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今回ご紹介するのは映画「スター・ウォーズ エピソード8 最後のジェダイ」です。
-----内容-----
世界的な人気を誇る『スター・ウォーズ』シリーズの新たな3部作の第2章。
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』後のストーリーが展開する。
『LOOPER/ルーパー』などのライアン・ジョンソンが監督と脚本を担当し、前作に引き続きデイジー・リドリー、ジョン・ボイエガやマーク・ハミルらが出演。
レイがルーク・スカイウォーカーから知らされる真実や、ダース・ベイダーになろうとするカイロ・レン、レジスタンスたちの新ミッションなど見どころ満載。(シネマトゥデイより)
-----感想-----
※「スター・ウォーズ エピソード7 フォースの覚醒」の記事をご覧になる方はこちらをどうぞ。
昨日、映画「スターウォーズ エピソード8 最後のジェダイ」を観に行きました。
お昼過ぎに映画館に行ったのですが、昼間の時間帯のチケットは売り切れていて夕方の時間帯も残り少なく、改めて人気の高さを感じました。
開場前にはスターウォーズを見に来た人達の行列ができていました。
映画が始まり、壮大なオープニング音楽とともに銀河をバックに物語がどんな状況から始まるかの説明文が流れると、凄くワクワクした気持ちになりました。
エピソード8では銀河系の支配を狙う最高指導者スノーク率いるファースト・オーダーにレイア・オーガナ将軍率いるレジスタンス(反乱軍)が劣勢に立たされています。
冒頭の銀河を舞台にした艦艇、戦闘機入り乱れてのファースト・オーダー対レジスタンス(反乱軍)の撃ち合いのシーンが大迫力であっという間に物語に引き込まれていきました。
このシーンは「エピソード3 シスの復讐」の冒頭を思わせるものがあり、その迫力に凄くワクワクしました。
まるで自身が戦闘機に乗っているかのような臨場感があります。
この大迫力の撃ち合いからフィン達の重要任務の話やレイとルーク・スカイウォーカーの話に展開していく流れが美しく、ワクワクしながら見ていました。
「エピソード7 フォースの覚醒」で負った重傷から回復したフィンはローズというレジスタンスの整備士と知り合い、レジスタンスの命運がかかる重要任務のためにドロイドのBB‐8を連れて一緒に行動します。
カジノの国での緊迫感がありながらも時に笑いのある二人の立ち回りが面白かったです。
BB‐8も大活躍しました。
カイロ・レンはやはりレイのことを知っていました。
予想以上に詳しい生い立ちまで知っていたのが驚きでした。
「お前の両親のことも知っている」と言っていて、語られたレイの両親は予想外なものでした。
さらにレイもカイロ・レンの生い立ちを詳しく知っていました。
二人はフォースでつながり、別々の場所に居ても話せるようになっています。
なのでレイは話をするうちにカイロ・レンから直接聞いたり、フォースで感じ取ったりしながら生い立ちを知ったようです。
このフォースによるつながりはレイがカイロ・レンによってフォースの暗黒面(ダークサイド)に引き込まれてしまう気がして見ていてハラハラしました。
レイは伝説のジェダイの騎士ルーク・スカイウォーカーにフォースを教えてくれと頼みますが、最初ルークは断ります。
また、「レイアからの頼みです。ファースト・オーダーと戦うためにあなたの力が必要」と言っても「私はこの島で死を待つのみ」と言っていて、全く協力してくれる気配がなかったです。
なぜルークがこんなに頑なになってしまったのかとても気になりました。
それでもレイは諦めずに立ち去ろうとするルークについて行きます。
やがてルークから語られる、カイロ・レン(ルークの弟子の頃の名前はベン・ソロ)との間に何があったのかの真相は驚きのものでした。
かつて「エピソード3 シスの復讐」でオビ=ワン・ケノービがフォースの暗黒面に堕ちた弟子、アナキン・スカイウォーカー(ダースヴェイダー)を倒すと決意した時のような歴史が繰り返されました。
ルークはスノークによってフォースの暗黒面に引き込まれたベン・ソロの説得に失敗し、二人は訣別の時を迎えます。
