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苛烈な《若者》の労働環境

2013年12月18日 | 日記

  近年、省エネに対する『LED』の需要が高まり、まるっきり素人と思われる会社『アイリス』の進出が著しい。 それも、中国製品と云う実情で・・・勿論家電関連の掃除機にも進出しているようだが、こちらは『メイドイン中国』かどうか、確認した訳ではない。

  蛍光管の代わりの『LED管球』には、発光体のLEDだけでなく当然、電子回路も内蔵されている訳であろう。 筆者は、それらの交換には携わっているが、その『LED管球』を壊してみた訳ではないので、内部は今のところ『ブラックボックス』である。 
日本製のゴム長なら、2年持つものが韓国中国製品なら、わずか3カ月で縦に出来るひび割で『防水機能』は失われる。 そんな事に思いを馳せれば、期待できるほどの寿命が有るかどうか疑わしい点は残る。  普通に、工作機械の寿命の感覚で云ったら、日本製品の、1/3と云う処が順当と云うべきではないか・・・と思っている?  全ての工業生産物が・・・。


  最近、どのネット新聞か記憶にないが、『アイリス』と云う会社が、精米事業に乗り出し『精米』の販売に乗り出したと云う、記事を見た記憶が有る。
農業と云うものは、そんな工業製品を作るように計画的には、生産出来難いものであるし、当然ながら、その労働力の投資も均一に、計画的に出来るものでも無い。  筆者は、東北に本拠地を移した《アイリス》 を決して貶めようとするもので無い事は、お分かり頂けるとは思うが・・・・。

  そこには、やはりというか当然というか、派遣労働者や非正規社員の苛烈な労働環境が、生まれる余地は十分過ぎるほど予見出来る。
米国の、農産物生産には云うまでも無く『ヒスパニック』系の低賃金労働者が有ってのことで成り立っている事は、ご存知の方はご存じであろう・・・。  ヨーロッパにもアフリカ系の出稼ぎ移住者が・・・。
日本の雇用事情も、経団連の古ダヌキや竹中センセー、キャノン御手洗氏や奥谷禮子氏のアメリカ式の経営手法の成れの果てで有る事は云うまでも無い。


  ヤフーの記事は社長が嫌いなので、さらっと流し読みするのが常であるが、我が子の就職問題と重ねてみるにつけ、流し読みも出来ず 《 若者「使い捨て」雇用の実態 》 という項目再び取り上げて、この時代の実態をここに、書き留めて置きたいと思う。

  ***  以下引用  下記URL ***
   http://seiji.yahoo.co.jp/close_up/1439/

―― 週休半日。 残業は月200時間超。 3連休以上はなく、タイムカードもない。 固定残業代2万5千円を含め、月給約20万円だった。
 やめようと思ったのは何げない瞬間だった。 昨年9月中旬、コンビニで買ったフランクフルトを職場で食べようとしたら、肉汁が書類に飛んだ。 感情があふれ出した。 「俺の人生、なんなんやろ」。 限界だった。 後日退職を申し出た。同僚も相次いで退職していた。――

―― 建築会社で長時間労働を強いられている、入社2年目の社員です。 この日の仕事は朝8時から始まり、終わったのは深夜12時前。 
こうした勤務が1か月以上、休みなく続いています。
(中略)
 毎月の残業は100時間を超えていますが、時間外手当は、ほとんど支払われていません。――

―― 研修を終えて店舗に出ると、仕事に追われるようになりました。 
食器洗いや仕入れた商品の仕分けなど、1日10数時間の労働。
帰宅は深夜0時を過ぎることが続きました。
 会社に残されていた元康さんの勤務データです。
入社した翌月、5月の残業は98時間。
6月は84時間。 元康さんは過重労働で死亡したとして、労災と認定されました。 残業時間が「過労死ライン」と呼ばれる月平均80時間を超えていたためです。――

―― 午前5時出社。 7時に東京都内の配送センターで荷物を受け取り、午後9時ごろまで関東一円の工場に部品を運ぶ。 月収は手取り約20万円。 残業代もボーナスもなかった。 友人の葬儀のため休みを申し出ると、上司から「サボりたいだけだろ。 嫌なら辞めろ」と言われた。――

―― 
・長時間労働等により精神障害を発症したとする労災請求があった事業場で、その後も、月80時間を超える時間外労働が認められた事例
・社員の7割に及ぶ係長職以上の者を管理監督者として取り扱い、割増賃金を支払っていなかった事例
・営業成績等により、基本給を減額していた事例
・月100時間を超える時間外労働が行われていたにもかかわらず、健康確保措置が講じられていなかった事例
・無料電話相談を契機とする監督指導時に、36協定で定めた上限時間を超え、月100時間を超える時間外労働が行われていた事例
・労働時間が適正に把握できておらず、また、算入すべき手当を算入せずに割増賃金の単価を低く設定していた事例
・賃金が、約1年にわたる長期間支払われていなかったことについて指導したが、是正されない事例――
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  ***  以上引用  終  ***


  公務員の待遇が、民間の中小企業とかけ離れ、その70%と云われる中小企業国民の貧困さに、考えが至らなくなってから久しいが、問題はその事が改善されようとしない事に有るのであろう。 公務員は、そのような事例には「知らなかった」で済まそうと思っているのだろうが、そんな事は無い。 ただ現実を認識したくないだけなのだろう。

  現在でも、国民年金は4万円チョボチョボ、という民間企業上がりのご年配も多く居られるが、概ね電力や郵政の年金に有りついている人を含めた公務員、彼らは、一年当たり250万円から500万円までと幅が有る様である。  そのほかに、天下りという余禄が有る。
  
  金銭を何に使っているかと云う事を、考えれば実にくだらない。  ごみ製品の消費に《汗だく》と成って得られもしない健康や幸福を、夢見ている方が多い。  所詮、公務員などと云う《種属》は、24歳から人間としての成長が止まると云っても過言ではない。

  こんな金銭的現実を、平気で隠し続けている公務員及びその退職者の情けない心持を、推し量って余りある。 
若者の、生き甲斐の見つけられない現実を、彼らはどのように理解しているのだろうか・・・。  
現実を省みれば、それらの派遣やアルバイト主体の社会制度を、目をつぶって、知らん振りを続けているという結論に成らざるを得ない。  若者は、命を掛けてもっと怒るべきではないのか・・・・・・。  世界は、もっともっと苛烈である。