シュルイのブログ「エコ魂」

スケールの大きい小心者のこの私。地球の未来を憂いて早四半世紀。地域活性と持続可能な社会を目指す日々を綴ります。

人間を守るのは環境を守るとゆーこと

2020年04月26日 | 持続可能な社会
何十年も前、高校の現代社会の授業だったと思う。
教科書に「今の社会は情報に溢れている」という文章と共に、人が必死で泳いでいる挿絵が描かれていた。
その頃は全くピンと来なかったし、ずっと忘れていたけれど
大人になって、いつ頃からかちょくちょく思い出す様になった。
インターネットが普及し始めてからだ。

近年はまさに情報の中で泳いでいる、というか溺れかけているのではないか。
このコロナ騒動でも始めの頃は、SNSで
「50度以上で菌が死ぬから、お湯を飲むと良いらしい」という書き込みと共に
それが拡散されているのを見かけたり
トイレットペーパーが無くなるという情報が一気に広まり
人々が多めに買って、一時的にお店に在庫が無くなった。

単なる噂だとわかっていても踊らされるのだから、
過去に同じ様な事があってもしかり。
人々は、自分が持っている情報を人に教えたいものらしい。
情報を共有すること自体は悪いことではないのだが。
きっとその昔、原始的な生活で危険と隣り合わせだった時の名残なのだろー。

しかし今、世に溢れる情報が真実なのかウソなのかわからない場合もあるし、
そもそも未来の事については推測でしかない。

いずれにしろ、その情報がどれくらい信頼できるものなのか意識する必要がある。
どこの誰が言っているのか。
それは専門的な知識を持っている人なのか。
データや研究に基づいた、科学的なものなのか。
それが曖昧だったりわからない場合は鵜呑みにせず、他人に拡散するのは控えた方が良い。

そして信頼できる情報でも、100%全ての人には当てはまらないかもしれないし
状況が変わったら、その時は適用できない内容になるかもしれない。
何か情報を得たら、それによって自分はどう行動すべきか
それぞれが考えなくてはいけない。

そういう事を気を付けつつTVを見ていると。
多分「情熱大陸」に出ていたウィルス学者の片岡義裕氏だったと思うが、次の様に言っていた。
感染症は昔からあるものだが、SARSやMARS、そして今回の新型コロナウィルスというように
近年、昔と比べて頻繁にその流行が起こるようになった原因の一つに環境破壊があるというのだ。

元々、野生動物が持っていたウィルスが、人間がその生息場所に開発などで踏み込む、
あるいは生息場所を奪われた野生動物が人間の住む場所に移ってきた事によって、
人間にうつり、それはグローバル化によって瞬く間に世界中に広まる。

地球温暖化(による生物の生息地域の変化、と意味だと思う)も原因の一つと考えられる、と。

別の番組で黒い服とサングラスで覚えやすい、生物学者の五箇公一氏も同じような事を言っていた。

だからと言って、みんなで今から地球にやさしい生活にすれば
コロナが収束するという話ではないのだが、
人間の生活が地球の環境を変えてしまうことの影響の大きさに驚いた。

今、出来ること。
そしてこれからすべき事。
この機会にじっくり考えてみたい。

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