Nikkei.com 1/11付で、官房機密費、民主党政権で《37億円支出》と報じられていた。
其の政権維持期間を、約40ヵ月とすればその使用金額も、ほぼ自民党と同じ一億円/月程度と言うことになるのだろう。 だから、それで許してもらおうでは、話がウマ過ぎるのではないか。
問題は、‘09年マニフェストとの整合性と言うことである。 政権交代時に、当時自民党の官房長官であった河村氏が、持ち逃げしたのではないかとの可能性から、其の公開性が必要と言う事になったのではなかったか・・・ 。
自分たちの問題となったら、それは無理でしたということで、済むとでも思っているのだろうか・・ 。 民主党政権の殆ど全ての約束が、この様な状態であり見方によったら、これは完全なサギであろう。 日本の最高機関と最高権力者である、総理でさえも国民に其の害毒を撒き散らした自覚を、しっかりと反省してもらわなければいけない。
その辺の経緯が、なぜか共産党の議員から、質問趣意書と言う形で記録に残っている。
以下、下記URLによる。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a178026.htm
― 共産党議員に拠る、官房機密費の質問趣意書 ―
① 二〇一一年度の内閣官房報償費(機密費)について、内閣官房長官が取扱責任者である内閣官房報償費の国庫からの支出状況(請求日、支出額)を明らかにされたい。
② 鳩山内閣の平野博文内閣官房長官は、麻生内閣の《河村建夫》官房長官からの引き継ぎ時に、内閣官房報償費(機密費)の残額がゼロであったことを衆議院内閣委員会で明らかにした。 菅内閣の枝野幸男内閣官房長官から野田内閣の藤村修内閣官房長官の引き継ぎ時に、内閣官房報償費(機密費)の残高がいくらであったか明らかにされたい。
③ 民主党は、二〇〇九年の総選挙のマニフェストにおいて、「税金の使い途をすべて明らかにして、国民のチェックを受ける。」としていた。 自民党政権時代と比べて民主党政権下では、内閣官房報償費(機密費)の情報公開において、何が前進したか明らかにされたい。
④ 民主党政権となってからすでに二年以上経過した。 二〇〇九年の総選挙で民主党がマニフェストに掲げた、「税金の使い途をすべて明らかにして、国民のチェックを受ける。」という公約を野田内閣では、内閣官房報償費(機密費)についてどのように具体化していくのか明らかにされたい。
― 右質問する。
― これに対する、野田総理の答弁書 ―
①について
お尋ねについては、平成二十三年九月十六日現在までに、同年四月一日、同月二十一日、同年五月二十日、同年六月二十一日、同年七月二十一日及び同年八月十八日に請求し、それに対し各一億円ずつ支出されている。
②について
お尋ねについては、内閣官房報償費の性格上、お答えを差し控えたい。
③及び ④について
野田内閣としては、内閣官房報償費の取扱責任者である内閣官房長官が、責任を持ってこれを執行し、その使途等を検証することとしており、内閣官房報償費の透明性の確保を図る方策については、その中で今後検討することとしたい。
*** 以上引用 終 ***
このような、返事にならない回答を当然のごとくに、公にしているその場加さ加減は、何処から出てきたのだろう。 巷で言われているように、ノ~ダソーリは鼻から日本人のメンタリティーなど持ち合わせていなかったのだろう。