シュルイのブログ「エコ魂」

スケールの大きい小心者のこの私。地球の未来を憂いて早四半世紀。地域活性と持続可能な社会を目指す日々を綴ります。

鎌仲ひとみ監督は良い人でした!

2012年07月12日 | 原発、放射性物質
日曜日の「ヒバクシャ」の上映会、お越し下さった方ありがとうございました!
鎌仲ひとみ監督と、橋田幸子さんとのトークショーで一番印象に残ったのは・・・

映画を製作したのは2002年なのですが、
その頃のイラクは戦争が始まった2003年以降と比べたら
100倍良かった、という話。

アメリカ軍による爆撃はもちろん、
自爆テロも無かったそうです。

映画の中での2002年以前でさえ、
おそらくは劣化ウラン弾のせいで白血病にかかっている子供が大勢いて
さらに経済制裁のせいで薬も手に入らず亡くなっていたというのに。
戦争が始まって以降は、
そんな子供たちがもっと増えているのだろうと想像に難くない。

だけど、100倍悪い状況の今、取材に行く事もできないのだとか。

劣化ウラン弾の材料は原子力発電所から出た使用済み燃料で
日本の原発のものも含まれている可能性もある。

イラクを攻撃しているのは主にアメリカとイギリスだけど
それを支援している日本も、もちろん無関係ではないよね。

鎌仲ひとみさんは、元々映画監督ではなく
フリーの映像作家で、NHKのドキュメンタリー番組などを撮っていたそうです。
ですが、劣化ウラン弾の被害を訴える番組を放映しても
ほとんど反応が無く、
イラク戦争以降はその様な作品を作っても
「反米過ぎる」と放送されなくなってしまったのだそうです。

そこで、TVはダメだと悟り映画を製作するようになったのだとか。

トークショーの後のサイン会では
鎌仲監督も橋田幸子さんも、来場者の皆さんに
とてもフレンドリーに接して下さいました。

お二人とも超きさく!!!!

ワタシもちゃっかりサインをお願いしたのですが
着ていたTシャツに鎌仲監督が気づいて下さり
「良いねー、あ、ソウルフラワーユニオン?」と。

そのTシャツには「NUCLEAR RACE OR HUMAN RACE」というロゴ。

「NUCLEAR」とは核エネルギーのコト。
ソウルフラワーユニオンというバンドのTシャツなんですが
去年の朝霧ジャムに出演していて

「原発廃炉でええじゃないか~~~~♪」

と歌っていたので、思わず買ってしまいました。

ちなみに元の歌詞は
「金玉ぶらりでええじゃないか~~♪」
です。

鎌仲監督はボーカルの中川敬さんと友達なのだそーです。
おおお!!!
なんか嬉しい!!!

ちなみにこの日、監督が持っていた手ぬぐいを
何人かのスタッフや来場者が「かわいいですね~」と言っていましたが
実はワタシも同じモノ持ってます!!(自慢?)

気付いてた人がいたかワカランが
この柄は「麻」の葉。
麻というと大麻としての側面が強調されがちですが
麻は布の原料としても優れているし、農薬を使わなくてもよく育つとかで
エコとかヒッピーとかの人たちの間では
麻の葉のモチーフは平和につながるアイコン的なもの。

ちょっとほくそ笑むワタシなのでした。