お釈迦様と一夜をともにするためお坊さんもどこかで野宿するのでしょうか。ゴールデンロックを望むテラスの近くで簡易テントを張って仮眠しているお坊さんがいました。どこにいるかにかかわらず境内で明日朝まで過ごすことが大切なのですね。
私の隣に陣取ったご家族は女の子3人です。女の子たちは外国人に興味があるようでチラチラ見ていましたが、次第に慣れてこちらを向いて微笑んでくれるようになりました。彼女たちもこの場でお顔の手入れをして「タナカ」を塗りなおしました。
何と皆さんここで「野宿」するつもりで来ているのです。晴れやかに着飾った女性たちもみな、お釈迦様の近くで一夜を過ごし明日の早朝にまた参拝をして帰るとのことです。広場もやがて足の踏み場がないくらいにいっぱいになります。
お寺が用意したゴザの上に持参した敷物を敷いてくつろぐ家族や、暑くない場所を探しているのか歩き回っている人もいます。サンセットを拝むのを待つにしては少し様子が違うと感じ聞いて見ますと、この場で一夜を過ごすとのことです。
チャイティーヨーは山頂にある寺院ですが、四角い石のタイルが敷き詰められた広場があります。日没まで2時間近くありましたので、参拝の皆さんと一緒に座り込むことにしました。座は陽射しが強く床は熱いので日陰から先に埋まってゆきます。