雨が降っております。
急に雨が降り出した時のために、シュルイでは大抵、いくつか傘を置いてます。
無地のなんかもありますが、ちょっと変わった柄の傘もあったりなんかする。
・・・・・かんおけ柄です。
詳細はこちら。雑貨屋シュルイのHP
ちなみに私が今使っているのはナイトメアビフォアクリスマスのジャックの顔柄。
ガイコツ柄の傘をさして歩く大人の女性というのは、
端から見てどうなんでしょうね。
まぁ別に気にしてないけど。
でも知らない人がさしてるのを見たら、かなり気になるだろうなぁ。
かんおけ柄の傘はお年寄りがさしていたら、
別の意味もあり、更に気になりそうだ。
いずれにしろ、変わった柄の傘は盗まれたり間違えられたりしにくくて良い。
しかし時には例外もある。
数年前、こんな事がありました。
ある雨の日、私は傘をさして森へ出掛けた。
しばらく歩くと沼があった。
気が付くと雨が止んでいる。
沼のほとりで一休みしながら、傘を乾かそうと広げたまま地面に置くと
突然突風がふき、沼の方に飛んでいってしまった。
拾おうとするが、手が届かない。
あれよあれよと言う間に傘は沈んでいってしまった。
ああ、お気に入りのジャックの傘が・・・・と途方に暮れていると
沼の中から女神様が現れて、両手いっぱいに傘を持っている。
そして私にこう言った。
「お前の傘はこの金の傘かい?それとも銀の傘かい?はたまたこの銅の傘かい?」
私は驚いた。女神が現れた事にではない。
「えっ女神様、金とか銀とかの傘、持ってないっすよ!?」
女神は照れ笑いをしながら
「雰囲気、雰囲気!!何か、金とか銀とかの方がカッコつくでしょ!!
だって、『お前のビニール傘はどれだい?』っつっても、
み~~んな同じ透明のビニール傘なんだもん」
確かに女神が持っている20本程のビニール傘は
数本は淡い色がついているが、8割がた透明である。
私 「は~~、それみんな沼に沈んでたモノですか?」
女神「そ~なのよ~。今はホラ、百均に売ってるじゃない、傘も!!
だからね、雨あがったら持って歩くのジャマだからって、
ほったらかして行っちゃうワケ。
で、風に飛ばされたりしてココに沈んでさ、結構あんのよ」
私 「あ~、だからビニール傘ばっかなんですね」
女神「前はさ、急に雨が降ってきた時なんか旅人にあげると喜ばれたんだけどね。
次の日、沼の前に米俵が積んであったりしてね。
『助かりました、ありがとうございました』なんてメモ添えてさ」
私 「かさ地蔵と話が混ざってますね」
女神「えっ、なんだ・・知ってるの?この話」
私 「だって、それ日本の昔話ですよ」
女神「うっそ。中国の話だと思ってた」
青い目の女神様は西洋人らしい。
日本と中国がごっちゃになっている様である。
また雨がぽつぽつと降り出してきた。
私 「まぁとにかく、傘を使い捨て感覚で扱う様になってきたワケですね。
私のはビニール傘じゃないですよ。
また降って来たんで、ちょっと沼の中見てもらえます?
ガイコツ柄なんですけど」
女神「あら・・ここにあるのが全部よ。ガイコツ柄なんて見てないけど。
ホラ、これ持って行きなさい」
と、女神様は一番状態の良いビニール傘を強引に渡そうとするが
私はお気に入りのジャックの傘を諦めきれない。
私 「え~、だって、さっき沈んだばっかですよ!?
あるハズなんだけどなぁ・・・・」
すると沼から天使が現れた。
天使「ママ~、森の外にあるコンビニ行って来るね~」
そう言う天使の手には・・・・ジャックの傘が!!
