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東京電力が家庭用値上げ・・・責任の所在は解決済み ?

2012年04月30日 | 日記
  東電が、一般家庭の電気料金値上げと言ってますが・・・・ 。

 一歩間違えば、東日本全体が彼らの不手際で人が住め無い不毛の土地状態と成る事態を、演出しておきながらその謝罪の舌の根も乾かぬうちに、電気料金を値上げしますって、・・・・ そんなの有りですか・・?
今でも、震度6の余震が来たらどうなるか解ったものじゃ無い、 新たな《想定外の出来事》が起きる事が予測されているのでしょう・・。  ”でした”の一言で済むと思っているのでしょうか・・・ 。

 何はともあれ、今の公務員的官僚体質が、東電の経営者達から無くならなければ、再度悲惨な、いやもっと悲惨な事故が起きる可能性が無いわけではない。
故障の為、今は動いていない福井の夢の原発《高速増殖炉もんじゅ》も似たようなものだから 例えればこれが故障放射能が拡散された場合、日本の半分はとにかく人が住める場所じゃなくなる・・・・!  電力会社と政府の結びつきは深いところから、浅いところまで、いろんなレベルであるのでしょう。 しかし、だからと言って、それが東電が官僚体質で良いという言い訳には成りません。
 

 東電が今回の原発についての失敗の責任があることは間違いありません。  それを、さも高い位置から(公務員的に)責任はみんなで、報酬だけ”私達”では、庶民としては納得がいきません。

 政府首脳の誰だったか 《「誰の責任というよりも、責任は共有しなければいけない」》こんな意見を、国民に平気で押し付ける人も居るものです。 いつから、公務員は《公僕》となって、いつから公務員は《特権階級》と成ったのでしょう。
東電経営者幹部も、長い間、官僚体質にどっぷりと浸り、官僚同様、自分達のことしか考えられなくなったようです。


 年が行きますと、どうしても世事のインパクトが記憶に残り難くなります。 
東電幹部の方々には、申し訳ないですが自分の記憶に深く刻み付ける為に、再度、東電の行った悪事を指摘しておきます。

  ***  以上引用  下記URLより  ***
    http://kobajun.chips.jp/?p=2327

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 彼はこうした事例におけるアメリカ最高の専門家ですが、期せずして歴史の目撃者となりました。
CBSニュース・アンカーのスコット・ペリーは、彼から当時の様子を聞き出すことができました。
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 チャールズ・カストはこう語り始めました。


 福島第一原発には6基の原子炉があり、それぞれ冷やし続けるためウラン燃料が水を満たした格納用プールの中に沈められていました。
これらの設備は高さ5.5メートルの津波が襲った場合でも、持ちこたえるように設計されていました。
しかし3月11日に襲った津波の高さは14メートルに達したのです。
冷却システムは使えなくなり、原子炉の炉心は溶融し、建屋の爆発が起きました。

  カスト「まったくできていませんでした。津波と事故によりほとんどの機器が使用不能
      の状態で、間接的に入ってくる情報しかありませんでした。」
 ペリー「まず知りたかったのはどんなことだったのでしょう?」
 カスト「何もかも、すべての情報を必要としていました。」

 カストのチームはこうした状況の中で首都ワシントンにいるスタッフと電話会議を行いました。
「この時点で私が言えることは、さらに事態が悪化すれば最終的にメルトダウンが起きる、ということだ。 だから格納容器内の圧力を下げるために、まずどこかを開き、何らかの形で排気を行う必要がある。」
そして最悪の事態が現実のものとなりました。 カストのチームは福島第一原発の吉田正夫所長に導かれ、放射能の防御機能を持つ指令センターの中に入りました。

 この間にも事態はますます悪化し、吉田所長は原子炉を海水で冷やそうとしました。

 しかし、東京電力の首脳部はこの案を拒否したのです。

 ペリー「福島第一原発の事故が今よりも一層ひどい巨大災害になら なかった、その運命を分けた瞬間はいつでしたか?」
  カスト「吉田所長が原子炉に海水を注ぎ込んだ、あの瞬間です。」
 ペリー「海水を注ぎ込んだ処置は正しいと、すべての人が賛成したのですか?」
 カスト「だれも賛成した者はいませんでした。」
  ペリー「しかし吉田所長は独断で海水の注入を決断したのですね?」
  カスト「その通りです。」
 ペリー「日本的とは思えない対応でしたね。」
 カスト「そうです、彼がとった行動は原子力発電所の責任者として最もふさわしいものでした。」


 しかし東京電力の首脳陣は、吉田所長に海水の注入をやめるよう命令しました。

 彼は承諾したと答えましたが、実際には海水の注入を続けました。
今では世界中が認めていることですが、もし吉田所長が東京電力本社の命令に素直に従っていたら、原子炉の炉心は融け落ち、計り知れないほど多量の放射能を放出しながら、地表のあらゆる場所に入り込んでしまったことでしょう。

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 事態が手が付けられなくなると「東京電力は事故を起こしている6基の原子炉と、 恐ろしい規模の殺戮と汚染を起こす可能性があった7つの使用済み核燃料プールを放棄しようとした」のです。


この二つの記事をあわせて検証すると、以下の事実があったことが分かります。

 1.まさに3基の原子炉がメルトダウンを始めようとしている中、原子力発電所が
  (海水の注入によって)以後使い物にならなくなることをまず恐れた
 2.そして事故の状況が悪化して手が付けられなくなると、今度は事故を放置した
   まま逃げ出そうとした

  今週、「東京電力に原子力発電所を運営する資格は無い」として、刈羽崎柏原発の事業
 差し止めを求める訴訟が起こされましたが、まさに正論だと思います。
 しかし、この国の厄介なところは、国民全員から税金を徴収して運営されている「はずの」
 政府が、そんなことは認めないだろう、という事。

そして裁判所も高等、最高と上へ行くほど、正論が通りにくくなる構造になっていることです。
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   ***   以上引用  終  ***



  そして、日本人の特質ともいえる自殺したと言うことを公にしたくないと言う、気持ちを胸に秘めながら、生活する土地環境を奪われ、生活する糧を得る手段も失い、恐らく、蓄えも底をついた被災者は生きる希望を失い、死の旅路へと旅立つことになる。
一億円に近い歳費を、右に左に動かす《国会議員の先生方》には、理解出来ないかもしれないが、被災者の中には其処に住み続けることを、唯一の生きる為の動機付けとしている人もいる。
 主に東電の経営者達に、思いを馳せて欲しい・・・・ 《腹を掻っ捌いて、死を迎える人達のことを》。
筆者は、発電、送電を分離し、一旦会社は潰さなければ、その官僚的社風は改善されない、様な気がしますが・・・ ・