トラックはすべて日本製です。三菱ふそう、いすゞ、ＵＤ・・・酷使に耐え、壊れないと強く信頼されているとガイドさんは話していました。乗ってみてから酷使の意味は分かるのですが、その時はふーんという感じで聞いていました。
鉄のアングルで組んだプラットホームからお客は乗り込みます。一応安全ベルトがありますが皆さんそれには見向きもしません。肩と肩、腰と腰が触れ合う状態でぎっしり詰め込まれます。
頬にタナカ（木製の化粧パウダー）を塗った息子と一緒に来て、トラックを待つミヤンマーのお母さんはおおらかにみんなの前で授乳中です。私たちも５０年以上前の田舎では普通に見た風景です。
ヤンゴンからやく２００Ｋｍのこの地にたどり着いた参拝の人々は大屋根の下の休憩所でトラック便の順番を待ちます。交通手段はトラックのみです。タクシーや自家用車は入れません。
本日の目的地はチャイティヨー（ゴールデンロック）です。キンプン・ベース・キャンプはその登山口の駅です。かっては軍がトラックを使って巡礼者や観光客を〝運搬”していました。今は民間の会社のようですが〝運搬”には変わりありません。