私・女神「あっ!!!」
女神は慌てて天使の手をとり、ものすごい早さで沼の中に潜ってしまった。
「ジャックの傘、返して~~~~!!!!」私の叫びが森の中をむなしくこだまする。
沼のほとりには20本ほどのビニール傘が置かれていた。
仕方なく、一番キレイなものをつかみ、それをさして帰った。
まったく・・・今時の親は・・・。
それにしても、天使のクセにガイコツ柄の傘をさして
神様に怒られないのか心配である。
急に雨が降り出した時のために、シュルイでは大抵、いくつか傘を置いてます。
無地のなんかもありますが、ちょっと変わった柄の傘もあったりなんかする。
・・・・・かんおけ柄です。
詳細はこちら。雑貨屋シュルイのHP
ちなみに私が今使っているのはナイトメアビフォアクリスマスのジャックの顔柄。
ガイコツ柄の傘をさして歩く大人の女性というのは、
端から見てどうなんでしょうね。
まぁ別に気にしてないけど。
でも知らない人がさしてるのを見たら、かなり気になるだろうなぁ。
かんおけ柄の傘はお年寄りがさしていたら、
別の意味もあり、更に気になりそうだ。
いずれにしろ、変わった柄の傘は盗まれたり間違えられたりしにくくて良い。
しかし時には例外もある。
数年前、こんな事がありました。
ある雨の日、私は傘をさして森へ出掛けた。
しばらく歩くと沼があった。
気が付くと雨が止んでいる。
沼のほとりで一休みしながら、傘を乾かそうと広げたまま地面に置くと
突然突風がふき、沼の方に飛んでいってしまった。
拾おうとするが、手が届かない。
あれよあれよと言う間に傘は沈んでいってしまった。
ああ、お気に入りのジャックの傘が・・・・と途方に暮れていると
沼の中から女神様が現れて、両手いっぱいに傘を持っている。
そして私にこう言った。
「お前の傘はこの金の傘かい?それとも銀の傘かい?はたまたこの銅の傘かい?」
私は驚いた。女神が現れた事にではない。
「えっ女神様、金とか銀とかの傘、持ってないっすよ!?」
女神は照れ笑いをしながら
「雰囲気、雰囲気!!何か、金とか銀とかの方がカッコつくでしょ!!
だって、『お前のビニール傘はどれだい?』っつっても、
み~~んな同じ透明のビニール傘なんだもん」
確かに女神が持っている20本程のビニール傘は
数本は淡い色がついているが、8割がた透明である。
私 「は~~、それみんな沼に沈んでたモノですか?」
女神「そ~なのよ~。今はホラ、百均に売ってるじゃない、傘も!!
だからね、雨あがったら持って歩くのジャマだからって、
ほったらかして行っちゃうワケ。
で、風に飛ばされたりしてココに沈んでさ、結構あんのよ」
私 「あ~、だからビニール傘ばっかなんですね」
女神「前はさ、急に雨が降ってきた時なんか旅人にあげると喜ばれたんだけどね。
次の日、沼の前に米俵が積んであったりしてね。
『助かりました、ありがとうございました』なんてメモ添えてさ」
私 「かさ地蔵と話が混ざってますね」
女神「えっ、なんだ・・知ってるの?この話」
私 「だって、それ日本の昔話ですよ」
女神「うっそ。中国の話だと思ってた」
青い目の女神様は西洋人らしい。
日本と中国がごっちゃになっている様である。
また雨がぽつぽつと降り出してきた。
私 「まぁとにかく、傘を使い捨て感覚で扱う様になってきたワケですね。
私のはビニール傘じゃないですよ。
また降って来たんで、ちょっと沼の中見てもらえます?
ガイコツ柄なんですけど」
女神「あら・・ここにあるのが全部よ。ガイコツ柄なんて見てないけど。
ホラ、これ持って行きなさい」
と、女神様は一番状態の良いビニール傘を強引に渡そうとするが
私はお気に入りのジャックの傘を諦めきれない。
私 「え~、だって、さっき沈んだばっかですよ!?
あるハズなんだけどなぁ・・・・」
すると沼から天使が現れた。
天使「ママ~、森の外にあるコンビニ行って来るね~」
そう言う天使の手には・・・・ジャックの傘が!!
私・女神「あっ!!!」
女神は慌てて天使の手をとり、ものすごい早さで沼の中に潜ってしまった。
「ジャックの傘、返して~~~~!!!!」私の叫びが森の中をむなしくこだまする。
沼のほとりには20本ほどのビニール傘が置かれていた。
仕方なく、一番キレイなものをつかみ、それをさして帰った。
まったく・・・今時の親は・・・。
それにしても、天使のクセにガイコツ柄の傘をさして
神様に怒られないのか心配である。