★道真に詠まれし梅の咲き満ちて 忘れじの春 匂い立つがに
これからもよろしくお願いします。
早速に返歌を頂きありがとうございます。
破壊つくされた街にたたずむウクライナの民は、未だ厳しい寒さの中、
奪われた国土を取り戻すため、さらに愛する者のため意気高く戦っていることと思います。
酷薄を極めた冬の寒さは未だ厳しいものの、月がおぼろに霞み微かな春の兆しが
感じられる、そんな情景を詠んでみました。ロシアの即時撤退を願いつつ…。
★極北の見上げる月は霞めども 酷き寒さに春は兆すや
ポエット・M
これからもよろしくお願いします。
早速に返歌を頂きありがとうございます。
初々しい半玉さんの伏し目と、まなじりに引かれた紅に、微かにほころぶ梅の花にも
似た、爽やか色香が漂います。この取り合わせの絶妙さに感嘆しきりです。
なお、関東での「半玉」は、京都では「舞妓」と呼ばれているようですね。
京都辰巳橋でお会いした舞妓さんと、吉井勇歌碑を思い出し、懐かしく感じました。
宜しくお願い致します。
私の返歌への返歌、ありがとうございます。
又、返歌させて頂きます。
⭐️極北の見上げる月は霞めども酷き寒さに春は兆すや
ポエットMさん
★ 極北の戦禍の地にも草の芽のひとつふたつと春は兆すや
みっちっち
酷寒のウクライナにも少しずつ草の芽吹き、春の兆しがあればいいですね。
国際情勢にも雪解けが待たれますね。
よろしくお願いいたします。
浅間山明鏡止水
春さればまづ咲くやどの梅の花独り見つつや春日暮らさむ 山上憶良
ながめつる今日は昔になりぬとも軒端の梅はわれを忘るな 式子内親王
今も昔も恋する心は同じということでしょうか。
昔、憶良は貧しく子供も多い下級役人だったと聞いたような気がします。定家などと違いつつましくも思えます。
梅の花散らまく惜しみ我が園の竹の林に鴬鳴くも
小監阿氏奥嶋
一回の不首尾にはめげない,明るい将来を期待する強さも感じられます。
☆野良猫は牙むき激しく威嚇する われらも声上ぐ反戦のうた
☆池の面に揺らぎつ映るしだれ梅 鯉はぽあんとあぶくを吐けり
☆スニーカーの紐結びなおして何処までも歩けそうな気の今朝の一歩は
どうぞよろしくお願いします。
☆鏡には愛した人の残像が さよなら書いた口紅折れる 浅間山明鏡止水さん
★ひとしきり風のきびしき声を聞く恋の残像さらってゆけよ 夕庵
恋にはいろいろな形が存在するものですね。
もう遠い過去のこととなりましたが、やはり忘れられない輝きを時に思い出したりして・・・