シュルイのブログ「エコ魂」

スケールの大きい小心者のこの私。地球の未来を憂いて早四半世紀。地域活性と持続可能な社会を目指す日々を綴ります。

夫婦喧嘩は犬も食わない

2008年04月14日 | Weblog
こんにちは。
日々、皆様の日常生活に山積する社会問題について鋭く斬る雑貨屋シュルイです。

本日は離婚率の上昇について考えたいと思います。
厳密に言えば多少の上昇、下降を繰り返しているけれども
何十年も前からのデータを見ればわかる通り、
離婚率は年々増加しています。

第3者からすれば「すぐ元のサヤに治まるだろ~な」といった程度のコトでも
実際はそうもいかないからこそ、離婚率が上昇し続けるのであろう。

さて、そうすると何故「そうもいかない」様になったのかを考える必要がある。

この答えのヒントは意外にも、誰もが知っている。

「夫婦喧嘩は犬も食わない」

この日本人なら皆知っている言葉は「ものの例え」であるとほとんどの人が思っているが
私が独自に日本中の文献や言い伝えなどを調査したトコロによると
昔は日本のほとんどの土地で、犬が夫婦喧嘩を食べ
家庭円満を保っていた様である。

それで、極まれにそうでない土地があると
この辺りの犬は飽食であるという意味で
「夫婦喧嘩は犬も食わない」と言っていたのが、
段々と意味が違って今に至るらしいのだ。

調査を進めていくと夫婦喧嘩を好んで食べていた「犬」というのは
正しくは「ニホンオオカミ」だったようである。
狼の荒々しい性質は喧嘩を主食にしていたからである、
というのが私の仮説だ。

ニホンオオカミ以外でも、比較的攻撃性の強い種類の犬は
今でもたまに食べる事がある様だ。
現に、警察犬として活躍しているドーベルマンなどは
時々夫婦喧嘩を与えて、検挙率アップに役立てているらしい。
ちなみに少々性格のキツイ婦人警官なども、
時々ではあるが夫婦喧嘩を食べるらしい。

これは極秘に入手した情報なのであまり公には出来ないが
警察犬の訓練時、犯人役の人間が腕に着けている白いアレ。
アレに犬が噛みつきますよね。
アレには夫婦喧嘩の成分を含ませているのだとか。
夫婦喧嘩の不穏な空気と、犯人の怪しい雰囲気とに、
かなり多くの割合で同じ成分が含まれている。
訓練では当然本物の犯人では無いため、
似た成分の含まれた白いアレを使っている、という訳だ。

しかし、元々の犬の性質に加えて、厳しい訓練をしている警察犬だからこそ
夫婦喧嘩を食べられるのであって今現在、日本にいるほとんどの犬は
夫婦喧嘩のような刺激の強いモノは食べないし
無理に食べさせると体調を崩してしまうようだ。

日本における狼も含めたイヌ科の動物をめぐる様々な事情が変わり始めたのは
江戸時代である。
この頃、ニホンオオカミの間で狂犬病が流行り、その数が減少した。
江戸時代と言えば「三行半」などと呼ばれた、
たった3行程度の離縁状で離婚する夫婦が多かったのだが
当時の離婚の原因のひとつに狂犬病によるニホンオオカミの減少から
本来ならば食べられて無くなり、元サヤとなる夫婦の喧嘩が
離婚に至るまで放置される様になった、という事なのではないだろうか。

夫婦喧嘩を一番好んで多く食べていたニホンオオカミの生存が確認されたのは
1900年ごろが最後である。
ニホンオオカミの絶滅後も野生の犬や野良犬などは夫婦喧嘩を食べていたが
野良犬などすっかり見かけなくなった昨今、離婚率の上昇もうなづけるというものだ。

飼い犬になって、ドッグフードなどに慣れてしまうと
夫婦喧嘩の様な刺激の強い食べ物は受け付けなくなるらしい。
先程述べたドーベルマンの様な例外もあるが、
日本固有の種の方が、慣れれば夫婦喧嘩を食べるようになる。
外来種、特に小型犬は全くと言って良いほど食べない。
飼い犬と言えども、やはり生態系の変化は何かしらの影響があるものだ。
動物、植物ともにその土地固有の種を保護する事の大切さが伺える。

離婚率の上昇、更には少子化という人間界の現象が
オオカミや犬などの生態系と意外なところでつながっていたのである。

ちなみに激しくヒートアップした夫婦喧嘩を放っておくと、
その周辺の空気の温度が0.5~1.0度高くなる。
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によると
夫婦喧嘩を食するイヌ科の動物の減少が地球温暖化の一因であるとか。

温暖化防止の為にも、夫婦は仲良くして欲しいものである。

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