連日、菅(僚)内閣をこき下ろすのも疲れることだが、参院選で過半数を獲得された場合、日本が何処に連れて行かれるのかわからないことの不安も有って、其れをやめるわけにはいかない。
とにかく、菅、仙谷、枝野幹事長の民主党トライアングル、彼等に日本的な歴史と伝統を重んじる政治を望むのはムリであろう。
なぜかと言えば、彼等は学生時代から新左翼系に身を置いてきたからである。
私個人は、自分の体験から永久に、彼ら新左翼系を信じることは無い。
4年間は、消費税の増税をしないと約束してきた鳩山前首相。
其れを平気で、覆す菅総理大臣。 彼らの言葉に真実は無いと断言して差し支えなかろう。
一つ、菅氏の性格について、同年代の仙石氏が Nikkei.Com 6/22でこう述べている。
《 知人にこんな菅評を語った。「私利私欲で言えば確かに菅は『私欲』の塊だ。 代表になりたい、首相になりたい、目立ちたい。 だが、私利は全く無い、そこを評価してくれ」 》
こんなコメントを言うぐらいだから、当の仙谷氏本人は菅氏より強い『私利』と普通人並みの『私欲』をもっていると考えるのが当然であろう。
自民党の金銭奴、コイヅミ、タケナか路線を、その教訓的先生と位置付け、其れを参考に政局を運ぼうとするのは当然のことだろう。 その為に、官僚に頼ることになるのだろう。
消費税増税10%の根拠も時期も明確にすることなく、その形だけ真似て『政治生命を懸ける』だと 。 それだけで、参議院選に入ろうとしているのは見え見えである。
― 6月19日付 スポニチ ―
《 民主党の玄葉光一郎政調会長(公務員制度改革担当相)は18日の記者会見で、菅直人首相が消費税率引き上げに関し「10%」を参考にするなどとした発言を党公約と位置付けるかどうかについて「首相がマニフェスト(政権公約)発表の場で、自身の言葉で言ったのだから当然そうなる。 10%は参考ということだが、ひとつの目安として当然、堂々と申し上げていく」と述べ、党公約になるとの認識を示した。 》
以上のことから、国民の苦しみや痛みも何も関係なく、ここは『ブレ』ずに
消費税10%増税は、民主党の公式見解と言うことで、間違いは無い。
選挙で、過半数を与えることは、其れを認めたことになろう。
ポンプで水を揚げるとき、呼び水を与えてから水をあげる、その通りになりそうである。
井戸の底には、もう水は無いというのに・・・ 。