ルークは「ベンの中に広がっていたフォースの暗黒面は想像を遥かに超えていた」と言っていました。
またレイのフォースの素質について「これほどの逸材は私が見た中で過去にただ一人、ベン・ソロだけ」と言っていて、やはりカイロ・レンは前作では精神不安定な印象がありましたがフォースの素質は抜群に高いのだなと思いました。
マスター・ヨーダの登場は嬉しかったです。
ルークの背後に緑色の小さな姿が浮かび上がった時心の中で「おお!」と歓声を上げました。
かなり年をとったルークのことを「若きスカイウォーカー」と言っていて、さすが約800歳まで生きたヨーダだと思いました。
ヨーダのひょうきんな言動が面白かったです。
ルークの島にあるジェダイの大切な書物を「カビ臭い書物など忘れてしまえ」と茶目っ気たっぷりに言っていて、少ない登場でしたが抜群の存在感でした。
そしてルークは自身が書物を燃やそうとしてヨーダに「ジェダイを終わらせる時が来たのです」と言っていたのに、いざ燃やそうとすると躊躇います。
さらに躊躇うルークを尻目にヨーダが燃やすと凄く慌てていて、本当はジェダイの何もかもを嫌いになったわけではないのだと思いました。
「レイの期待には応えられない」と弱気なルークにヨーダが「失敗も話してあげればそれで良い。失敗こそが重要」と言っていたのが印象的で、ジェダイとて完璧ではないのをヨーダはしっかりと受け止めているのだと思いました。
レイア率いるレジスタンスの幹部アミリン・ホルドはとても印象的でした。
意識不明の重体になったレイアの代わりにレジスタンスの指揮を取るのですが、ファースト・オーダーに対する戦い方が弱腰に見え、好戦的なエースパイロット、ポー・ダメロンは「もっとマシな指揮をしてくれ」といったことを言い不信感を募らせていました。
しかし弱腰と思われたホルドは最期が凄かったです。
まるで神風攻撃のようでした。
その最期は、この人は弱腰なのではなく常に味方を無駄死にさせずに生き残らせようとしているのを強烈に感じる場面でした。
カイロ・レンとレイ、そしてファースト・オーダーの最高指導者スノークの三者には意外な展開が待っていました。
そこからカイロ・レンとレイに新たな戦いが始まります。
カイロ・レンは「ジェダイもシスも反乱軍も全て滅びるべき」と言っていて全ての破滅を求めています。
レイは一時はカイロ・レンを説得しようとしましたが聞き入れてはくれず、放っておけば破滅をもたらすのは確実でもはや戦うしかないです。
ホルドの最期はレジスタンスの好戦的なエースパイロット、ポーの意識を変えます。
ルークとカイロ・レンの戦いになった時、「俺たちも行こう」と言うフィンに「違う、ルークは俺達を逃がそうとしてるんだ」と言い冷静に退却の判断をしていました。
レイアがポーに求めていたのがまさにこれです。
どんなに勇敢なパイロットでも味方の犠牲も厭わず突っ込んでいくのでは駄目で、指揮を取るには全体の戦局を見て時には退く勇気も必要ということだと思います。
冷静に退却を判断するのは今までのポーにはなかったことで、その姿を見てレイアもポーの成長を感じていました。
退却の際にレジスタンスのみんなが将軍であるレイアを見た時、「なぜ私を見るの?彼(ポー)に続いて」と言っていました。
この場面を見て「エピソード9」ではポーが次期将軍になっていそうな気がしました。
そして退く勇気を身につけたポーと対照的にフィンは命を捨てる覚悟でファースト・オーダーのキャノン砲を破壊するために特攻していきました。
ホルドの最期が強烈に思い出されるシーンでした。
ルークとカイロ・レンの戦いでカイロ・レンが勝ち誇って「レジスタンスはここで終わり。そしてジェダイもここで終わりだ」と言った時のルークの言葉が良かったです。
「素晴らしい。お前の言葉は”全て間違っている”。レジスタンスは今日新たに誕生する。そして俺は”最後のジェダイ”ではない」
若きレイをジェダイと認め未来を託す言葉でした。
今作は終始ファースト・オーダーに対しレジスタンスが劣勢で追い詰められていて、「エピソード5 帝国の逆襲」を思わせるものがありました。
そして物語は後半で大きく流れが変わりカイロ・レンとの新たな戦いになっていきます。
とても面白かったのでレイが次作でカイロ・レンとどう向き合うのか、物語がどんな結末になるのか注目しています。